
ボーナストラック1とは何だったのか解説
ノクチル過激派おむすび恐竜です。
またの名を
シャニマスそのものです。
先日の[liminal;marginal;eternal]、最高でしたね…!
色々ありましたがなんと言ってもラストもラスト、
大トリの1/3に全てを持っていかれたというのが大多数の感想ではないかと思います。

1/3といえば、
THE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@THERS -CoMETIK-
コメティックソロアルバムの
CD版のみの隠しトラックとして突然世に放たれ、
大変驚愕した事もまだ記憶に新しいかと思います。

先日のEchoesリリイベにて、
「ボーナストラック1、あれなんなんですか!?」
というお声を聞きました。

この、ボーナストラック2というのが
283プロダクション斑鳩ルカによる「1/3」
になるわけですが
みなさん、ちゃんと先にボーナストラック1
聞きましたか…?
先程の質問をくれた方はこうも仰いました。
「あの5分くらいの…」
甘い!!!
【8分51秒】です。
ちなみにそのうちの5分以上は無音時間なので
5分というイメージも致し方ないかとは思います。
ではなぜ5分以上も無音時間を使ってまで8分超えのトラックをお出ししてきたのでしょう。
そこにはただの焦らしと言うにはあまりに雄弁な沈黙が息づいていました。
【理由1】 トラック8を産むための静寂
まず最大にして一番の存在意義として
1/3をトラック8にする
事が挙げられます。
そんなん7でも8でも変わらんやろ
と思われる方もいるかもしれません。
しかし思い出してみてください。
コメティックは283プロ 8番目のユニットです。
シャイニーカラーズが紡ぎ出した8番目の物語
そのメンバーとしての自覚を得た斑鳩ルカ
その新たなるソロ曲
カミサマではなくなった彼女の提唱するタイトル
1/3
その母数にあたる3がコメティックの人数であることは言うまでもないことですが、
であるならばそれが位置する場所もまた
コメティックという8番目である必要がある訳です。
では1/3の余興の役を与えられたトラック7が、
わざわざメインである1/3よりも長く、
その大半が無音で構成されてまで8分51秒もある理由はなんなのでしょうか。
このトラックの中での音のある部分を抜き出すと
おおよそこのような構成になっています。
4:45 物音
5:29 ルカの溜息
5:58 ルカの小さい吐息
8:01 マイクの前に立つ
8:15 咳払い
8:19 軽い発声練習
8:32 「うん…大丈夫」
8:37 「…ぁーー」
8:40 「ふーん……はい」
8:48 「──うん…やろう」
開始から4:44までは無音
5:59から8:00までは再び無音、静寂です。
静寂という単語で何か想起するものがありませんか?
そう、シーズです。
(シーズは「静かに」を意味する「Shh」を
由来の一つとする、静寂がテーマのユニットです)

シーズといえば
シャイニーカラーズ、7番目のユニットです。
おっとぉ?
大半が無音時間で構成されるボーナストラック1が
トラック7である。
→静寂=7
(ここ後でテストに出ます)
これは他の時間要素にも何か意図があるように思えてきませんか?
あります。
【理由2】 8:51という時間である意味
さて、ここまで来ると勘付いてくる頃かと思います。
何故8分超えなのか。
逆に何故そこまでほぼ無音時間なのか。
8つ目の物語に息を吹き込むため、ですね。
先程のトラックを見ていただければわかる通り、
ルカがマイクの前に立つのが8:01
偶然でもなんでもない、8分の経過を待っていたと断言できるタイミングです。
つまり
8分経過するのを待ち、
8つ目のトラックとして1/3を世に出す。
トラック7であるボーナストラック1の存在意義とはこの大きな2つの目的から成る訳です。
では逆に、
4:45から5分台にかけて
一度その静寂が破られたこと、
はたまたそこから無音時間が2分ほど再来した理由は何でしょうか。
(ちなみにLME 【even;4】のアンコール最後の曲
『愛なview』から『1/3』までの時間も
約2分となっています)
簡潔な解説はこれで終了になります。
ここからはそもそも、
5分とは何か
6分とは何か
7分とは何か
8分とは何か
そもそも1〜4とは何か
各分数=シャニマスの歴史&ユニットテーマ
みたいな話をします。
ちなみに
7=静寂
でしたね。
本当に長い上に結構脱線します。
その上かなり思想的な話になってきます。
覚悟のある人だけついてきてください…。
【思想1】 5という数字
まず触れたいのは、5
8分を待たずして一度物音が聞こえ始める4:45から6:00までの5分台。
メタ的にはバグやエラーではないと知らせる安心材料の役割を果たす意味もありますが、
それがこのタイミングである事にもやはり、
大きな思想が潜んでいます。
さて、
シャニマスにおいて「5」という数字を聞いて
何を思い浮かべますか?

やはり5を看板とする5thでしょうか。
それとも

シャイニーカラーズ 5番目のユニット
ストレイライトでしょうか。
それとも

enza版シャイニーカラーズのPSSRの
コミュ数でしょうか。
(これが最初に浮かぶやついねぇよ)
全部正解です。
まず5thライブでは、
斑鳩ルカが283プロダクションに移籍する場面が演出されました。
キービジュアルにもルカが追加され、
5つ目の物語から、斑鳩ルカの物語が動き出した。
と言えるでしょう。
次にストレイライトですが、
そもそもシャニマスにおいて、
ストレイライトという5番目のユニット登場にはどんな意図があったのでしょう。
[迷光/始まりと終わり]
ストレイライト=迷光

本来想定されていなかった光
シャイニーカラーズにおける4つの物語
そこに本来存在していなかった光こそ
ストレイライト。
まさしく追加ユニットに相応しいテーマです。

ストレイライトという追加ユニットの登場により、
シャイニーカラーズは新たな熱(フレア)を得るとともに、過去の亡霊(ゴースト)をも呼び起こしました。

ストレイライト加入後すぐの越境イベントコミュ、
「きよしこの夜」
において、
283の社長、天井努と
今でこそ物語のキーとして名高い
八雲なみの物語の一片が
初めて描かれました。

八雲なみの物語が動き出す。
すなわち斑鳩ルカの存在もまた、
ここから始まったと言えるでしょう。
(多分読んでる方はみんな知ってるとは思いますが
八雲なみは斑鳩ルカの母親です。
尚、虎杖悠仁は全く関係ありません)
そして最後の要素、
PSSRの話数
その中における5というのは、
トゥルーエンドに該当します。

5thライブの展開からも察せるように、
シャニマスにおける5というのは
終わりであり、新しい物語の始まり
を意味します。
まとめると、
コメティックソロにおける
トラック7で5分台に一度静寂が破られたのは
斑鳩ルカという物語の始まりが
5という数字にあるから、です。
【思想2】 8という数字
ではこのトラックが意地のように時間を稼ぎ、
到達した8という数字に
どんな意味があるのでしょう。

当然最大の理由は前述の通り、
コメティックという8番目のユニットであり、
それをルカが自認した事で
8番目の物語が動き出したことを示すもの
である訳ですが(結成≠認識)


コメティックが8つ目のユニットである事にも、
また理由と大きな宿命がありました。
8という数字が、呪いの数字であるためです。
[事務的光空記録]

アイドルマスター シャイニーカラーズ
事務的光空記録
夜出 偶太郎
「283プロダクション」 個性豊かなアイドルたちが集まる、小さいながら賑やかな「家」のような事務所。 電話対応、書類作成、経費精算などなど…… 「プロデュース」とは別のお仕事で、輝くアイドルたちを支えているのが事務員さんです。 283プロの事務員・七草はづき。 事務員として、娘として、そして姉として 積み重なった日々と想いが、アイドルを“輝かせる”明かりとなる── 事務員視点で綴る、新たな「アイドルマスター シャイニーカラーズ」開幕です!
こちらのシャニマスコミカライズ、事務的光空記録
通称ジムシャニ。
初めは七草はづき視点の物語として
癒しに満ちた展開を見せてくれていましたが、
次第に七草にちかの話が始まり胃痛漫画に化け、
違和感のない自然な流れで作中の時代は過去へと遡りました。
そう、八雲なみの時代に。

これについて私より遥かに簡潔にわかりやすくまとめてくれている有識者のツイートをお借りします。
8th pageが意図的に塗りつぶされています。
— ホッパー (@canonsnk) June 21, 2024
第八プロデュース部
八雲なみ
第八話
8は不吉な数字。だからSHHisまでの7ユニットが彼の目標だった。
そこにプロデューサーが8ユニット目のCoMETIKをもってきた。ルカと共に。
天井社長からプロデューサーへ物語は受け継がれたのを感じます
#ジムシャニ pic.twitter.com/aYPL3ElHUa
シャニマスが前へ進むために、物語は7で終わってはいけない。
8という呪いと向き合い、
時を進める必要がありました。
しかし実際、
8つ目の物語に届かなくなる事態が
今のシャニPの時代で起きかけていました。
[It’s not enough]




そもそも、PSSRが全5話であるように、
イベントコミュは全8話で構成されています。
これにより、当初からシャニマスにおける物語は
確実に8つから成る物であった事が読み取れます。
個人(プロデュースカード)では5つ、
ユニット(イベントコミュ)になる事で8つ、
そしてその先へと紡いでいける。
という事でしょう。
にも関わらず、ノーカラットにおいて
8番目の物語、エンディングにおいて、
それまで数字が順に刻まれていたサブタイトルが
わかりやすく破綻しています。

シーズという7番目のユニットは、
結成からしばらくの期間
ユニットとしての自覚を持たないまま進みます。
(そもそも七草が八雲に憧れる、という構図自体が、
7が背伸びして8を目指し、
自分を見失う事を如実に象徴していますね)
これが長い道のりを経て、
セヴンスというイベントコミュで
シーズは「成った」
7番目のユニット、物語が生まれました。
言い換えると、
7つ目の物語の自覚を得た、事になります。

7つ目が成ったからこそ、
7番目の物語の中で取りこぼしてしまったピース
斑鳩ルカというアイドル。
避けられない八雲なみという存在。
天井努の未練から生まれた283プロダクション
その看板を背負った男は、
8つ目の物語を描ききる必要があった訳です。


キャンバスといえば
canvasシリーズが思い浮かぶかと思います。
[CANVAS]

それまでの〇〇wingというシリーズが、
コメティックの登場によって全く別のタイトルへと
変化する。そのタイトルこそ、
canvasです。

ですがこのcanvasシリーズは、
コメティックのみジャケットが黒フレームであったり、
これまで存在していたシャイニーカラーズ全体名義でのシングルが無かったりと
異質さの極まったシリーズであるのも大きな特徴です。
どちらの理由にも、
斑鳩ルカがコメティック、シャイニーカラーズのメンバーであることを自認していない事に起因しています。
そしてcanvasシリーズに全体名義シングルが存在しないことで、
ある一つの停滞が生まれています。

ユニットが増えたにも関わらず、
CDの最大ナンバリングが8で止まったまま
になっています。
シーズ同様、コメティックがコメティックを自覚していない事で
8番目の物語が機能していない状態の象徴と言えます。
余談ですが、canvasの01〜07までの曲には、
先程のセヴンスのやり取りにおける
新たなキャンバス=白
新しく物語を始める事
にまつわるワードが曲名や歌詞に登場しています。
01 【BRIGHTEST WHITE】
「真っ白に輝く夢を手に入れた」
02 【有彩色ユリイカ】
「色彩が明滅して真白になった世界で
叫べ、ユリイカ」
03 【ひめくりモザイク】
「新しいノートの一行目で」
04 【メッセージ】
「白い吐息がドキドキを連れてくるよ
新しい挑戦を告げるように」
05 【Start up Stand up】
「真っ白な世界で 夢に向かって挑み続ける」
06 【青とオレンジ】
「真っ白に色を付けてくように」
07 【White Story】
「Let's start the white story
色鮮やかな未来を待ったキャンバスに今」
まるで全てのユニットが、
カラーレスアイドル、コメティックを優しく迎え入れるように。


このスタンスを、
言葉以外でも証明しているわけですね。
ほんとこの樹里ちゃんすき(筆者は樹里P)
でもバイスパイラル嫌い
ロードトゥハッピーホリデーと二強で嫌い
【思想3】 9番目の物語
真の意味で過去を越えること。
それは天井努の未練である8という過去に辿り着くことではなく、
8のその先の未来を羽ばたき続ける事。
その証として9番目の物語を始める事が必要でした。
もはや本題を忘れかけますが、
ザコメティックエピソードで
ルカがコメティックを自覚した事。

コメティックソロで1/3がトラック8として
生まれた事。

これらによって、
シーズのセヴンスのように、
本当の意味でコメティックが結成された
=8つ目の物語が成った事で
目に見えて前に進んだものがあります。
それが最新楽曲シリーズ、Echoesシリーズです。
[ECHOES]

先述したCDのナンバリングが、
最高値である09へと前進しました。
これまでと異なり、全体曲のシングルが
01でなく09に位置しているのも、
各ユニットの数字への誇りの獲得と
全員で新しい物語を始める決意と取れて
本当に希望に満ちています。泣く。
(こんなんで泣くな)
さて、
Echoesシリーズといえば最新のシリーズであり、
来たる今年の周年ライブツアー
『円環』でその全貌が披露される事になる存在です。
この『円環』というライブツアーが
何故4ヶ所なのか
何故7thライブのタイミングなのか
何故円環というタイトルなのか
(それ以上いうなー)その答えはただ1つ
ここにもまた、ボーナストラックゥ!1こと、
トラック7に関連する思想が実に濃密に拵えられていました。
【思想4】 7という数字
7の話さっきしてなかったっけ!?!筆者は認知症確かに先ほどまでも7にまつわる話をしてきましたが、
あれらは8や9にとっての7に過ぎません。
(何言ってんだこの人)
[円環]

今年の周年ユニットツアーライブ
『円環』(樋口じゃん。いぇー)一見ただの金儲けに見える4ヶ所開催や、
円環というテーマには、
7thという今だからこその思想が詰まっています。
第一に、7thと聞いたときにまず
やはり先ほども登場した「セヴン#ス」
が過るのではないでしょうか。
ここで予習が活きてきます。
7=静寂
でしたね?
そして、
円環は、
円環→ループ→停滞
と言い換えることができます。
静寂と停滞
類するところがあると思いませんか?
さながら果てのない小休止のような。
共に動きのない様を表す点において。
つまり、
シャニマスにおける7つ目の物語とは
停滞を意味することになります。
(シーズという7つ目のユニットが一度躓き、長くその自覚を持てなかったこともこのテーゼ由来の物です)
そのため、7thライブが円環というテーマになるのはある種の必然だったと言えるでしょう。
ではなぜそれを4ヶ所のツアー形式にしたのか。
停滞した物語の中で、28人を一堂に会させないため
です。
言い換えると、
8thというタイミングで初めて
完全に色づいた28人が同じ時、
同じ場所に集うため、です。
要するに、
ルカがコメティックを自認した今ならば、
完全な色を持った28色の8ユニットとして並び立てる
(28色がそれぞれ色を持った事で、
7thを4ヶ所→7×4=28
28人が等しく色を持ったからこそ乗算が成り立ち、
4ヶ所開催が成立している)
にも関わらず
それはまだ、今ではない。
8thというタイミングのために停滞させる小休止。それが7thライブツアー、円環というわけです。
どこかで聞いたような話ですね?
そう、
THE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@THERS -CoMETIK-
におけるボーナストラック1こと
「トラック7」とは、
7thライブ『円環』と同義の存在なのです。
(決まった)
[高山名刺とロングログエンドロール]
(まだ続くんですか!?)
ここまで7という数字の持つ停滞について語ってきましたが、
現在のシャニマスの最大のテーマ
それは、
停滞からの脱却です。

#アイマスエキスポ シャイニーカラーズブース
— アイドルマスター シャイニーカラーズ公式 (@imassc_official) December 20, 2024
「少女たちの軌跡上を動く点P」内で開催された
【シークレット謎解き #円環を待つ点P】
ご参加いただいたプロデューサーのみなさま、
テキストの蒐集にご協力をいただいたプロデューサーのみなさま、
ありがとうございました。 pic.twitter.com/vmP3HrLNqQ
アイマスエキスポによる、
「円環を待つ点P」
における高山名刺。
その全貌の中で記された思想こそ、
停滞からの脱却なのです。
時の進まない今を永遠に繰り返す。
所謂サザエさん時空こそ、
リアルを徹底追求してきたシャニマスが
最後にぶち当たった最大の課題でした。
まさしく「焼き増しされたような日々」
シャニマスはアイドル作品でありながら、
永遠の今を良しとしません。







今を永遠にするのではなく、
永遠がないから、永遠に届くような瞬間瞬間によって未来を紡ぐ。
5thライブ以降多くのコミュで用いられてきたテーマですね。
そして今、7thという停滞の象徴を迎えるタイミングだからこそ、
シャニマスはコンテンツとしての限界、
停滞した時空さえも超え
現実の時を前に進める準備を始めました。
その一つが、
パラレルコレクションです。
[パラレルコレクション]

パラレルコレクションにおいて、アイドルの未来が描かれる事で、
時の進んだ時空が生まれた事になります。
これは、停滞から脱却した世界が生まれたことを意味し、
名刺風に言うと
僕らが僕らでなくなった、と言えると思います。
7thライブ、円環が終わった時、
きっとシャニマスは動くでしょう。
停滞を描き切った事で
それを塗り替えるように。
そしてたどり着いた8thという場で、
28人、8ユニットが等しく横並びとなる時
きっとそれは
無限の未来を切り開く景色となるはずです。
リリイベで峯田氏も言ってましたね?
8を横にすると♾️になるんです。(ゆで理論)
コメティックソロCDにおいて、
トラック7がトラック8を産んだように、
円環もまた、まだ見ぬ8thを産むと確信しています。
[一旦整理]
まとめてみましょう。
トラック7のタイムテーブル
その中での各分数毎の出来事はシャニマスの歴史、
ユニットを表しているというスタートでした。
5の際に解説した通り、
ストレイライト加入&5thの象徴として
5分台に一度物音が挟まれる
=それまでの1〜4分間は、
初期ユニットのみの期間
と捉えることができます。
故にタイムテーブルを整理すると、
1〜4 :初期ユニットのみの期間のためルカが存在していないので無音
5 : ストレイライト加入と5thによってルカの物語が始まる。
7 : 停滞を表す。シーズの物語が確定したことで斑鳩ルカは7つ目の物語の人物ではなくなったため再び無音期間。
8 : コメティックが生まれる。円環を脱却した未来の形として、初の二つ目のソロ曲という、これまでにない姿を獲得。
と整理することができます。
だんだんとあの無音トラックが実に雄弁で騒がしいものだと思えてきたのではないでしょうか。

あ…もしかしてバレ始めました…?
6が入ってないやん、どうしてくれんのこれ?って()
そもそも5分台5分台言ってるけど、
タイムテーブルだと
4:45から物音始まってますよね?
って…
仕方ない…長くなりますよ(もうなってンだよ…)
【思想5】 6という数字
過激派の本領発揮。ノクチルのターンです。
ここまで、
5.7.8について、それぞれユニットテーマとも密接な関係があるという妄言を陳列してきました。
5=迷光/終わりと始まり
7=静寂/停滞
8=彗星/新時代
でしたね。
さて、6はいったい何を意味するのでしょう。

透明、です。
と言いたいところですが正確ではありませんね。
「さよなら、透明だった僕たち」
なので、
6自体には透明の意も含まれますが、
ノクチルというユニットには
特定の状態を表現したテーマがありません。
言い換えると、
カテゴライズされない=型にハマらない
事が、ノクチル、ひいては6のテーマになります。
補強していきます。

6thライブ。
花火がテーマとなっていることからも、
6thライブとノクチルの強い結びつきが伺えるかと思います。
そしてこの6thライブ。
何より最大の特徴は、
DJ4人による、シャッフルパート
と言い切って差し支えないでしょう。

アイドルたちがそれぞれ自分以外のユニットの曲を披露する。
→ユニットという型にハマらないパフォーマンス
と言い換える事ができます。
この事からも、
シャニマスにおける6という数字が、
型にハマらないナンバーである事が言えます。
6=可変
そして可変式である6には、もう一つ大きな意味があります。
ひっくり返ることで9になれる点です。(大真面目)
6を逆さにすると9になります。(ゆで理論)
ええ、この件を真面目に解説するにはあるイベントコミュの話をしなくてはなりません。
[円環とワールプールフールガールズ]

※このイベントコミュは『円環』そのものです。
絶対に『円環』までに読んでください


「世界が調和している」
覚えのあるフレーズですね?

そう、先程の高山名刺です。
この名刺は円環そのものを記し、
円環はコメティックソロCDにおけるトラック7を、
であるならば、
ワールプールフールガールズもまた、
トラック7と密接な関係を持つと言えます。
それは互いに、
「停滞を脱するための循環という新たな停滞」
であるためです。(混乱)
始まる新たな物語も、一つのループであり、
複数のループ、停滞を循環させる事。
そしてノクチルというユニットのファンに対するドライで冷めた対応。
これらの要素を的確に表したフレーズこそ、
「氷河期」
なのです。
(氷河期とは氷河期と間氷期の繰り返しからなる寒冷な時期を意味します。
これは歴史の中で見た時、循環する大きな一つの停滞時期であると言えます。)

「氷河期氷河期」と2回繰り返すのも、特定の時期に縛られず循環させることを示していますね。
絶対青森でこれ言うチャンス来るからみんな言えるようにしとこうね!!!!
また、6に位置するノクチルが氷河期であるなら、
シャニマスという歴史の中に見た時、7という停滞は間氷期に該当します。

ちゃんといるんです。
(もちろんにちか自身の内面における曇りと雪解けの起伏を恐竜のファッションに準えて付けたタイトルである事が一番の理由ではあるのですが、
氷河期のユニットの次のユニットがこれをテーマに持ってくるのはやはり偶然ではないと思います)
さて、ワールプール(渦巻)
なフールガールズの話に戻りましょう。

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

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
読んでない人は自業自得です。
ノクチルは調和した現在というハッピーエンドの先を紡ぐため、
6が7を目指すのではなく、
6をひっくり返す事で9という次元に足を踏み入れます。
更新のようにリセットをする。
失うものがあるかもしれない。
僕らは僕らでなくなるかもしれない。
6が9になる時、僕らは透明ではないかもしれない。
それでも、間違いなくそれは
「新たな一日」の始まりであるから。
「失うかもしれない」見覚えのある文言ですね。

(ワールプールフールガールズはセヴンスの直後であり、ノクチルとしての5つ目のイベントコミュに当たります。この辺りも実に意図を感じますね)
シャニマスが前に進むとき、
それは今ある調和を手放してでも新しいものを掴みに行くということ。
失うことを恐れない事。
[円環→Migratory Echoes=6→9]

今いる場所がどんな場所だとしたって
遥か遠くへいくって心が騒いでる
海を渡る翼をひらいて あの光の先まで飛ぶんだ
止まり木にしか安らぎはなくたって
そこから新しい景色は描けない
飛び去ってく旅路も切掛も 自分が選ぶしかないんだ
シャイニーカラーズ
作詞:松井洋平・渡邊亜希子
作曲:ヤナガワタカオ
編曲:APAZZI
そうして辿り着ける世界こそ、
マイグラトリーエコーズ
「09」という未開拓の物語。
故にワールプールフールガールズとは、
円環そのものであり、
円環の先に新たな円環があることを示す
シャニマス最高のイベントコミュというわけです。
ノクチルは万に通ずる。
そして型にハマらない可変式の6である
6thライブもまた、
ひっくり返す構図になっています。

円形(7)のなかで、28人が(8)ひっくり返る事で(9)揃うようになっています。
これもまた、
6をひっくり返すことで9つ目の物語が生まれることを示唆していますね。
そして6thのタイミングで、
ナンバリング的には全8ユニットが揃ったのは、
6という数字が調和した満ち足りている状態
という事になります。
さて、要するに6が反転、可変、そして調和であるならば、
THE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@THERS -CoMETIK-
トラック7において、
6分台が再び無音時間に戻ったのは
その時間が透明であり、型にハマらない時間
そして、
調和し満ち足りた、ノイズのない時間であるため、です。
ふぅ…これで最後は4分台後半の謎だけですね…
なんでボーナストラック1の無音時間が
5分じゃなくて4:45から破られたの?ってやつです。
脱線しすぎて忘れられてもしゃーない。
【思想6】 4という数字
流石に前置きは省けますね。
アルストロメリアと4thライブのお話です。

僕はね…アルストロメリアが一番好きなんだ…(殴)

そしてシャニマス4thライブ。
その1番の特徴は
コロナ禍による発声NGの状況下で生まれた、
「手紙」を用いた演出です。
アイドルたちが、
過去と未来の自分へ手紙を送る。
過去、現在、未来を繋ぐ事がテーマのライブでした。
そして手紙といえば、


はい。アルストロメリアですね。
周年ライブとユニットナンバーの関連性については、もう疑う余地がないと言えるのではないでしょうか。
であればやはり、
ユニットが掲げるテーマこそ、
各周年のテーマに直結するはずなのです。
ならばアルストロメリアが掲げるテーマとは?

「ハッピーエンド」
先程ワールプールフールガールズでも見たワードですね。(この文だけで伸ばし棒多すぎひん)
アルストロメリアはシャニマス4番目のユニットです。
つまり初期の4ユニットにおけるラストナンバーにあたります。
そのため、ハッピーエンドというテーマはとてもふさわしいように思えます。

(4thで涼本氏もこんな話をしていましたね)
ですが人生はおとぎ話ではありません。(辛辣)
ハッピーエンドを迎えても、
物語のように綺麗に終わらず、
その先へ続いていくものです。

霧子ォオオオオオオオオオオオオオオ
故に、

アルストロメリアは未来を示します。
物語じゃないなら、ハッピーエンドを描くのではなく、進んでいく。
変わっていく中で、変わらないものを届け続ける。


ここ最高にユアマイラブレターでanniversaryな文言なんですよね……大崎甘奈ってかっこいいんですよ…
ほんとアルストロメリアのおかげで生きてる…
生きてるよ…千雪…(わぁ…!生き恥!)
───ええ、つまり、、
4つ目のユニット、アルストロメリアが終わりを示さなかったからこそ、
シャニマスは5つ目の物語を生む事ができたと。
4という数字は過去と未来を繋ぐ架け橋であり、
故にボーナストラック1は5分台を待たずその産声を上げる事ができたということになります。
[PiCNiC BASKET!]
そして5つ目の物語が5という時を待たずに4つ目の物語の中に生まれた例は、他にもあります。

伝説の、ピクニックバスケットです。
めっちゃアルストロメリアコミュに見えますが越境です。
このイベントコミュは、
時系列で言うとこの辺りになります。

そう、ストレイライト加入前、です。
ですがこのイベントコミュの最大の特色として、
ラストに新メンバーとして、ストレイライトの3人がチラッとだけ登場します。
さらに時を経て、



新ユニットが生まれるたびに先行登場する場となっています。
そんな物語のメインビジュアルがアルストロメリアである事は、
まさしくアルストロメリアという
4つ目の物語が未来への架け橋の役割を
果たしていると言えるのではないでしょうか。


そして実はこの感謝祭の時点でもう、
ワールプールフールガールズや、円環、ボーナストラック1における答えをもう示してくれていたりします。
停滞を循環させれば先へ進めるのだと。
甜花は頭がいい…

[4という始まりと9に至る言葉]
さて、アルストロメリアで4と言えば、
思い浮かぶ歌詞があります。

大好きの4文字から始まるStory
アルストロメリア
作詞:鈴木静那
作曲:amazuti
編曲:amazuti
本来の歌詞の意からは外れた解釈かもしれませんが、
4ユニットから始まったシャニマスを表している、
そんなふうに読むことも出来るのではないでしょうか。
永遠の4文字へと繋がるDestiny
そして2番における同箇所の歌詞はこうあります。
追加4ユニットによって永遠へと羽ばたける。
4→8の示唆と受け取れます。
(前述したcanvasシリーズの在り方としても説得力を強めていると思います)
そしてメッセージのこの歌詞を見ると思い出す曲があります。

大好きの4文字じゃ足りないくらい
大崎甘奈(黒木ほの香)
作詞:鈴木静那
作曲:h-wonder
編曲:h-wonder
このフレーズ、甘奈の想いがユニットで歌っている時の同じ言葉に込める想いよりも大きなものである事を仄めかしていてとても好きな歌詞なのですが、
この思想的な流れで読んだ時、
ノクチルという6番目の物語が生まれているタイミング故に、
「4つの物語では足りない状態」
を示しているとも受け取れます。(曲解)
さて、「〇文字」と歌詞中にある曲が
なんと最近新しく加わりました。

ありがとう だいすき たった9文字で
イルミネーションスターズ
作詞:渡邊亜希子
作曲:三好啓太
編曲:三好啓太
お分かりいただけましたね?
「9文字」です。
Echoesシリーズという「09」へ時を進めた新たな物語の中で
9文字というフレーズが。
そしてその中には「だいすき」の4文字も健在である。
まさに時が4から8、そして9へと動いた事を示す密かな証明と解釈できて興味深いと思います。
その宣言をイルミネが行っているのも実に良いです…。
イルミネって最光なんだ…
そしてそして、
「大好き」の4文字から始まり、
「ありがとう だいすき」の9文字へ昇華した言葉。
そのうちの、
「ありがとう」の5文字をキーワードとする楽曲もちゃんと存在していました。

もしトキをトワに変えられるなら
「ありがとう」を永遠に
伝え続けたい気分
もしも明日で世界が終わるのなら
それでもやっぱり「ありがとう」
伝えるでしょう
シャイニーカラーズ
作詞:渡邊亜希子
作曲:原田雄一・奥野涼
編曲:原田雄一
5文字と明記されてはいませんが、
「ありがとう」という5文字に加え、
「愛」や「LOVE」という言葉が詩中に散見されます。
愛なviewとは、
「ありがとう だいすき」の9文字へ至る過程の道。
未完である様を表した曲なのではないかと思っています。
(時を永遠に変える事自体はロングログエンドロールで得た結論と相反するものになることからも、ここがゴールではない事を示していると読み取れます。
世界が終わるという文言に対しても、
プロフィール帳において有栖川夏葉が
「させません」って言ってくれてるので)

【思・想・総・括】
「愛なview」が未完、5文字を表しているとすると、
5という数字の意、始まりと終わりも内包していると仮定できます。
さ!て!
愛なviewといえば
[liminal;marginal;eternal]
[even;4]のアンコール最後の曲でしたね!!!!!

そう、5人によるパフォーマンスで。
愛なviewを5と定義した時、
当記事のめっちゃ最初の方に書いた内容と奇跡的なシナジーを生みます。
ちなみにLME 【even;4】のアンコール最後の曲
『愛なview』から『1/3』までの時間も
約2分となっています。
そしてここで原点回帰、
ボーナストラック1のタイムテーブルも再掲します。
4:45 物音
5:29 ルカの溜息
5:58 ルカの小さい吐息
8:01 マイクの前に立つ
8:15 咳払い
8:19 軽い発声練習
8:32 「うん…大丈夫」
8:37 「…ぁーー」
8:40 「ふーん……はい」
8:48 「──うん…やろう」
お分かりですね?
愛なviewを5と定義する事により、
LMEのアンコール終了から1/3までの時間と
ボーナストラック1の物音終了から歌い出す準備までの沈黙の時間が、
「5の物語から2分の沈黙を経て8に至る」
事で一致します。
そう、無音の時間の一致。
これは両者共に、
意図的に与えられた沈黙である事を証明していると言って良いのではないでしょうか。
であるならば、
ボーナストラック1という無音トラックにおけるタイムテーブル、
その数字もまた意図されたものであると言え
ここまで紡いできた
「作った人そこまで考えてないと思うよ」
と言われんばかりのこじつけフルコースも
ただの妄言と一笑に付すのは早計と言えます。
ならばこそ自信を持って総括しましょう。


THE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@THERS -CoMETIK-の
ボーナストラック1、
そのタイムテーブルの全貌とは、
0:00〜:無音。1〜4分=シャニマス最初期を表す。
〜4:44:初期ユニットのみの期間のためルカが未だ存在せず無音。
4:45〜:物音開始。
4つ目の物語が過去と未来の架け橋となり、5つ目の物語の先行登場の場となる。
〜5:59:ストレイライト加入と5thによってルカの物語が始まる。5分台の間、物音は続く。
「あい」を受け取る期間。愛なviewとも一致。
6:00〜:物音が終了し、無音時間再開。
型にハマらない時間であり、調和し満ち足りている時間のためノイズが生まれていない。
7:00〜: 無音時間継続。停滞を表す。シーズの物語が確定したことで斑鳩ルカは7つ目の物語の人物ではなくなったため再びの静寂。
6分台と7分台で沈黙が連続している事が、停滞の循環→円環の暗喩ともなっている。
また、この2分間がLMEと一致。
8:01〜 : コメティック、その自覚を持った斑鳩ルカが8つ目の物語として動き出す。
円環を脱却した未来の形として、新しい姿を獲得。
〜8:51:トラック終了。
コメティックは9番目の物語ではないため、9分に差し掛かる前に全トラック終了となっている。
ここまでの内容ってちゃんと意味あったんだ!!!
ってなった人多そう。
いやむしろここまで読んで今その感覚になってる人ほんとここまでありがとうございました…。
脱線に見えて本筋だった事が今ならわかっていただけるかと思います…。(これでもだいぶ割愛してたりします…)
これ以上長くしても無意味なのでこれにて畳もうと思います。
本当にここまでお読みいただきありがとうございました!!! !!!!! !!!!! !!! !!! !!!! !! !!!
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