ちょいと女盛りをどうしよう
このまんまじゃ行き場がない
わたしが高校生くらいの時には前略プロフィールとか携帯ブログサイトが流行っていて、わたしもご多分にもれず携帯電話をパカパカ打って友達とのブログやプロフィールをつくったりしていた。
何個かブログをかいたり、そのあとにmixiの日記を書いたりするようになるのだけど、10代の頃はこの記事のタイトルのように、自分の好きな歌の歌詞を、タイトルとテキストの一行目とで分断してのせるのが気に入っていた。
過去の自分にならってみたこのnoteのタイトルは椎名林檎が昨年だした『長く短い祭』という曲の歌詞です。(忠実にかくと「一寸女盛りを如何しやうこの侭ぢや行き場がない」になる。)
わたしの場合は好きな歌手といえば椎名林檎、というのを、中学のころから寸分の迷もなく生きてきていたので、その日の気分に合わせて日記を書くと思い浮かぶなにかしらの歌詞というのはだいたい彼女の曲となった。
時の流れと空の色に
何も望みはしない様に(幸福論)
だとか。
演技をしているんだ
あなただってきっとそうさ(群青日和)
だとか。
そうして椎名林檎が書いたものを目の前に並べて、眺めて、触って、歌っているのをあたりまえにして生きてきたので、幸福論や同じ夜なんかはわたし自身の哲学そのものになっている。
彼女が新しい曲をかけば、もしくはれて新しいチャレンジをすると、私の救いになるようなわたしだけのものを作ってくれる。それが椎名林檎なのである。わたしをいつも安心させながら裏切ってくれる、最高の作家なのです。
君が疲れてる日も
見詰めて居たいのさ、目を合わせて。
(雨天決行)
そんな案配です。