煌めきの刻


明日、プロになった羽生結弦のショーを見に行きます。
どんなショーになるかが全くわからないですが、初めて彼の演技を見てからもう10年以上もの時間が経ったことに驚いています。
2012年3月、フランスの世界選手権で彼が滑った渾身のロミオはテレビのこっち側にいた私の心を鷲掴みにしました。

彼を応援するようになってたくさんの初めてのことを経験しました。
スポーツの海外観戦なんて、考えたこともなかったのに。
カナダを皮切りに、中国、アメリカ、フィンランド、イタリア、韓国にいきました。いろんな面で私の人生はびっくりするほど変わりました。

それでもたった10年なんです。
沼に落ちるという感覚やアスリートを応援する面白さも辛さを教えてくれたのは彼でした。そこから私はいろんなアスリート応援沼に落ちています。
いろんな感情に気付かされる日々で、たくさんのエネルギーをもらっています。

今はフィギュア観戦よりもバレーボール観戦に軸足が傾いています。
好きなった選手たちのプレーを見られる時間を大切にしたいと思っているからです。トップアスリートをじっくりと応援できる時間はそう長くはなくて、「煌めきの刻」はあっという間に過ぎていきます。
長くても現役生活を見られるのは10年くらいなんですよ。だから私も一瞬たりとも大事な瞬間を見逃さないようにこれからも過ごしていきたいと思います。

どんな競技のどんな選手を応援していても、その時間を大事にしてください。現在進行形で見られるその姿は2度と見れない素晴らしい瞬間で、皆さんにとっては最高の体験や記憶になるはずです。

バレーボール界隈では石川祐希さんがその世界を知るきっかけでした。そこから、バレーボール観戦の楽しさを知って、いろんなカテゴリの試合を生観戦し、たくさんの選手を見つけて、今は追いきれないほどたくさん気になる選手が増えました。彼らの素晴らしい瞬間を少しでも多く経験できるように自分の環境を常にそっちに向ける努力をしていきたいと強く思っています。

Helsinkiにて





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