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お天道様ノ掴み方- はじまり

「陽ノヒカリは妖シクテ-」

(始まり。蝉時雨、風鈴など)

-幼い日の、あの・・蝉時雨がうるさかった、あの夏の日。確か、陽(たいよう)が眩しい、午後の時間帯だった。

太陽の日射が、今日は、なんだか非常に眩しい・・

だから・・こう、陽(ひ)の光を遮るよう、手のひらを空へ翳(かざ)すと・・何故だかこう、とても・・とても、感傷的な気分になったのだ。

それはまるで・・何故だか、こう・・僕らは・・ちっぽけでありながらも、 雄大で・・雄大で・・ 雄大な・・何故だか、 そんな気持ちに陥いるのだ。

指の隙間から差し込む太陽の光が、何故だか無性に眩しく感じたのを僕は、「覚えている」-

お天道様ノ掴み方を-

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