見出し画像

壮大な詐欺

この人超上手くまとめてる。

小学〜高校までは誰かが悪いことをやっても先生が「犯人探しは良くない」と言って、連帯責任で全員が罰を受けることが多く、私もずっと違和感を持っていた。

きっと犯人だけのせいにせず、他の子達にも一緒に防止策を考えさせて仲間意識を養うため、とかだったんだろうが、自分がやってないことで責任取らされたらその子を恨むようになり、むしろ協力関係が破壊されるだろうと思っていた。

あれがまさに個人の区別を付けず歪んだ平等を押し付ける共産思考そのものだったんだと思う。ただ、私はこの著者のようにそれが共産主義と頭の中ですぐには繋がらなかった。

高校まではずっとそんな感じで集団主義を押し付けられ、歴史の授業では先の大戦で悪かったのはナチス率いる枢軸国のみ、共産軍の悪事については一切触れられない。右翼は修正主義で責められるが、左翼も修正主義だと責めていいと思うけどな。
大学では文系教授に欧米礼賛かつ自由、人権、差別反対等美辞麗句に満ちた左派イデオロギーを吹き込まれる。そりゃ普通にしてたら左翼になるでしょ、て感じだった。

左翼と右翼という言葉自体を大学に入って初めて知ったし、特に大学の左翼教授達は「先進的で」「リベラルな」欧米社会の話ばかりするから、リベラル=左翼=欧米のイメージが付き、左翼が元々反西洋から生まれていてかつ北朝鮮に繋がるものだったとは思いも寄らなかったのだ。
もはや壮大な詐欺だ。

それに今後共産国家の惨劇を実際に知る世代も少なくなっていくだろうから、下の世代はますます左傾化していくに違いないだろう。恐ろしい。

大学を出てから実際にその「先進的で」「リベラルな」はずの欧米社会出身のフェミニスト達に出会った。客観的に見ても世界で一番恵まれた国々に生まれた彼女達が、自国のことが大嫌いだと言い、もっと恵まれない国の出身者へ配慮のカケラも無い様を見て、やっと目が覚めた。

彼らは母国を破壊したいだけなのだ。

無い物ねだりでワガママ放題だから、自分の国がいくら客観的に見て環境が良い方でも、「ワタシ」を評価してくれない時点でゴミな訳だ。とんだ自己中心性、確かに共産国家の独裁者とまるで変わらない。

ただ、さすがに左派陣営が全部嘘なら欧米かーの人権環境が良くなってはないだろうから、この著者の言うようにほんの一握りのリベラルにはまともな者もいると思いたい。

おそらくそれは、ユダヤの高官とも対等に仲良くしていたというイエスのように、「保守も多様性の一部」と見做すことができる者のことではないだろうか。

自分と異なるルーツや信条を持つ人をも排除せず仲良くせよ、と言う左翼自身が自分と異なる(そして気に食わない)保守を排除しているのをよく見かける。
日本よりもずっと左翼が強い欧米諸国はそのダブスタが最早常態化してるようだし。

偽物を見分ける鍵は、他者に求める厳しい戒律を、その人自身は守れているかどうかだと思う。当たり前だけど言ってることとやってることが違う人は当てにならない。

正論や綺麗事ばかり言う人のことは、まず疑って掛かった方がいい。カルト宗教に引っかからないためにも大事な心得だと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?