履修登録のすすめ(経済学部編)
こんにちは!
3月もそろそろ終盤戦。いよいよ大学生活が間近に近づいてきたこのタイミングで、履修についての話をしようと思います。
正直早い気もしますが、大学のスケジュールは結構タイトです。履修登録も気がつくと終わっていた、なんてことも起こり得ます(秋学期の自分はそうでした)。なので、3月の内から授業内容を把握して、気持ちの良い一年を過ごしましょう!
注意点!
*この記事は、筆者の大学生活を元にしています。また、大学側の情報が100%正しいです。鵜呑みにしないようお願い致します。
*履修に関わるアドバイスは、現代経済学科が中心となります。生活環境経済学科、特に国際経済学科の情報は詳しく紹介できませんので、予めご了承下さい。
*2024年8月2日現在の記事です。
初めに……
履修登録をするに当たって、必ず覚えておかなければならない用語が存在します。
まずは、「単位」
卒業するために必要で、大抵は1科目の授業に2単位付いてきます。例外として、体育や外国語科目は1単位のことが多いです。124単位全て取り切れば卒業という形がベースですね。
次に、「必修」
必修とは、単位を取れなければ卒業できない授業のことを言います。時間割りの中に必ず組み込まれており、学生はその時間を変更できません。一限にこれが集中しているときついですねw
「選択必修」
単位を取れなければ卒業できない点は、必修と同じです。しかし、必要な単位数さえ取れていれば、授業が残っているかどうかに関わらず、卒業要件の一つをクリアできます。
ちなみに、卒業要件は各科目郡(教養科目、基礎科目など)で設けられている卒業に必要な単位数のことです。法令上、合計して124単位以上になっている必要があります。
「必履修」
必履修は、必修かどうかに関わらず、時間割りに組み込まれている授業のことを言います。基本は選択必修ですが、要件を満たしていた場合、自由選択科目と化します。
最後に、「自由選択科目」
必要単位に当てはまらなかった授業がこの科目です。元から自由選択科目の授業もありますが、基本は余り物です。卒業要件のノルマはもちろんありますが、上手くやっていればそこまで苦にはならないでしょう。
以上が重要な用語になります。忘れると後々面倒なことになるので、今のうちからしっかり覚えておくと便利です。
卒業するためにはどうしたらいいの?
卒業に必要な条件は以下の通りです。
①124単位以上取る
②必修の科目を全て修得する
③各科目郡に課せられた単位数をクリアする
④4年次に8単位以上取る
(゜ロ゜;「④ってなんだ......」
これこそ最大のトラップです。4年生以降は、たとえ①~③の条件を満たしていても、8単位分授業を履修しなければなりません。ガイダンスで配られるガイドブックに太字で書かれるくらい重要なポイントです。忘れないようにしましょう!
ここからは、経済学部の各学科に分けて詳しく見ていきます。
3学科共通
転換・導入科目
この科目は、90%必履修科目になっています。卒業するために必要な単位数は2単位ですが、体育系の科目からも2単位取る必要があります。
専修大学入門ゼミナール
指定されたクラスの人達と一緒に受ける授業で、1年前期に展開されます。プレゼンやレポートなど、専修大学で必要となる知識や技術を学びます。少人数で行われる授業のため、友達を作りやすいです。
この授業の難易度は、先生によって大きく左右されます。酷いところだと、長文のレポートを書かされるので覚悟しましょう。難易度の高い授業は、精神的にかなりきついみたいです(友達の証言)。また、少人数という点から、ちょっとしたお楽しみがあるかもしれません😏
経済基礎演習{現代経済学科(以下現経)限定}
1年後期に受ける2クラス合同の科目です。2週間ごとに先生が変わるオムニバス形式の授業(最初と最後は専属の先生、中間に特別講義あり)で、経済学のいろはを学びます。基本的に、授業の中心はグループ内での話し合いです。積極的に参加する姿勢を見せましょう。
私のときは、遅刻魔やサボりが多かったように感じます。後期って意外と気が緩むんですよね。グループの中にも、パチンコに行ったっきり一回も授業に参加しない人がいました。この授業は、出席と期末レポート(これまでの授業の振り返り)が大事なので、忘れないようにしましょうね✨
経済データ入門演習{生活環境経済学科(以下生環)限定}
1年後期に受ける2クラス合同の授業です。データやグラフの作り方・見方を学ぶ(?)みたいです。
生環に所属する生徒によれば、よほどふざけない限り、単位が取れる授業であるということです。サボらず真面目に学習して、しっかりと単位を貰いましょう。
データ分析入門{国際経済学科(以下国経)限定}
この科目は必履修ではないため、受けるか受けないか個人で選択できます。前後期に展開されるため、自由度の高い授業となっています。内容は、経済データ入門演習とほぼ同じ(?)です。
キャリア入門
この授業は大講義室で行われる授業で、現経は1年後期、生環は1年前期、国経は1年前後期に展開されます。自己分析や就職先の形態について学習できるため、得することが多いです。
大抵の学生はサボりがちですが、後々就職活動で生きてくる内容なので、しっかり聞いておきましょう。難易度は普通で、中間・期末レポート、行動目標シート、社会雇用に関するレポートの全提出、10回以上の出席で単位が認められます。私の場合、授業の最後の方で特別講師の方から話を聞く機会もありました。
情報入門1・2
1が1年前期、2が1年後期に展開される通年の授業です。他の導入科目と違って、こちらは必履修でない科目になります。しかし、1年生の間しか履修できないため、基本は受けている生徒が多い印象です。授業内容は、統計の取り方やExcelの使い方など、コンピューターの扱いに慣れることが中心になります。
こちらも難易度は普通です。先生によってやることは変わってきますが、真面目に受けてさえいれば、自ずと単位は取れるでしょう。私のときは、基本的に出席+課題+期末レポートという形でした。
あなたと自然科学
現経は1年前期、生環は1年後期、国経は1年前後期に展開される授業です。前半(4月~5月)と後半(6月~7月)で、授業内容も先生も変わってしまう特殊な形式となっています。私の場合は、前半で生き物や環境、人体についてのこと、後半で宇宙やエネルギーについてのことを学習しました。
前半は、毎週のレポートが結構辛かったですね。GW中は特に痛い目を見ました。後半は、授業ごとのリアクションペーパーと学期末のテストで評価を付けられます。先生によって授業のスタイルは違いますが、なるほどなと思うことや、これ高校の時にやったやつじゃんと感じることなど満載です!関心の扉を開いて授業に望んでみましょう。
スポーツリテラシー
文字通りのスポーツ科目で、1年前期に展開されます。一応必履修の科目ですが、行える種目は1つだけです。そのため、自分がやりたい種目を賭けて抽選が行われます。定員に達していなければ、確定でその種目に決まりますが、オーバーしていた場合は抽選に落ちる可能性もあります。その場合は、早い者勝ちで種目を決めなければなりません。スポーツ以上に熱い戦いが待っています🔥
出席がとにかく大事なので、そこさえ守っていれば、貧弱大学生でも単位が取れます。また、屋外種目の場合は、授業の有無を天候に左右されます。特に梅雨の時期は、読めない天気が続きがちです。あとは、健康に関するレポートを随時提出する必要があります。
ちなみに、遅刻すると体育館入口でキレられます。体育の授業は規律第一なので気を付けましょう😱
スポーツウェルネス
1年後期に展開される授業で、スポーツリテラシーの延長線上にあります。前期に行った種目が選択できないこと以外は、リテラシーと変わりありません。体育の科目は、どんなに導入科目が取れていても、必ず2単位取る必要があります。リテラシーとウェルネスは共に1単位扱いですので、必ず全て取りきりましょう。
ちなみに、ウェルネスに関しては、集中授業を履修することで、後期の時間15回分を丸々節約できます。お金こそかかりますが、他学部の学生と交流できたり、大学生活に残る思い出を作れたりなど良いこと尽くしです。余裕があったら履修してみましょう。
教養科目
この科目群では、授業を8単位分取ることが要求されます。人文科学、社会科学、自然科学、融合領域の4グループに分かれていて、この内人文と社会は3年次以降の履修ができません。また、2年次以降は、スポーツ系の科目も解放されるので、興味があれば取ってみるのもおすすめです。
教養科目は地雷授業と楽単授業が上手いこと混在しています。先輩から授業の情報をたくさんもらって、無事に単位を取得できるように努力しましょう!
外国語科目
この科目群は、英語+第二外国語が必修科目として設けられています。現経と生環の生徒はそれぞれ4または6単位、国経の場合、4または8単位修得しなければなりません。分かりやすく説明すると、
パターン①
英語4単位+第二外国語6単位(8単位)
パターン②
英語6単位(8単位)+第二外国語4単位
の2通り、時間割りを組むことができます。一年生は、どちらも4単位履修させられるので、全て修得できた場合、2年次にどちらの科目を2単位分取るか、考えなければなりません。
また、それ以外に選択しなかった外国語(2年次以降)や英語(英会話など)、文化の授業を履修することができます。どの授業も自由選択科目に含まれるので、必要単位数を埋めるために、学習してみても良いかもしれません。
ちなみに、卒業条件を満たせない内は、自由選択修得要件単位に一時的に入れられます。以上に上げた条件を満たすことで、外国語科目の単位として認められます。
英語
通年+少人数の授業です。読み聴き、話し書きでそれぞれ2時間用意されています。そして、現経と生環の学生が一緒になって授業を受ける珍しい科目でもあります。
クラス分けは、初めのガイダンスで行われるプレイスメントテストによって決まります。basic,
Intermediate,hard の三種類に分けられていて、一番低いクラスの場合、中学生レベルの授業です。また、これらの授業で楽単した場合、General English と呼ばれる授業を受けることになります。巷によれば、これが楽単らしいです。地雷先生に当たって辛い場合は、それを狙っても良いでしょう(リスキーなので、基本非推奨)。
第二外国語
入学手続き時に決めた言語を学ぶことになります。英語と同じく2時間+通年の授業です。言語や先生によって難易度が違うので、覚悟して望みましょう。
現代経済学科
経済学部の花形学科です。後述する生環と雰囲気こそ似ていますが、カリキュラムは比較的硬派です。
導入科目
必修×4+必履修科目×2で構成されています。必修は、2年次までに全て取りきらなければ3年生になれません。必履修科目も最低1科目、単位を修得する必要があります。
経済学入門
1年前期に履修する必修科目です。ミクロ経済学入門の前身となる科目で、難易度は簡単です。
入りたての1年生に教えるだけあって、非常に簡単な科目になっているので、絶対に落とさないよう気を付けましょう!
現代経済基礎
1年前期に履修する必修科目です。マクロ経済学入門の前身となる科目で、こちらも難易度は簡単です。
8月前半に期末考査があるので、それに向けて復習をしっかりとこなしましょう。
マクロ経済学入門
1年生後期に履修する必修科目です。金融や失業など、広い視点で経済を見ていきます。
授業の最後に持ち込みなしのテストがあります。また、私の場合は1限ということもあって、講義に参加する生徒が極端に少なかったです。12月頃から寒くなるので、時間管理が大変ですね😞💦
ミクロ経済学入門
一年後期に履修する科目です。需要と供給の関係や生産量の決定など、小さい視点から経済を見ていきます。
おそらく、一年生の中で一番の山場になります。授業の内容は難しいですが、予習・復習をこなしていくと、だんだん自信がついていきます。真面目に取り組めば絶対単位を取れるので、1月の期末テストは万全の状態で挑みましょう。
経済数学基礎
一年前期に履修する科目です。高校数学の内容を復習する授業となっています。
ちなみに先生ゲーです。運が良ければ最高の先生に、運が悪ければ悪魔みたいな先生に当たるので注意しましょう。最悪な状態に陥ったときは、友達と協力して入念な準備を!
統計学基礎
1年後期に履修する科目です。データの扱い方について学びます。
こちらも先生ゲーです。運が悪ければ悪魔みたいなテストを受けることになります。全回出席+友達との協力が必然です。私も絶望的な思いをしたので、新入生にはこんな経験をしてほしくないです😢!!
しかし、しっかり勉強していれば大丈夫なので、極端に怯える心配はないでしょう。
基礎科目
ミクロ経済学(4単位通年)、マクロ経済学(4単位通年)、統計学(4単位通年)で構成される科目群です。8単位取れれば十分ですが、基本は全て取ることが推奨されています。
基幹科目
ミクロ・マクロ・統計を基礎とした発展的な内容の教科が集まる科目群です。この基礎ができてるかできてないかで、攻略できるレベルも変わってきます。2年次から履修が可能で、理論系を2単位、実証・現状分析系を8単位取り、最終的に両方合わせて16単位修得する必要があります。
今までの理論的な内容以外にも、実用的な授業が多く含まれているので、ようやく俺のやりたかった経済が学べると言った状態になると思います。
発展科目
早い話が、基幹科目の上位互換です。雰囲気は基幹科目と変わらないのですが、その難易度は上がります。3年生から履修可能で、理論系を2単位、実証・現状分析系を8単位取り、両方合わせて22単位取る必要があります。単位を取る上での山場となるので気を引き締めましょう!
ちなみに、3年生からはプログラムと呼ばれる概念が登場します。追々説明しますが、それによって選択する科目は絞られるでしょう。
応用科目
ゼミや特別な授業が集まる科目群となっています後述する関連科目と合わせて20単位修得する必要があります。
ゼミナール
2年生から加入することができる少人数の授業です。加入している生徒は、教授の下で論文を執筆したり、プレゼンを発表したりします。ゼミナールで行う内容は、教授によってまちまちです。
1年の9月から募集が始まり、説明会→見学会→一次募集締切という順番で流れていきます。間隔としては3週間程度しかありません。いかに早く、自分に合ったゼミを選べるかが重要となります。
また、この科目は2年~4年まで続く授業で、最終的には18単位も稼ぐことができます。ゼミナールを取るか取らないかは任意ですが、こういった特典もついてくることを覚えていてください。
経済学部のゼミナールは、学科に関係なく選ぶことができます。生環・国経の所も面白いので、気になる方はぜひ!
関連科目
生環・国経の科目や法律系の科目など、その他に分類される科目群です。応用科目と合わせて合計20単位取る必要があります。
そして、非常に重要なことですが、応用・関連科目は、余った現経の専門科目で単位数を充足することができます。例えば、導入科目にある経済基礎数学と統計学入門を両方修得できた場合、片方が応用・関連科目の単位としてカウントされます。ちなみに、20単位修得できた場合は、それ以降の科目が自由選択修得要件単位に含まれます。
少しマイナーな部分であるため、履修登録の際には話題に上がりにくい部分だと思います。
自由選択修得要件単位
「初めに...…」で紹介した自由選択科目の正式名称です。28単位を取る必要があります。
プログラム
3年進級時に選択させられるある種の証明書みたいなものです。経済政策・企業産業・金融・経済理論の中から選ぶことになります。
当然、そのまま証明書を貰えるはずもなく、必ず修了条件を満たさなければなりません。現代経済学科の場合は、発展科目群に存在するプログラム科目を16単位以上修得する必要があります。また、プログラム推奨科目と呼ばれるものがあり、こちらはプログラムを修了する際に取っておくことを勧められている科目になります(必ずとる必要はない)。
履修登録の際に迷わなくて済むので、2年生の内からどのプログラムに入るか考えてみても良いでしょう。
追記(8月2日現在)
現経の授業は、「2年生からが本番」みたいな側面があります。1年生は比較的楽(授業次第)に単位が取れるのですが、その状況に胡坐をかいて油断していると、とんでもない目に合うでしょう(体験談)。少なくとも、「一夜漬けで片づけられる状況にはならない」ということだけは知っておいてもらいたいです!!
生活環境経済学科
基本的な部分は現経と似ています。全体的に緩い感じが出ているのが特徴です。
導入科目
経済へのアプローチ・生活環境と経済が必修となっていて、日本経済のあゆみ・世界経済のあゆみ・経済学のあゆみ・人間と経済の中からは6単位修得する必要があります。しかし、学校側は全ての科目の履修を推奨しているので、そうした方が良いでしょう。
経済へのアプローチ
1年前期に履修する必修科目です。経済とはどんなものかについて学習する科目だそうです。
生活環境と経済
1年後期に履修する必修科目です。生活環境と経済がどう関わっているかについて学習する科目だそうです。
基礎科目
12単位の修得が必要な科目群です。経済理論や福祉、税制などこれから学ぶことの基礎となる科目が集まっています。1つだけ注意点を挙げると、基幹科目に含まれるミクロ経済学・マクロ経済学は、ここにあるミクロ経済学基礎・マクロ経済学基礎を履修しなければ、時間割に加えることができません。
ちなみに、どっちかは忘れたのですが、ミクロ・マクロの科目には地雷の授業(遅刻は教室入れない、授業態度が厳しい)が含まれているらしいので、漏れなく注意しましょう。
基幹科目
2年生から履修が可能で、後述する発展科目・応用科目・関連科目合わせて54単位修得する必要があります。現経とは違い、それぞれの科目で何単位必要などのノルマが存在しません。そのため、他よりも自由な履修登録ができます。
そして、導入・基礎科目で余った教科は54単位の中カウントされます。(54単位を満たした場合は、自由選択修得要件単位に含まれる)
発展科目
こちらも2年生から履修が可能です。現経とは違い、難しい科目群というわけでもないので、全体のバランスを見て履修を組むと良さそうですね。
応用科目
ゼミナールや特別な授業が入った科目群になります。
ゼミナール
2年生から加入できる少人数の授業です。1年生の9月終盤頃から応募が始まり、説明会→見学会→一次募集締切という順番で進んでいきます。間隔としては3週間程度しかありません。いかに早く、自分に合ったゼミを選べるかが重要となります。 また、この科目は2年~4年まで続く授業で、最終的には18単位も稼ぐことができます。ゼミナールを取るか取らないかは完全に任意です。 経済学部のゼミナールは、学科に関係なく選ぶことができます。生環の場合、経済史や社会に関するゼミが多いと思います。
関連科目
他学科の授業や教職課程の科目などその他に分類される科目群です。
自由選択修得要件単位
「初めに...…」で紹介した自由選択科目の正式名称です。28単位を取る必要があります。
プログラム
特定の分野を学んだ証明書になるのがプログラムです。地域・環境、福祉・労働、社会経済史、経済システム・理論の4つのコースに分かれていて、2年次に全ての学生が選択しなければなりません。
プログラムを取得するためには、修了条件を満たす必要があります。その条件をまとめると、以下のようになります。
①基幹科目にある●の科目から16単位を修得
②基幹・発展科目に含まれるその他の科目から計16単位を修得
また、◎の付いている科目は、履修を強く推奨される科目なので、ぜひ取るようにしましょう。
(詳しくは4月に貰う履修ガイドブックを参照)
国際経済学科
他の学科よりも卒業条件が少々複雑です。現経と生環の欄を見た人なら、これまでの共通点がなんとなく分かったと思うんですけど、国経はそれを当たり前のようにぶち壊します。
基礎科目
必修科目(12単位)と必履修科目(6単位必要)に分けられています。必履修科目は全部で12単位分(内4単位分が英語)しかないので、全て取りきりましょう!
国際経済入門1·2&現代経済入門1·2
両方とも、1年の前後期に受ける必修科目です。経済学の基礎的な考え方、現実の様々な国際経済現象について分かりやすく解説してくれます。
国際経済論1·2
2年前後期に受ける必修科目です。国際経済学科の幹となる部分であるため、ここを疎かにすると後々痛い目を見ます。
経済原論基礎
2年前期に受ける必履修科目です。マルクス経済学について学びます。
ミクロ経済学基礎
2年前期に受ける必履修科目です。こちらは、"Microeconomics" と呼ばれる授業と交換できます。ただし、英語を使った授業となるので注意しましょう。
マクロ経済学基礎
2年後期に受ける必履修科目です。こちらも、"Macroeconomics"と呼ばれる授業に変えることができます。
経済原論
3年次に受ける科目です。経済原論基礎の上位互換のように思えます。基礎科目が2単位だけ足りていない人の駆け込み寺ですね。
基本科目
8単位の修得が必要な科目群で、数学・統計・理論・歴史・現状といった経済の基礎知識を全般的に学んでいきます。1年の必履修科目1つ、2・3年次配当の授業2つ、3・4年次配当の科目群で構成されています。
国際経済とデータ分析
1年後期に履修する科目で、習熟度別にクラスが分けられます。つまり、国経の場合、4月初めのガイダンスで、英語の他に数学のプレイスメントテストを受けさせられます。この授業が入るコマに他の授業を履修しないよう注意しましょう!
地域研究
世界の諸地域について学べる科目群です。8単位修得する必要があり、「国際経済と地域」は2年次限定、「地域研究特殊講義」は6単位まで修得できます。私としては非常に面白い科目群だと思うのですが、果たしてどうなのでしょうか?
比較研究
日本と海外の経済関係を比較する授業が揃った科目群です。4単位の修得が必要で、「海外特別研修1·2·3」はセット履修で1年に一度だけ、「比較地域特殊講義」は6単位まで修得できます。
「海外特別研修1·2·3」は、文字通り夏休みに海外に行くことができる科目で、貴重な体験ができるかもしれません。
問題群研究
国際経済の問題やその前提となる社会について学ぶ科目群となっています。4単位の修得が必要で、「NGO論1·2·3」はセット履修、問題群研究特殊講義は6単位までの履修が可能です。
「NGO論1·2·3」は、海外特別研修みたいに夏休みを利用して、海外でスタディ・ツアーを行います。
地域言語
外国語科目の延長線上にある科目です。この科目群がおそらく一番分かりにくい場所だと思うので、分野ごとに分けて説明します。
国際コミュニケーション1、経済時事英語
1年次に履修する必修科目です。初回ガイダンスで実施される英語のプレイスメントテストの結果によってクラス分けされます。なお、AO入試で入学した人は、問答無用で上級クラスになります。
国際コミュニケーション2・3、国際事情1・2
2年次に履修する選択必修の科目です。4単位の修得が条件なので、どちらかが取れていれば大丈夫です。しかし、国際事情1・2には、第二外国語を使う授業が存在します。それを履修したい学生は、1年次に取れる第二外国語の単位を全て修得する必要があるので注意しましょう。
ここでも、AO入試を使った人間は上級クラスになります。きついと思いますが、お互いに励まし合いながら生き残ってください。
Global Economy、国際事情3
3年次に履修する必履修科目です。基本はGlobal Economyを履修させられますが、以下に挙げる条件を満たした学生のみ、国際事情3に変更することができます。
①経済時事英語でA以上の成績を取った学生
②国際事情1・2(第二外国語)を修得済みの生徒
③AO入試合格者
④経済時事英語の上級クラスを受講した学生
①、③、④は英語、②は国際事情1・2で学習した言語を使うことになります。また、「国際事情3に変更することができます。」とは言いましたが、③、④の学生は、強制的に履修させられます。
Global Economyに戻したい、①、②の条件を満たしたから国際事情3を履修したいと考える学生は、教務課窓口へ行きましょう。
また、ここの科目は、演習・他学科開講科目・関連科目と合わせて26単位修得する必要があります。
この26単位は選択と呼ばれる区分で、基礎・基本・地域研究・比較研究・問題群研究・地域言語の中で生じた余り科目をカウントに含めることができます。(26単位を越えた場合は自由選択修得要件単位数に含まれる)
演習
ゼミナールの入った科目群です。1年生の9月終盤頃から応募が始まり、説明会→見学会→一次募集締切という順番で進んでいきます。間隔としては3週間程度しかありません。いかに早く、自分に合ったゼミを選べるかが重要となります。また、この科目は2年~4年まで続く授業で、最終的には18単位も稼ぐことができます。ゼミナールに入るか入らないかは完全に任意ですが、極力入ることを勧めます。
経済学部のゼミナールは、学科に関係なく選ぶことができます。国経の場合は、国際的な問題を取り扱ったゼミが多いです。
また、国経限定にはなりますが、4年次のゼミナールを受けられないという場合には、卒業研究に変更することができます。
他学科開講科目
現経や生環で開講されている一部の科目を履修することができます。ゼミナールの科目を全て取り、地域経済も最後まで真面目に取り組んだ学生なら、最低4単位の修得で済みます(自由選択科目のこともあるから、そうはならないかも...…)。興味のある科目を探すも良し、楽単を探すも良しです。
関連科目
法律や会計学など、その他に分類される科目群です。
自由選択修得要件単位
「初めに...…」で紹介した自由選択科目の正式名称です。26単位を取る必要があります。
まとめ
お疲れ様でした🙇
読み進めるのが大変だったとは思いますが、少しでも履修の手助けになってくれれば、これほど嬉しいことはありません。経済学部学修ガイドブックや時間割をメインに使いつつ、この記事を参考にしてくれたらと思います。
それにしても、ここまで書くのも結構疲れますねw。現経や生環はともかく、国経の異質さには本当に驚かされました。他の学部については暇なら書きます。絶対に書けと言われたら、発狂する自信しかないです。
次回は、学校生活について書こうと思います。これで、新入生向けの記事は最後です。
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参考
「2023 経済学部 学修ガイドブック」、2023年4月1日、専修大学経済学部
「2023年度 経済学部時間割」、2023年4月1日、専修大学経済学部