セレンディップだより_2020年6月号
「窮(きわ)まれば変ず
ー変化を機会に変えるー」
セレンディップ高等学院 学院長 新川菜生
この数ヶ月は、多くの人にとって思いがけない時間ができたのではないかと思います。
そんな中、身の回りのものを整理して久しぶりに思い出したこと、懐かしい人からの連絡、また自分の新たな興味に気づくことなどがあったのではないでしょうか。
4月より週1度の「読書探求」で読み始めた、二宮尊徳翁の言行録『二宮翁夜話』には「天道(てんどう)」という言葉が多く出てきます。
幼い頃から耳にしていた「おてんとうさま」というのはここから来ていたのか、と納得したところでしたが、そこには「陰陽は両輪」という考え方が示されています。
日本には春夏秋冬があり、冬、春、夏のおかげさまで実りの秋がやってくることを私たちは自ずと感じることができます。
今日また1日を、感謝の気持ちで過ごしていきたいと思います。
4/9 屋外にて始業式を行いました
みやざき延岡LS(ラーニングスペース)すぐ裏手にあります城山の広場にて始業式を行いました。
横浜磯子LS所属のみなさんもオンラインツールで参加。
新年度を延岡の生徒たちだけでも顔を合わせ、また4月の新緑や花々も美しい環境でスタートすることができてよかったです。
オンラインツールをこれまでより一層拡充していく一方で、生身の人間が実際に顔を合わせることのありがたさを感じる日々です。
畑しごと
今年度も地域の方のお力添えをいただきながら、畑しごとに取り組んでいます。
先日、夏野菜を植えてきました。
オンラインの機会が増える日常の中で、自然に触れると心が安らぎ、目の疲れも癒されるように感じています。
野菜の成長と畑の変化、これからが楽しみです。
屋外散策
セレンディップでは日々、屋外散策を取り入れています。
散策時に撮影した写真がある人は、散策後のHR(ホームルーム)で共有し合って、感じたことや気づきをお話しています。
延岡・横浜だけでなく、北海道から参加してくれている生徒もいて、同じ日本でも離れた土地のいまの様子をリアルタイムで知ることができてとても楽しいです。
スタッフにとっても気づきや学び、安心感のある時間となっています。
地域の皆さまのお力をお借りしながら、生徒たちとともにより良い未来に向かってまいります。
今後ともセレンディップをどうぞよろしくお願いいたします。