【映画感想】『バッドボーイズ RIDE OR DIE』ひたすら楽しむワチャゴナドゥ
誰に何を言われようと、大好きなシリーズ『BAD BOYS』。
ポリスバディものなんて、もうその時点で面白いわけですが、バディの相性ということだけで言えば、もうダントツにこの『BAD BOYS』のマイク・ラーリとマーカス・バーネットなのだ。
会話の軽妙さ、かっこよさ、やはり群を抜いている。
(他にも、『リーサル・ウェポン』『トゥルー・ディテクティブ』『セブン』『殺人の追憶』『あぶない刑事』『刑事貴族』と枚挙にいとまがない)
さて、この第4作目、こういう映画を観るとハリウッドの凄さ、底力をこれでもかと見せつけられる。
ハリウッド映画なんてくだらない、というのもわかるし、僕もそう思うことはままある。しかし、もう問答無用に楽しめちゃうのだ。
おそらく3作目の段階ではまだ制作するか未定だったのだろう(3作目に『FOR LIFE』と持ってきちゃってるわけで)。
しかし、この4作目はなかなか出来が良い。2作目、3作目のストーリーは正直ひどいものである。ウィル・スミスとマーティン・ローレンスのバディがいなければ観れたものではない。
しかし、この4はストーリーも割とこじんまりとしていて、よくできている。マイアミ市警という範囲をギリギリ(笑)保ち、その中で極上のアクション、極上の撮影を見せてくれる。この作品に関して、考察してどうこうなんてバカバカしいので、そんなことをするつもりは毛頭ない。ただ楽しめば良いのだ。マイクとマーカスの会話、いつもの面々とのやり取り、カメオ出演の豪華さ(DJキャレドとか笑)。2作目でマーカスの娘をデートに誘いに来たヒョロ吉小僧だったレジーの成長を笑!
ラストの大山アクションシーンの斬新な撮影は、演者が撮影とアクションを同時にこなしている。その演者の技量と、撮影装置の独創性、メカニックに感嘆しつつ、絶対5作目も頼むぜ! と思いながら終幕。ただただ最高。bad boys bad boys whatcha gonna do? whatcha gonna do when they come for you なのである。