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防災士が伝えたい事

【備えることの重要さ】

私たちは普段から、いざとなればこうしようだとか自分だったらこうするのに、と思うことがあるかと思います。

でも実際に体験した方と話すと、自分が思い描いたものと違うと感じます。

地震でしたら、ガスの元栓をしめて防災リュック等を手に取り、家具などが倒れないところを通って揺れが収まったら外に出る・・・みなさんも一度は教わったことがあるかもしれません。

が!まず大きく揺れを感じたらどの程度の揺れか、どの程度揺れ続けるのか決まっていないものですから、想像もできない恐怖で何をしたらいいかわからなくなります。

ガスの元栓を閉めることすら思いつかないほどに、頭は真っ白になるでしょう。

だからといってすぐに家を出たら安全かというと、それはまた別の危険があります。

外に出たら上から瓦やガラスが降ってきて、大怪我をしたり場合によっては命を落とす危険性もあるからです。

実際に揺れを感じたら程度によらず、家具が倒れたり物に挟まれたりすることがないように、テーブルの下等に入り揺れが収まるまで待ち、落ち着いて次の行動を考えましょう。

まずは自分の命を第一に行動する事が大事です。

その後、揺れが収まって安全な状態になったら、ガスの元栓を閉めて外に出ましょう。

基本的なことで覚えてると思いがちですが、実際に体験すると思い出せないほどパニックになると思いますので、今地震が起きたらこうしようと常に意識して、非常口や避難経路を考えておくことが重要です。

次回は、地震のしくみをお届けします。


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