こんなにも世界は美しいのに
何故これまで本を読まなかったんだろう
いや、小学生までは読んでいた
図書館の本全部読むぞーなんて
でもいつの間にか読まなくなり
大人になるにつれて、人が作った話に全く興味がなくなり
強いて言えばノンフィクション、もしくはそれベースの映画を見るぐらいで
所詮誰かが考えた話に感動できます?
この世に存在しない登場人物、ありもしないストーリーで泣けますかね
活字読めないし
がしかし数年前
世界が強制的に我らを家に閉じ込めた日
テレビからは不安な情報しか流れず
さすがに3カ月も閉じ込められ、誰とも話せずあと一歩で精神がどっか行ってしまうのではないかと必死に自分を保つ日々
読書好きな姪が、本でも読む?と言ってきて
さすがに小学5年生の読む本を私が読みます?と思ったら
まさかの東野圭吾
大人ですね・・・
驚きながら乗り気じゃないけどうん十年ぶりに読んでみる
面白い・・
他の人のも読んでみる
号泣・・
悪いことばかり考えていた時間が一瞬で過ぎ
一気に読み終える
嗚咽・・・
ハッピーエンドじゃない時は後々不意に思い出して涙したり
友にその本の話をしながらまた号泣
どんだけ響いてるんだ
人の作り話に感動しますかね
なんてあんなに馬鹿にしていた自分が
こんなにもドはまりするとは
自分でもキョトンです
この歳で本に出会い直せてよかった
この歳だからよかった
姪に感謝