餃子を食べてお茶を飲む。
お母さん。
わたしは母のことを「ママ」と呼ぶので
「お母さん」と呼ぶのは義母のことだ。
私は高校の同級生と結婚していて、
両親同士はPTAで毎月顔を合わせながら娘息子の愚痴やら体たらくぶりを散々言い合っていた中だったので(私たちの高校のPTAはかなり恐ろしい場所だったのだ)
素性がバレていてお互いもろもろ諦めた上で出会っている。
ピアノが好きで留学もしていた人で、今でも毎年友達同士でコンサートをしているし、
多忙な本業の傍ら、コンサートを企画してプロを招くなど努力を欠かさず芸術を愛する人だ。
2人でもご飯を食べるし、
普段のやりとりも少なくはないと思う。
今日は家に帰ったら、そのお母さんが餃子を作っていてくれた。一緒に暮らしていないのに、いつも帰りが遅いわたしを知ってご飯を作りにきてくれたのだ。(優しすぎる。)
お茶を飲んですこし真面目な話をして、
なんだかこういうのって
かけがえがないなあと。
率直に安心しきって言葉がだせて、
互いをみつめたり案じたりしあえる
心地よさがありがたいなあと。
そう感じている。
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