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“生まれつき人を愛せない人”の共通点

最近だと「好きな人が中々できない」「人を好きになれない」ことが理由で恋人ができない人が増えているようです。

「仕事や趣味に没頭しているから今は恋人はいらない」という人も中にはいますが、もしかすると恋愛感度が弱い“恋愛不感症”なだけかもしれません。


実際のところ「生まれつき人を愛せない人」がこの世にはいるようで、そのような人たちが無理に恋愛を発展させたり、世間に流されるがままに結婚すると離婚に繋がりやすくなるようです。


では、生まれつき人を愛せない人にはどのような特徴があるのでしょうか。

生まれつき人を愛せない人でも人を愛せる方法もあるので、そちらも併せてご紹介していきたいなと思います。

「人を愛せない」には理由がある?!

生まれつき人を愛せない人にはAVP(アルギニンバソプレシン)受容体が少ないのだそう。

このAVP受容体は人を愛する際に深く関わる脳内物質なのですが、この受容体が少ないと愛着形成が上手くできずに人を愛せなかったり、人を愛せないがために不倫や離婚に繋がることもある、とのこと。

浮気や不倫を繰り返す男性が世の中にはいますが、これももしかしたらAVP受容体が少ないことが関係しているのかもしれません。


ちなみに「AVP受容体が少ない人が恋人を作ったり結婚をすると浮気、不倫、離婚に繋がりやすい」といいましたが、そもそも人を好きになれずに未婚を貫く人も世の中にはいます。

今30歳を越えても恋愛経験をしたことがない人が増加しているのも、愛着形成が上手くいかないことが、その理由かもしれません。

人を好きになるのが怖い?!元回避性愛着だった夫の場合

夫も実は、元々「人を愛せない人」でした。

とは言っても「生まれつき人を好きになることができない」とかではなく「回避性愛着」という愛着タイプで、付き合っていた当初は「人を好きになることが怖い」「人を信用できない」がゆえに好き避け(嫌われることが怖くて好きな人を避けること)をする人でした。

大事なことを話してくれなかったり、(仕事や家庭内などの)問題にぶち当たると1、2年単位で音信不通になることはザラ。

(人を信用できないがゆえに)人を試すような発言や行動ばかりをしていたり、問題を人に打ち明けずにすべて自己解決しようとしたり、、結局自己解決できなくて悩んでいる間中はずっと疎遠でした。


今でこそ愛着形成ができて普通の夫婦関係を築けるようになりましたが、それまでは不安や悩みも尽きなくて本当に大変でした。

今こうやって普通の夫婦でいられるのも、愛着形成の歪みを溶いていったからなんだと思います。


ちなみに夫の場合、家族縁が薄く両親の愛情を上手に受け取れなかったことが原因だと考えられます。

実際に素敵なご両親だし、温かい家族関係でもあるのですが、相性があまり合わないのかお互いを深く理解し合えていないような感じがしました。

親の愛情が注がれてはいるものの、彼のように相性が理由で愛着形成が上手くいかないこともあるのです。

「生まれつき人を愛せない人」が愛せるようになる方法

愛着形成には“オキシトシン”という脳内ホルモンを分泌させることが必要です。

オキシトシンは「幸せホルモン」とも言われていますが、愛着形成が不完全な人は上手くこのホルモンを分泌させることができていません。


人は本来、愛情を受け取ることでオキシトシンを分泌させることができますが、愛情を上手く受け取れない人はオキシトシンを分泌させることができません。

オキシトシンは人や動物と関わることで愛情を感じたり、愛おしいと思うことで分泌されますが、そもそも人との関わりが少なかったり、人に対して苦手意識があったり、人を信用できない場合は愛情を感じにくいもの。

愛着形成をしていくには、人と関わる時間やスキンシップを増やしたり、人に親切にしたり、人に対する苦手意識やネガティブな思い込みを解く必要があります。


私と夫の場合はというと、疎遠の関係を断ち切るために「付き合うなら同棲する、付き合わないなら別れて」という条件を提示し、まずは同棲して関わる時間を増やすことから始めました。


もちろん、これも最初から上手くいった訳ではありません。

同じ家に住むと決めても、最初の頃はマコさんも月に一度しか家に帰ってきませんでした。

その理由は自分のダメな部分をさらしたり、本当の自分を知られることや相手を知ることが怖かったからなんだと思います。


そこで私は「あなたは愛着形成が不十分なの。もっとスキンシップを増やせば変われるよ。まずはハグしよう!」と提案して“ハグ療法”を習慣化することにしました。

これは「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマにも出てきましたが、曜日や頻度を決めてただ定期的にハグをするというもの。

私たちの場合、寝る時には必ずハグをするようにしました。

すると不思議なことに、ハグ療法を取り入れてからは夫が毎日家に帰ってくるようになったんです。


それだけではありません。

家事や掃除、料理をするようになり、休日にはデートを頻繁にするようになったの。

そして自分の仕事や家庭の状況、自分の内面についても打ち明けてくれるようにもなり、心の距離もうんと近づくようになりました。

それからはちょっとした誤解や考え方のすれ違いもなくなったので言い合いも減り、今までの不安や悩みもなくなったのです。


このように、自分の体験を通してもパートナーシップには愛着形成が大きく関係していていたことがわかります。


愛着スタイルを再度構築していくには、時間と労力がかかるかもしれません。

ですが、正しく根気よく向き合えば、愛着形成は必ず上手くいきます。


傷つくことが怖かったり、過去のトラウマに縛られて中々素直になれない人もいるかもしれませんが、いままで関わった人は、ほんの一部の人間(タイプ)だと思ってください。

関わる人が変われば、相手の見方も感じ方も変わります。

相手が相性が良い人であればあるほど、愛情を持った人であればなおさら、愛情は芽生えやすくなります。


まずは今まで出会った人、関わった人の存在は少し置いておいて、新しい素敵な人との関わりから愛着形成していくと良いのかなって思います。


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