Ready to Fight #1

今週末には龍神NIPPONの最初のお披露目になる富山での中国チームとの親善試合があります。まだ、誰が出るかは正式には公表されてませんが、チラチラと出てる情報からある程度、想像がつくレベルになってきました。

東京オリンピックが終わったばかりのような気がするのに、もう次のオリンピックのことを考える時期が来て、今年はOQTと呼ばれるオリンピック出場の切符を取るための大会があります。
川合会長が頑張ったおかげで(多分、きっと)、この大事な大会を日本で開催することができたようですので、このアドバンテージを利用したいところです。

この大会の自国開催のアドバンテージはたくさんあります。
時差のあるところへの移動がなかったり、食事の心配がなかったりという活動のアドバンテージであったり、テレビ放映への配慮もあって同じ時間のスタートになることが想定されたり(あくまで前回までのフォーマットと付き合わせた時の予想ですけど)、ホーム会場で観客の後押しを得た試合(日本は他国に比べるとおとなしめではありますけれど)ができたりと数え切れません。

ファンにとってもその切符を手にいれる瞬間を共有できる貴重なタイミングになります。

私にとってのOQTは何度も言葉にしていますが、苦い思い出しかありません。2016年のOQTは私にとっては修行のような時間でした。良かったことはしんど過ぎてダイエットができたことくらいで。
勝てなかったことも、怪我人が出たことも、辛そうな選手たちの姿を見続けることも本当にしんどかったですし、オリンピックのチケットを取るということがそれほどに大きなイベントなんだということを実感する機会でもありました。

バレーボールという競技にとってはオリンピックが最も大きな国際大会で、選手にとってもその場所に行くことも、そこで結果を残すことも一つの大きな目標になっているのだと思います。

東京オリンピックでは予選突破という結果を残しましたが開催枠での出場でしたので、日本の男子チームがそのチケットを自ら取得したのは北京オリンピックが最後の大会です。
私もその時はリアルタイムで見ていませんが監督がフロアに大の字になって喜んだシーンは何度も何度も目にしました。

2023年の龍神NIPPONのシーズンはそういう背景のあるとてもとても重要なシーズンです。全てが始まる前に少し私なりの整理とこれからの展望をまとめておこうかと思います。


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