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長岡花火の歴史と開催のきっかけを学び、新たな視点から長岡花火を愉しむ
皆さんは、毎年8月2日,3日の2日間の日程で開催される、長岡まつり大花火大会をご存知だろうか
毎年、開催されてることは知ってる方は多いと思うが、開催されるきっかけとなったとある出来事を知ってる方はあまり多くないだろう
今回は、その歴史について少し触れようと思う(以下、長岡花火ミュージアムの展示から引用)
″昭和20年8月1日午後10時30分、長岡に無数のB29大型爆撃機が来襲し、1時間40分もの間にわたって市街地を爆撃。市街地の8割が焼け野原と化し、約1,500名の命が失われました。
長岡空襲から1年後の昭和21年8月1日、長岡復興祭(後の長岡まつり)が開催され、この祭によって長岡市民は心を慰められ、励まされ、不換不屈の精神でまちの復興に臨みました。
さらに1年後の昭和22年の復興祭で、戦争で中止されていた花火大会が復活。これが現在の長岡まつり大花火大会の始まりです。
長岡花火には、空襲で亡くなられた方々への慰霊の念、復興に尽力された先人への感謝、恒久平和への願いが込められています。″
上記の通り、戦時中に空襲を受け、その被害から復興しようと立ち上がった先人への感謝や、空襲の被害を受けて亡くなった方々への慰霊の念、平和への願いが込められた、地元の方々にとって、大切な存在の花火だと思う
今では、全国から大勢の人々が見に来たり、テレビで放送されたりと、かなり知名度のある花火大会だが、花火大会の演目に、復興花火という名称のプログラムがあり、昔から受け継がれた思いは大切にされているんだなと思った
花火大会を純粋に楽しむのもいいが、花火大会に込められた思いやその土地で実際にあった出来事を実際に見て学べる、長岡花火ミュージアムにぜひ訪れてみて欲しい
開催されたきっかけや、歴史を学ぶことで今までとはまた違った視点で、花火を楽しむことができるのでは無いだろうか