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中将 大木繁 (18) 1945年9月5日『新京の南嶺収容所』

9月5日
橋本虎之助中将、吉岡陸軍中将、田上憲兵曹長が新京から奉天に連行され、軟禁された。
橋本中将は、満州国祭礼総裁
吉岡中将は、関東軍から満州国宮内府へ出向しており、祭礼課長

9月7日
橋本中将、吉岡中将らが、軽装のままソ連領内へ連行された。

9月10日
大木司令官、平木憲兵大佐、伊藤憲兵少佐以下、次々に海軍武官府跡の
仮監獄に送られて、取り調べを受けた。
10日に一応の取り調べが終わると、憲兵関係者は奉天から新京へ移送。
移送後、大木司令官以下の司令部関係将校は、
新京の南嶺地区にある「南嶺収容所」へ送られた。

「南嶺捕容所」は、「大同学院」と隣接する「郵政学院」の敷地に設置された。収容所は鉄条網で囲われていた。

尚「南嶺収容所」には、現在「吉林大学・南嶺キャンパス」が建っている。

見出しの写真は「大同学院」
「大同学院」は、一般官吏の研修・養成機関
管轄は満州国の国務院

当時の新京の地図を見ると
「大同学院」は「建国大学」の裏手、隣り合わせに建っている。
新京駅から真っすぐ南に走る大通りが「大同大街」
この「大同大街」を進むと「大同広場」というロータリーにぶつかる。
この「大同広場」をさらに南下すると「建国広場」というロータリーにぶつかる。
この「建国広場」に面して建つのが「建国大学」。

「建国大学」といえば、安彦良和の傑作歴史マンガ
「虹色のトロツキー」の舞台になった大学である。
「大同学院」はこの「建国大学」の裏手に建つ。

写真の引用は Wikipedia






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