To be stronger
昨日のNumberの藍くんの記事を読んでから、代表チームの中心として活躍した3人についてやっぱり少し考えました。これからのリーグシーズンを見る上で、この3人がどんな強さを求めていくのかな、と。
世界選手権が終わって、フランス戦の振り返りを祐希くん、西田くんがそれぞれ細かくその時の心境などを語っていました。
そして、最後は藍くん。
私の想像は外れていて、あの試合の後、泣いてたわけではないということがわかってのですけれど。きっと、あれは汗を拭ってただけなんですね。
(⇩その時の私のコメントはこちら)
この3人の言葉を何度も読み返して、一人一人がコートで起こった全てのことに対して当事者意識を持ち、考えて行動しているんだということを強く感じました。
それがこのチームが強くなってきた大きな理由のなのかなと感じています。
3人とも自分がもっとあの瞬間にプレーで貢献できていたらと反省が自分自身に向いてるんですよね。(確認することのできない選手もいますが、きっと同じ方向なのではないかな?と思っています)
目標に届かなかった理由を誰かのせいにしない。
強いチームってこうなんだな、と再認識させてもらった気分です。
強くなる過程できっと乗り越えなければならない壁はたくさんあるのだと思います。これからもまだこれでも足らないのか、と感じさせられるシーンもあるのかもしれません。
それでもこのチームが間違いなく強くなる未来を夢見ることができます。
石川祐希という大きな存在を追いかけてきた西田くんも藍くんも、彼を遠い存在とはもう位置付けてないんだろうなと。
一緒に戦う仲間であり、追いついて同じレベルのパフォーマンスを出し、いつかは越えていきたいと思える存在になっている気がします。
祐希くんにとってはあのミスしたサーブが。
西田くんにとっては決まったと思ったあのスパイクが。
藍くにとっては跳ばなかった一本のブロックが。
これからの彼らの強さを作っていくのでしょうね。
そんな意志を持ってクラブシーズンを戦い抜く姿がこれからじっくり見れるんですよね。ますます一つ一つのプレーを見逃してはいけない気が強くなります。
「強くなる」ということは選択することなのかもしれないと最近は思うようになりました。もちろんベースとしてのスキルを持っていることが前提ではありますが、どの瞬間も最良の選択肢を選べるように武器を持ち、心は熱くても、常に冷静でいること。
経験を重ねてそれがどんな時でもできるようになるのかもしれないですね。
そういう意味では藍くんが自分が強くなるために選んでいる全てのことは一貫してるなと思っています。きっと最短距離で自分が強くなるための場所を選んでいるということかな、と?
大学生になのに学校に行かなくていいのとか、大学行く意味がないとか、ファンクラブで大学生がお金を集めるなんてとか。
余計なお世話でしかないなと私は思います。
そんな言葉を並べる人のほとんどは彼の人生には永遠に関わらないただの野次馬ですよ。
どんなことも本人と関係者が納得して決めたらいいことだと思いますし、お金の話をするなら、バイトで生活費を稼ぐのは仕方ないけど、大きなお金を動かすことがおかしいとでもいうつもりなのでしょうか?
自分が持ってるリソースを最大限に使って、稼げる時に稼ぐことは決してネガティブなことじゃないですよね。
ましてやアスリートなんて旬の短い職業の選択をしてるのですから。
そんな背景を考えたとき、自分の選択がこの社会では軋轢を生むことも分かっていても、自分が欲しいものに貪欲で、なりたい自分のためにいろんなものをかけられるその選択も一つの「強さ」だと私は思いました。
このシーズンで彼らは私の想像をはるかに越えて強くなった気がします。
「強くなりたい」と一つの壁を乗り越えるたびに呪文のように言葉にし続ける彼らの求める強さのゴールはどこにあるんでしょうね?
ずっとずっと応援し続けてれば、いつか見れるかな。