◇コラム【日本と世界35】~ パリで流行っている駅弁 ~
まるで日本にいるようだと感激する
フランスの人たち
パリ市から電車で郊外に向かう最初のイッシー・ヴァル・ド・セーヌ駅の構内にある弁当屋「小江戸へどうぞ」に押しかける人たち。左から3人目、奥の女性がオーナーのミケル夫人。
フランス・パリにある駅弁屋「小江戸へどうぞ」がフランス人だけではなく、近隣国の人々の話題になっています。テイクアウト(持ち帰り)専門の店を出したのは、日仏の架け橋となる活動をしている親日家のミケル夫人です。
高校生の時、交換留学生として日本に1年間滞在し、ホストファミリーの家で食べさせてもらったお母さんの味を再現するため、日本の料理人と相談して開発した弁当です。調理担当者は、すべて日本人女性です。
弁当の種類は、魚弁当、ベジタリアン弁当、肉弁当(12~14ユーロ=約1600円~1800円)と、「幕ノ内弁当」(15ユーロ=約1950円)があります。その他、おからとひじき、切り干し大根などのメニューもあります。
パリ周辺の駅にある3店舗の「KOEDO」を利用した人たちが、ネット上にいろいろな声を寄せています。その中から一部を紹介します。
【フランス人の反応】
◆凄く美味しい。本場の味を口にできるのがいい。1回行って以来、
はまっちゃっている。
◆私は日本食のスペシャリストっていうわけじゃないけど、それでも
毎日通いたいくらい気にいってる。メニューが豊富だし、見た目が綺麗。
要は、このお店の大フアンってこと!かなり本場の味に近い。
しかも店員さんがフレンドリーだから、また行きたくなるんだよね!
◆近所の人たちと昼食をとる時にもよいと思う。
もっといろんな場所に出店してください!
◆コエドを発見したのは2015年だった。
上司が顧客に勧めなさいと教えてくれたんだ。
それからは、パリに行った時は、毎回立ち寄っているよ。
◆小さなお店とはいえ、日本にいるような気分になる。
日本文化と料理に詳しくて、健康のためのちょっとしたアドバイスまで
してくれる。弁当、おにぎり、たい焼きも全部超うまい。
◆スタッフさんが、皆ファンタスティックだった。
いつも笑顔で、質問しても嫌な顔しないで答えてくれたからね。
そして、肝心の味もトップクラス!
◆最近発見して、今じゃすっかりファンになってる。
日替わり弁当に挑戦するのが楽しみなんだよね。
デザートも最高に美味しい。
スタッフさんも本当に親切で、雰囲気がいいから気軽に入れる。
◆全国展開できるように政府は助けてあげてくれ!
◆おにぎりを注文したら温かくて美味しかった。
後、ちらしずしとかも食べたけど、もうね完璧。
東京で食べているのかと錯覚するくらい。
◆前に日本を旅してから、日本食にハマっちゃって、こっちに戻って
からも、いろいろ探してみたけど、やっぱ高いんだよね。
だから、このお店を発見した時はすごくハッピーな気分になった。
週末にロマンチックな夕食をとる時にもいいし。
◆日本の弁当をフランスで食べられるなんて信じられない‼
ベルギーにも出店してくれればいいのに。
◆ここに行けば、本物の日本食が食べられる。
オーナーさんは日本で数年修行した人だし、従業員も日本人なんだ。
他の日本食レストランとは明らかに違うよ。
ちなみにワッフル(鯛焼きのこと)がうま過ぎる。
◆スタッフさんが、気さくで、活気があって、すごく良かった。
本格的な日本の料理が食べられるし、ヘルシー(健康的)だし、
文句つけようがない。
天気のいい日にテイクアウトして、公園で食べるのがお気に入り。
◆駅構内に突然日本が現れたから、最初はびっくりした!
値段はやっぱり高いけど、本場を味わえると思えば我慢できる。
◆家庭の味という感じで、それが私には新鮮でした。
デザートも美味しく、特にいちご大福がお気に入り!
すべてが完璧なの! 千回お勧めしたいくらい!
◆店構えが日本から直接移設したみたいだし、スタッフさんは
いつも笑顔で活気に満ちているのも印象的。
2009年に、家族で日本旅行に行ったんだけど、
その時に食べた味を思い出したよ。
◆日本には何度も行ったことがあるんだけど、活気も雰囲気も、
まさに日出ずる国にあるお店そのもの。
◆またパリに行く時は、なんのためらいもなく、あのお店に向かうよ。