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[SIAM]Global SIAM Survey 2020 Part2

以前、ご紹介したSIAM Survey 2020の続きです。気になった点をいくつかNoteしておきたいと思います。(あくまで得られた情報からの仮説です)

1. サービスインテグレータの構造はハイブリッドが約50%を占める

SIAM構造への移行および運営は中長期的な活動となるため、自社のみで必要なスキルセットを持った要員を保持することは難しく、結果、外部SIと混合チームとなるハイブリッドが多いことが想定されます。

個人的には、各構造が国別・組織の規模別で分類したらどういった結果になるのかが非常に興味があります。(例えば、日本は丸投げ体質なので外部SIの構造が多い、逆にケイパビリティを持っている外部SIがいないので内部SIが多いなど)

また、Surveyには含めれていませんが、各構造ごとにSIが負っている責任や役割分担の範囲が異なっているのでは?と思っており、そのあたりの情報が入手できれば気づきがあるかもしれません。(例えば、外部SIの場合は契約関係にあるので、定型的かつオペレーティブな業務しかやれていない等)

2. SIAMを採用する組織において、組織変革と新しい行動の定着が一番の課題である

これは、実は3年前のSurveyから変わらずトップ課題となっており、SIAMというと、SIAM構造やプロセス、ツールのような話になりがちですが、それよりも人が変わることの方が難易度が高いということです。これはSIAMを推進していく要員のケイパビリティにも原因があると考えます。

グローバル全体のSurveyでもこのような結果になっているので、日本人は一層意識しながら進める必要があります。個人的な感覚ですが、日本人はガバナンスを利かせながら、組織や人の行動変革を推進するのが苦手だと感じており、この辺りは欧米人に優位性があるのかなと思っています。

3.インドからの回答数が大幅に伸びている

Surveyの回答を見ると、インドからの回答が約20%を占めており(日本は3%)、SIAM移行が加速していると想定されます。

おそらく、ハイブリッド構造の外部SIとして関与するケース、外部SIとして関与するケースがメインと考えますが、SIAM設計および移行を支援するコンサルティングとして入るケースもありそうです。グローバル目線で見た場合に、インドの会社が日本の競合になるケースも増えてきてますので、別の意味で要注意ですね。笑

本日は以上です。ありがとうございました。

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