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こころの花壇に花を植えよう(後編)

こんにちは、山田です。前回の続きです。

私のカウンセリングのベースは、
ホリスティックコミュニケーションその他、
「今→先」志向(解決志向)の技法や視点です。

もとは、後悔、失敗思考(志向?)が強い私です。
反対の姿勢や発想を身につけるのには、苦労しました。
いろんな場面で、意図的に「今→先」「解決」を
考えるようにしていました。

最近は、カウンセリング時と普段のキャラが
あまり変わりません。
カウンセリング的な(役立つ)考え方を、
普段の自分にも向けられる。
それが板についてきました。

さて、この経緯を踏まると、私の心の中は、
「自分が意図して持ち込んできた、
 人為的な(作為的な)な気持ち、考え方」
でいっぱいです。
「それらがたくさん植えられている」状態です。

こう表現すると、ちょっと寂しく侘しく
感じられるかもしれません。

やることがドンドンうまくいって、周りもステキな人ばかり。
温かさや栄養に満ちた環境で、こころの中に、
希望の芽が自然に生え、きれいな花が次々に開いていく。
そんな環境で過ごせたら、どれだけ嬉しいことか。

でも、なかなかそんな時ばかりとは言えません。

となると、自分で自分のこころの花壇を作っていくのも、
意味のあることかなぁ、と思います。

私が一番変わったかも、というのはこの部分。
自分の中に存在して欲しい「こころ(考え方・感覚)」を
自分で設えるのを、厭わなくなったことだと思います。

前編で紹介した、コンパッションフォーカストセラピー
(CFT)でも意図的に、
コンパッションの心の育てることを目標にしています。
技法のひとつに、「実在の人物や架空のキャラで、
コンパッションあふれる存在のイメージを心に植える」
というものもあります。


CFTやホリコミに限らず、
本やネット、誰かのアドバイス、カウンセリング。
こんな気持ち、物の見方考え方、
自分にもあったら良いな、そう思える「こころの花の株」。
自分の花壇に植えてみましょう。

もちろん、頑張って手入れをしても、
うまく育っていくには、時間もかかります。

きれいだけども自分と相性の悪い花は、
そう簡単には、育たないかもしれません。

イジワルな誰かが毒草を紛れ込ませ、
根付く前の花を弱らせてしまう可能性も、
ないとは言えません。

それでも、いくつかの花は、しっかり根付きます。

これを繰り返しているうちに、花が増え、
花壇が大きくなっていきます。

そこで、誰かが自分の花壇に気づき、
見に来てくれるかもしれません。
自分が見に行くかもしれません。
そしたら、
2人で花壇を合わせることになるかもしれません。
花壇を囲うレンガを工夫して、
2つの花壇でコラボするのもありです。

そうして、他の人、また他の人と関わっていくうちに、
花壇と野原の境界も、あいまいになっていきます。
時折目にする雑草も、アクセントの一つに思えます。

自然でも人工でも、
自分が幸せに思える時間ができるなら、増えるなら、
どっちでもOK。
自分なりの花壇が、自分を癒してくれる、
華やかな気分を届けてくれます。

こころの花壇に種をまこう 花を植えよう!

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