自分の時間(いのち)を何に使うか

今日は授業の話を。

▼ 授業の重さ


学校現場において、授業がなぜ大切かというと、一言。

「生徒が最も時間を費やしているから」だと僕は思います。

授業が一日7時間であれば、生徒は50分✖︎7時間=350分という時間を、
授業に費やしていることになります。

そして、忘れちゃいけないのは、
クラスには40人近くいるということ。

つまり例えば1つの授業でも、50分✖︎40人=2000分の時間があるということ。

時間というのは「いのちそのもの」なので、
1つの授業で、僕ら教員は2000分のいのちを預かっているのです。

めちゃくちゃ重い。

なので、授業での「生徒たちの学び」について目を向けることから、
僕ら教員は目を背けてはいけないんじゃないかなぁと考えています。

1つの授業でさえ、これほどの重みを、僕たち授業者はになっているはず。
#それなのに授業を第一優先にしないシステムが謎なのですがこれはまたどこかで

だから僕は授業と向き合い続けたいと、心の底から思っています。


▼授業って何?


でも、ここにきて自分の中で「授業ってなんだろう?」という疑問が湧き上がっているのです。

「生徒を育てよう!」と思って自分の知識と経験を全て駆使できた2019年は、
実際生徒の力も飛躍的に伸び、とある生徒曰く、4年間受けてきた授業よりもこの1年間の方が学んだことが多かったと言ってくれました。
#誤解のないようにお伝えしますがもちろん入試対策ではなく技能統合型ゴリゴリのアクティヴラーニング型授業でした!

実際、たくさんの感謝の言葉をもらって、これまでの実践の意義が一種の核心に変わった歳でもありました。

でも、
2020年1月に自分が実際に起業して、
コロナがやってきて、
家族にもいろんな出来事が起きて、
世の中の不条理と愛をたくさん知ったことで、
「教師が生徒を育てること」よりももっと大切なことがあるなぁ
と理解したのです。

それが
「生徒が自分自身を仲間と共に育むこと」です。

ここに焦点をあてた授業がしたいなぁ
と思ったのです。

そうなった時

教師の仕事は
「生徒を育てること」ではなくなります。

「生徒が自らを育むための場づくりをすること」になります。

「教師」の役割は
「生徒を育てる人」ではなくなります。

「生徒が自らを育むためのサポーター」になります。

サポーターとして
「学びを奪ってしまう」ことに細心の注意を払い、
「学びを促進する」ことに少しでも貢献できればと、思いながら日々過ごしています。

となったときに。

どんな授業がいいんだろう?



この問いに対する自分なりの答えが

「#生徒が創る授業」

だったんです。

だから僕は今
#生徒が創る授業
という実践をおこなっています。

本質的に必要なことを考え続けて、気づいたことにアクションができる。
今、その環境で働けることに感謝したい。

今の環境でできないことがあれば、
新たな環境を作ればいい。

たくさんの人の力を借りながら。


本質的なことを突き詰めていくことで、
この小さな世界に本当に大切な世界をつくることができるんだと思います。


僕らは願わずとも、毎日、毎日、世界を創っている。
自分の時間(いのち)を使って。


だから、
どんな世界を創りたいのか、
その「理想」を、そして「妄想」を生徒と共に語り合えるような、
そんな時間を授業で創っていきたいなぁと思います。


最後まで読んでいただいた方、
ありがとうございました😊

みなさんはどんな授業をつくりたいですか?



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