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こどもがおなかにいるとわかったときのこと (妊娠発覚〜産院決定)

市販の妊娠検査薬で陽性がでたのは桜がもうすぐ咲くころ。丸窓の中に線が一本のびている、漫画でみてきたような絵面。

その日を待っていた立場ではあったけれど、嬉しくて興奮するというよりも「ああ、やっと確かめられた」という心地だった。
半月ほど、やたら眠たくなったり、月のものがくる兆しが一向にみえなかったり、なんだか調子外れな日々だったので、かなり早い段階から「これはもしや」と検査薬が使えるタイミングをそわそわと待っていて「ああ、気になる……!」と待つのに疲れたころだった。

安心しながらも、わからないことだらけの生活に突入する緊張感、そして高揚感。まだ流産の可能性も高いので、喜びすぎないように事務的に物事を進めようとしていた。このころはなんだか神妙な心地だった。

はじめに現れた課題はどこの病院に行くか。引っ越してきて1年、私も夫も土地勘のない場所にいて、その時はGoogleだけが頼りに感じた。

何もわからず「○○市 産婦人科」と検索窓に打ち込んで、その結果の病院を大小関わらずリストアップして、自宅からの距離で大雑把に絞り込んでそれぞれ公式サイトをみる。各ブログサービスやツイッター、Instagramの検索窓に病院の名前を打ち込んで各個人による体験を覗く。今から思うともっと検討すべきことがあったのに、そんなことしかできなかった。

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ぼんやりと「昔からやっている地元の小さな産婦人科がいいなあ」と前知識なく思っていたのだけど、私の住んでいるエリアでは大きな産院がひとつありその影響か出産までみてくれる産婦人科は数がかなり少なく、選択肢がかなり限られていたので悩む時間は短かった。(個人のブログの体験談は入院記録のようなものが多く、雰囲気や食事についてはよくわかるけど、お産自体については調べにくかった)

結果、悩める要素が少なくてすぐ決まったのだけれど、初めにみてもらう病院でお産までみてもらえた方がいいのではと、かなり焦って病院を調べてしまっていた。

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今振り返ると、そこまで焦らなくてもよかった。「里帰り出産」という文化があるからか、途中で病院が変えることは難しくない。安定期を迎えてからゆっくりお産の場所やパターンを調べればよかった。

そして「産婦人科」と検索することで「助産院」という選択肢をはじめっから除外してしまっていた。産院をきめる相談は、市役所の窓口や、市を通じてフリーの助産師さんにもできたので、そうした方が安心できたかなと思う。

もし次、妊娠してリスクがないお産ができそうだったらできるだけ自然に助産院で産みたいなとも思う。しかし、お産が痛くて痛くて長くて痛くて辛すぎたので無痛分娩ができるならそれがいい……とも思ってしまう。助産院とは真逆だけども。
お産する場所を決めることは、どんなお産をするか決めることでもあるので立地はもちろん重要だけども、いかに「自分にとっていい体験にできるか」という目線をもう少し持ってもよかったなあと思っている。立会いの制限だったり、無痛分娩ができるかなどは病院によって違う。

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この下に、この頃わたしが情報としてみていた本と、
この頃の私の様子をおいておく。

まずは家族に報告

私の両親と姉妹に妊娠報告の電話。
嬉しい報告に、姪っ子の賑やかな様子が重なってってみんなご機嫌だった。

母らしさが爆発しているお祝いを手に入れている。


この頃、まず情報源として手にしたものたち。

胎児のはなし

サイエンス視点で胎児やお産について知ることで、不安だらけの日々に安心をもたらしてくれた本。

子宮の中の人たち

妊娠から出産まで、妊婦視点と胎内視点(!)をざざっと追える

・助産師さんのYouTubeチャンネル

現場の気持ちや声が覗ける貴重な場所だった。産院選びや分娩関係の動画をよくみていた。


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