自立しているとは?
結婚時に夫が私と結婚した理由を聞いてみたことがあり。
色々細かく言ってましたが、まとめると以下の3つでした
・容姿が好みの範囲内
・価値観が似ていて一緒にいて楽(学歴職歴など含む)
・自立しているから
この3つめの「自立」って人によって、国によって、結構とらえ方が
違ってくるかなぁと私は思います
私は留学→卒業後は一応「自立した人間」を目指して頑張っていた
訳ですが、その時に自分が意識していた最低限のラインはやはり
・経済的自立(親の助けを借りなくても生活できる)
・精神的自立(細かい事を親に相談しなくても判断できる)
・家事的自立(実家暮らしをしているとどうしても親とお手伝いさんに頼ってしまうので、必要もないのに一人暮らしを始めた)
という感じでした。20代でしたので、↑の3つができただけで十分
自立している人の気分になってましたね、でも、結局一人暮らしがさみしくなり、彼氏と同棲するのはなんだか嫌で(自分が浮気しにくくなるのが嫌だった) 女友達3人と渋谷区内でルームシェアして 場所柄ド頻繁にそれぞれの友達や男が遊びに来てしまい毎週家でパーティしてどんちゃん騒ぎするという迷惑でパリピな結末になっていたのでどうなんでしょうね 「孤独」には全然耐えられていなかったような気がします (留学時代も学生寮に住んでいたので毎週なんらかのパーティがありました)
飲んで朝帰り・飲んで終電を逃して気が付いたら温泉地についていた
・飲んで気が付いたらクラブのトイレで寝ていた・飲んでイケメンをナンパして持ち帰っていたなどの事故案件(大事故は無くてよかった)も多くありましたし、別に「しっかりしている社会人」というわけでもなかったのですが、それでも正直言って「自分で帰宅時間を決めて自分で責任を
持って行動している」だけなのにめちゃくちゃ実家暮らしの人より大人になった気持ちでした。残業の多い会社にいたので、タクシーで帰宅することも結構よくあり、車窓を眺めながら「ふぅ・・大人になったな」と勝手に
エモくなったりしてました
その後、最初の結婚を経て離婚して子供を自分一人で育てることになったあたりでやっと「本当の意味での精神的な自立」というか、「色々あっても
自分の中で決着をつける」ことがやっとできるようになった気がします
まず本当に泣かなくなりました ひとり親って経済的には困らなくても色々と辛い場面が多かったし(子供の行事など)お迎えに間に合わなくて全力疾走→転んでひざから血を出したまま幼稚園に駆け込む 子供の付き添いで
キャンプに行き道に迷って崖の横のとんでもなく細い道を運転することになる など色々ありましたが、「咳をしてもひとり」(尾崎放哉)
状態で、でも子供は私が守らなくてはいけないので、泣いたりわめいたり悩んだり相談してる場合では無かったのです
その分若い時に比べると「はしゃいだり興奮したり」することも減ったなぁ
とは思いますが「メンタルが安定している」という状態に近いのかもしれません 単純に「安定してなかったら生活が成り立たない」状態だった
だけなんですけどね 子供に迷惑かけるわけにはいかないので。
そうそう、ペーパードライバーを卒業して、自分の車を買い(家は購入済だった)自分の運転でどこにでも行けるようになったのも自立気分には役立ちました
一人でお茶 一人でご飯 も気が付いたら全然できるようになっていました
アラサーになった辺りでやっとパリピを卒業したのでしょう
独身者でアラフォーになってもまだ実家暮らしの方、たまに見かけますが
お金のことを考えたら仕方ないのかな(貯蓄や投資に回せますから)という
気持ち半分と とはいえ、「家事問題だけでなく「孤独耐性」「トラブルの自己解決能力」を考えたら絶対一人暮らしはしておくべきだと思うけどな・・・」と思ったりもします 些細な事ですが、「Gやハチや蛇が出ても自分で捕獲できるか」「地震・停電が続いても一人でシャキシャキ動けるか」みたいなことが結局は後々響いてきますから笑
結婚後にどちらがどの割合で家事して育児して仕事するかは各家庭の働き方で全然違うかなと思うのですが、「やろうと思えば全然問題なくできるのか」は本当に大きいですよ
最近の若い男性には少ないですが、「料理が全然できない・掃除も得意じゃない・風呂掃除や洗濯・アイロンかけさえ満足にできない」独身男性なんて
まさかいませんよね・・・???
えっしかも年収も平均よりちょっと上ぐらいしかない・・・・・?
まさかね。まさかね。いませんよね??
私が個人的に「全然家事が出来なくて家の中に何がどこにあるのか
知らなくてもしょうがないなと思える夫の年収」って1億~です
(私自身は大台×2ぐらいの年収です)
逆に言えば家事や身だしなみがしっかりできる人なら男性でも年収重視ばかりされないんじゃないか?と思っています そのぐらい今の女性って
「いざって時に家事関係で頼りになるのかな」という事をよく観察していると思います
別にたとえば妻が専業主婦で夫だけが働く世帯ならば
普段は夫が家事をほとんどやらなくてもそういう家庭の形もあるよな
と思いますが、とはいえ何も「できない」のは
話が別で妻が妊娠中や出産直後はどうすんの?妻が病気の時は
どうするの??ご飯作れない??えっ本当無能だね??ってなるじゃないですか
前の夫って共働きなのに家事があまりできないタイプだったのですが、彼は
「そういう時は妻をずーっと妻の実家に預ける」
という方式の人でしたね、そりゃ離婚するわ以上
その後再婚しましたが結局夫が言う「自立している」の最重要案件はたぶん「メンタルが安定している」かもしれません。
何が起きてもそこまで慌てず抜本的な解決策を練るという姿勢でしょうか
仕事上はもちろんとっくにその立場ですが、プライベートでも、そんな
泣いたり動揺したりするほどの事ってなかなか無くなりました