ChatGPTを駆使した英語学習プレゼン選手権!
現在、勤務校では引き続き探究コースの「英語表現」という教科を担当しています。
これまでも綴ってきた
#生徒が創る授業
では、週4時間の授業時間のうち、生徒たちが自ら2時間分の授業を企画し、
残りの2時間は僕がデザインし進行しています。
今回は、ChatGPTを活用した英語学習プレゼン選手権を開催。
生徒たちはChatGPTをどのように自分たちの英語学習に活かせるかを調べて対話。
その後、発表をしました。
誰にも求められていませんが、授業の内容を紹介😄笑
その前に
【生徒像】を簡単に。
もともと中学校でも点数がとれず、
英語に対する苦手意識がマックスだった生徒たち。
「英語が苦手。でも好き」
と思える気持ちを大切に、これまで
#生徒が創る授業
を実践してきました。
ということで、
現状70%ほどの英語使用でoptimal use of own languageを模索しながら授業しております。
今回は3つのフェーズにして紹介します。
フェーズ1:
①ChatGPTをいかに有効活用できるかを探究し、グループで対話
②自分たちのアイデアをプレゼンテーションで披露
③ルーブリックに基づいて相互評価を行う
※このときのルーブリックはさくっとChatGPTに作ってもらいました
フェーズ2:
①相互評価のスコアをフィードバックとして活用
②プレゼン時の自分はどんな自分だったかのリフレクション
③ChatGPTを利用する上での注意点を作文(日本語)
④今後、ChatGPTをどのように活用したいかを作文(日本語)
フェーズ3:
※ここからがメイン:スピーキング(やり取り)→ライティングの流れへ
①インタラクション(英語) テーマ "What are the warnings when you use ChatGPT?"
②一組の生徒が全員の前で実演しながら僕からコミュニケーションストラテジーのフィードバックを得る
③ペアを変えて再びチャレンジ
④ライティング(英語) テーマ "What are the warnings when you use ChatGPT?"
⑤プレゼン選手権の一案であった「ChatGPTに文章添削を依頼し、今後の学習に活かすアドバイスを得る」を実践
⑥ChatGPTから得られた気づきをClassiで提出
という3つのフェーズでした。
生徒たちもスピーキング(やり取り)もとっても楽しんでいて、
自分の身体の内側から英語を話そうと取り組んでいました。
一年生の最初の頃を思い出しても考えられないような姿で、
「ああ〜成長してるな〜すごいなぁ〜」と実感。
さて、ChatGPT使用における様々な議論が巻き起こっています。
「宿題をサボる」
「思考力が低下する」
などのお声も耳にします。
前提として、
生徒たちが自ら学び進んでいく存在であることを認め、
それができると信じられるかどうか、というのはとっても重要な視点であると思います。
そして何より、生徒たちは常に新しいテクノロジーと出会います。
だからこそ、
デメリットや注意点を自分たち自身で考えること、
自分たちの「学び」の最大化のためにどのように活用できるかを考えること、
この2点こそ必要な機会なのではと思います。
この2点を押さえれば、ChatGPTを「思考停止の手段」として使いまくることなんてしないと僕は思うのです。
みなさんはどうお考えでしょうか?