『崩壊する日本の公教育』

楽しみにしていた本を読了した。
短期間ではあったがかつて学生時代を共に過ごしたこともある鈴木大裕氏の新著。

私は教育については門外漢だが、日本の教育の実態を知って暗たんたる気持ちになってしまった一方、望みがあることも感じられる内容だった。

本書の中で度々引用されている大田尭氏の「ちがう・かかわる・かわる」という言葉は、私自身の活動とも多いに通じる言葉で、背中を押されるような気持ちだった。

「もし社会が構築されているなら、それをつくり直すことも可能だからだ。」と鈴木氏は言っている。「構築する」ことの力を伝えている私としては、まさにそう信じている。Buildされたのなら、Rebuildが可能なはずだ。

結局、本はラインマーカーと折り目だらけで、振り返って読み直したいところばかりだ。「信頼」、「自由」、「遊び」などは私の仕事における重要なキーワードでもある。

おかしくなってしまった社会をRebuildする行動を始める勇気と希望を与えてくれる一冊だと思う。

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