『パルプ・フィクション』

映画を観た。
『パルプ・フィクション』。
マフィアを中心としていくつかのストーリーが交わる映画。

タランティーノ監督の有名な映画。特にマフィアのボスの妻であるミアと、ボスの部下のヴィンセントがダンスをするシーンは有名で、独特な踊りが何度見てもクセになる。

ヴィンセントがなんかかっこいいしなんか憎めない。こいつ好きだなーと思っていたら急に死ぬので結構悲しい。ヴィンセントがミアに投げキスをするシーンがド可愛かった。

ミアはやっぱりめっちゃ美人。黒髪が似合う。お茶目で結構普通の人だけど、目力のせいかとても強そう。「ケチャップ…」と言ったあとのバツの悪い感じが可愛かった。

サミュエル・L・ジャクソンが演じるジュールスはヴィンセントの相棒。信心深くて粗雑さはない。粗雑なヴィンセントとの掛け合いが仲良しで好き。レストランでのシーンはアニメ『チェンソーマン』のOPでオマージュされていた。これもまた有名なシーン。
エゼキエル書の引用を度々するが、この一節は聖書に載っていない創作らしい。毎回「furious anger」と言うところでなぜか「お!きたきた!」と思ってしまう。

ボクサーのブッチはブルース・ウィリスが演じている。ボスのマーセルスがアナルをファックされるところを助けて全てをチャラにされるシーンはかなり好き。
なによりも彼女のファビアンが可愛すぎる。可愛すぎる以外に何の言葉も出ないくらい可愛い。可愛い〜と思って役者さんを調べたらもう59歳でちょっと悲しかった。
タランティーノ作品に出てくる女性はメイクや髪型が不思議とピッタリ合っていて、普段の姿よりも一層魅力的に見えるので不思議だ。好き。

不思議な魅力のある映画。今回観るのが2回目だから頭にスッと入ってきたが、1回目の時は「え?これでおわり?でもなんか面白かったな…!」と意味不明なまま終わった。タランティーノの作品って結構そういうやつが多い。

どんな時にこの映画を観たいですか?と訊かれたらなんとも言語化しにくい映画。この魅力はなんと言えばいいんだろうね。
キャラクターの個性が感じられて、同時にキャラクターの人生も感じられるのが一番好きなポイントかもしれない。

不思議で面白い映画だった。
観てよかったな〜。

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