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わたしがいまいるところ

コルクという会社にはいったときに、「こうゆう会社だよ」というのを家族に説明したら「せりの為みたいなところだね」と家族それぞれが言ってくれた。

わたしは祖父が美術家で祖母が絵の先生だったこともあって、幼い頃から油絵を描いたり展覧会にいったり「表現」とはとても近いところで育った。
自ら作品をつくる機会もたびたびあったれど、自分の作るものは好きになれずにいた。
それでもものを作る人や作品というものは自分の中で特別な存在になっていて、自由な表現ができる環境をもとめて高校を選び、作家にはなれないけど創作に関わりたいと多摩美の芸学(唯一実技試験がない美術の周辺を学ぶ学科)にはいった。

メディアのようなものに憧れたり、
美術業界に首をかしげたりしながら
「つくる人を増やす」という企業理念を掲げた会社にはいったり、
財団法人の美術館につとめたりしていた。

そんななかでインターネットというものがアメーバのように大きくなってきて、コンテンツ対価の感覚もどんどんと変わってきていて、軽いネットコンテンツが増えてきて、創作環境に対しての不安がどんどんと広がってきていた。

今日自分を見つめ直すような機会があったのだけど、
会社がつくろうとしている世の中の姿や、
世の中に対して不安を覚えていることなんかが
自分のそれとぴったりすぎるなあと、いますこし恐ろしくなっている。

http://corkagency.com

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