明後日の方向クラファン応援してください!【8/25金23時まで】
素直が一番!
ということで本音ベースでスタートしました、旅する演出家、黒澤世莉です。
【8/24更新】達成しました!お一人お一人の応援のおかげです!やだ、うれしい!
というわけで、ネクストゴール設定!しました。 あと24時間でクローズなのに! お祭りだと思ってお付き合いください。 noteに書いた通り、旅費交通費に220万円かかるところを、引き続き応援していただければ幸いです!
明後日の方向2024年1月公演、クラウドファンディング挑戦中
わたくし黒澤世莉が、2024年1月、座・高円寺1にて上演される、プロデュース及び演出をする公演「明後日の方向 行き先を探すための公演#3『赤目』『長い墓標の列』二本立て」(長い)。
こちらが絶賛クラウドファンディングに挑戦中です。リターンとコラムが面白いので、読んでみてね。冷やかし大歓迎。
もちろん「余裕のあるよ🙋」という方は応援いただければハッピーです。オールオアナッシング!50万円に届かなかったらゼロになります!ひりひりするね!
「今は余裕ないよ🙅♀」というかたは、お知り合いやSNSで拡散していただけるだけでもハッピーです。
は?自力で予算組めや
分かる。分かりますおっしゃりたいことは。
とはいえせっかくなので、私の意見を書かせていただきます。
小劇場の演劇公演は黒字予算が立てにくい
ちょっと掛け算しますよ。
座・高円寺1の客席は240席。セッティングによるので、2割引いて200席としよう。上演は全12ステージを予定。
チケットは4,500円予定。割引チケットもあるから単価4,000円としよう。
全部掛けると総収入が出ます。200席X12ステージX4,000円=960万円
まあ、これだけ売上が上がれば、なんとかなるとは思います。でもこれ2,400人動員できる前提なんですよね。正直、わたしいままでのプロデュースで達成したことのない数字。50%でも厳しい。
仮に50%だとしたら、480万円。
480万円で、座・高円寺1規模の公演の収支を黒字にするのはそうとう難しい。俳優16人とスタッフ15人だけでも31人。仮に人件費が10万円だとして、10万円づつお支払いしても310万円かかって、残り170万円。
ちなみに、このスタッフの中に、プロデューサー/演出のわたくし黒澤世莉は入ってません。手弁当!
「チケットノルマ100枚かけて、俳優16人から40万円回収すれば640万円になるね!」とか「この俳優とこの俳優をキャスティングすれば券売1000枚は行けるね!」みたいな発想がゼロなプロデューサーなわけだよわたしは。そういうことを考えないというのは、プロデューサーとしてはいかがなものかと思うけど、アーティストなんだから仕方がないじゃない!つくりたいものをつくるチームづくりが大事なのよ!と開き直っている。
言いたいことは「お金がない」っていうことよりは、小劇場の演劇公演の予算を立てるのは難しいし、苦労してない団体はないってことを伝えたい。
キャスト・スタッフにできるだけ多く支払いたいという思いはあれど、それで大赤字になったら自分自身が演劇を持続できなくなってしまう。このジレンマにたくさんの主宰は葛藤しているんじゃないかな、と思うし、それをわたしが発信することにも意味があるんじゃないかと思って書きました。(世莉さん余裕そうに見えるかも知れないけど、そう見せるのがうまいだけです)(中には主宰だけが儲かる予算を組んでる公演もありますが、そういうところとは距離を取ることをオススメします)
今回は使途限定で支援を集めているよ
その中でも、地域キャストの旅費交通費と、お子さんがいる関係者の託児費用が中心になるので、ここではそこに焦点をあてるよ。
旅費交通費だけで223万円!50万円だとぜんぜん足りてない!!!!
託児費用についてはどうでしょう。
細かい説明は省きますが、認可外になると思うので、1日あたり6000−15000円てことなんで、中とって10500円としましょうか。仮にお子さんいるキャスト・スタッフ7人が公演期間12日預けるとしたら、
7人X12日X10500円=882,000円!やっぱり50万円では足りてない!
なんで旅費交通費と、託児費だけに焦点絞って書いたのかというと、この2つが「明後日の方向のありかた」に深く関わっているからなんだよね。わたしは、地域に在住している演劇人と演劇がやりたいし、東京に資源が集中してるのっておかしいと思う。し、お子さんがいるキャスト・スタッフでも、子育てしながら一緒に演劇がやりたいし、子供がいるから演劇やめちゃうみたいなのは、見たくない。
ご興味があったら「明後日の方向のありかた」読んでみてね。
なので、地域にいる方や、子育て中の方とも演劇ができるように、応援してもらえたらうれしいです!
演劇のファンドレイジングの未来
わたしは25年くらい小劇場で演劇をつくっているから、つながりや応援してくれる人がいます。でも、ここ3年くらいではじめた若い皆さんは、ゼロスタートでしょ?演劇公演無理ゲーじゃない?
5年くらい前から、出資者と受益者分けたらいいんじゃないかな?と思っているんですよね。なぜならば、お金はあるところにはあるから。
play roomというレッスンでも試しているし、いろんな演劇公演でも試していけばいいと思う。そのために、どういう発信をしたり、どういうやり方をしたらいいのか、わたし自身も知見をためて、若い方々にシェアできたらいいな、と思っているのよ。
で?どんなリターンがあるん
面白いかな?と思ってたくさんつくったら、有識者に「多すぎてわかりにくい👹」と指導されたよね!なのでここでは3つを厳選しておとどけします。
1.パンフレットコース5,000円
「明後日の方向」は、持続可能な演劇の続け方を探す集まりのつもりです。今回の公演のパンフレットは、この3年間の活動を通じて、持続可能な演劇について、メンバーが考えたこと、失敗、やってよかったこと、なんかを、これから演劇を続けていくかたがたにシェアできるようなノウハウ集にできたらいいな、と思ってます。おすすめ。
2.生演奏・あなただけの曲をお届けコース30,000円
後藤浩明さん、藤田奏さんによる、あなただけの音楽を、公演当日の会場でプレゼントします。え、これ30,000円だったら安くないですか?プロポーズとかしちゃえばいいんじゃないですか?演出しますよ!(ただし断れた場合の責任は負いかねます🙇♀)
3.黒澤世莉へのご依頼北コース500,000円
「💃お金はあるし応援してもいいけど、リターンとかいらんねん」もしそんな方がいらっしゃったら、こちらのコースがオススメです。クリックしてほっといてください。あと、ふつうに演出させたい1ヶ月拘束したい、みたいなご要望も承ります。
さいごに、まじめな話
演劇は大変だけど楽しい、楽しいけど大変。でも、わたしがつくる演劇はめちゃくちゃ面白いと思います。(自分調べ)
「そりゃ自分で自分が面白いのは当たり前だろうが」
て思われるあなた!するどい!当たり前です!でもここまでどんな演劇が観られるのか言ってなかったからさ、それ言っとかないと応援しにくいかなと思ってね。
『赤目』も『長い墓標の列』も、斎藤憐、福田善之さんの戯曲の面白さは折り紙付きです(図書館で借りられるので読んでみてくださいオススメ)。揃った出演者も再演組・初演組どちらも魅力的です。スタッフチームも頼もしいことこの上ないです。
戯曲と俳優をシンプルに立ち上げ、熱量の高いやりとりを体験できるのが、私の演出の真骨頂です。今回は「幻想と生活」という切り口と「戦」というキーワードで2本の作品を探検して、二項対立というドラマツルギーを越えた「なにか」を現前させられればなあと思ってます。簡単に言うとめっちゃ面白いです!
あなたのご支援がいただければ、関係者全員、もっと安心して稽古に打ち込めます。そうしたら、もっと遠くまで行けるかも知れません。お金は大事です。お金で不安や不満が解消されることがあるし、お金で安全や安心が確保できることもあります。
ぜひ、面白い演劇をつくるサポートをいただければ幸いです。そして、2024年1月に、座・高円寺で会いましょう。遠距離の方は、テレパシーで会いましょう。
以上、高円寺のオススメカレーはUneeda Curry黒澤世莉でした。