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あなたの人生を変えている“無意識”の罠とは?

「あなたの人生を変えている“無意識”の罠とは?他人の一言に支配されない生き方」

もしかすると、あなたの人生は他人の何気ない一言によって大きく変わっているかもしれません。

「あなたには向いていない」「そんなの無理だよ」――

何気ない一言が、知らず知らずのうちに心の奥に染み込み、気づかないうちに私たちの選択や行動に影響を与えていることがあります。
たとえ、それが一瞬で忘れてしまうような言葉だったとしても、その言葉が無意識に深く残り、人生を大きく左右している可能性があるのです。

たとえば、「幼い頃の何気ない褒め言葉が、あなたを得意分野に導いたり、失敗を指摘された経験が挑戦へのブレーキになったり」。
私たちは、そうした言葉の積み重ねを通じて「自分とはこういう人間だ」と無意識に認識するようになります。
そして、その無意識が人生のさまざまな場面で私たちを操ることもあるのです。

この記事では、そんな「潜在意識」がどのようにして私たちの行動や人生を左右するのか、そして他人の言葉が私たちの中でどれほど深く根付いているのかを解説していきます。

最後まで読み進めれば、きっとあなたも自分の中に潜む「無意識のシナリオ」に気づき、そこから自由になるヒントを得られるでしょう。


潜在意識が未来を創り出すとしたら

潜在意識とは、私たちの意識全体の約95%を占める大きな存在で、いわゆる「無意識の領域」とも呼ばれるものです。
日常の些細なこと、たとえば「どちらの足から靴を履くか」など、いちいち考えずに自然と行動している場面はたくさんありますよね。

これらはすべて潜在意識が関わっているのです。
意識的な判断や記憶とは異なり、無意識に決まる行動は「いつもそうしている」ことから始まり、やがて習慣になっていきます。
つまり、潜在意識の力が私たちの日常や行動に影響を与えているのです。


過去の記憶と自己認識

「自分はこういう人間だ」と思っているかもしれませんが、その認識は過去の経験や記憶が潜在意識に蓄積された結果でしかないのです。
私たちは、過去の出来事や他人からの言葉を通じて自己認識を作り上げていきます。
これは、AIが過去のデータから学び、その学習データをもとに最も適切だと判断した回答を生成するのとよく似ています。
たとえば、学生時代の失敗経験が「私は不器用な人間だ」という自己イメージを強めたり、子供の頃の褒められた経験が「私は得意なことがある」と思い込ませたりするのです。

こうして作られた「自分像」は、無意識の中で「自分はこういう人間だ」と自分自身に刻み込まれ、次第に私たちの行動を形作っていくのです。


褒められることと自己イメージ

私自身、絵を描くことや文字を書くことが得意で、これは子どもの頃からずっと「上手だね」と周囲から褒められた経験が影響しているのかもしれません。
一方で、よく忘れ物をしていたことから、「私は忘れ物が多い人間だ」と思い込んでしまっていました。

そう考えると、私たちが「得意」と思っていることも「苦手」と感じていることも、そのすべてが過去に他人から与えられた評価や経験に基づいていることがわかります。

でも、こうした自己イメージは本当に「真実」だったのでしょうか?

もしかすると、絵が好きなのは褒められたからであって、もし「下手だね」と言われ続けていたら、絵を嫌いになっていたかもしれません。
忘れ物にしても、失敗した時だけを強く意識し、「私はいつも忘れ物をする人間なんだ」と思い込んでしまっていたのかもしれません。




他者の意見が私たちに与える影響

このように、他人の何気ない一言が、私たちの人生を大きく左右することは少なくありません。
しかし、私たちは親や周りの大人たちの意見や価値観をそのまま受け入れてしまいがちです。その結果、私たちは知らないうちに他人の価値観や期待に縛られていることがあるのです。
「私には無理だ」「私はこういう人間だから」という思い込みの多くは、実は他者の言葉によって無意識に形成されている場合が多いのです。


周りの人の声を聞き流すことも必要


多くの転職のから学んだこと

私はこれまでに10回以上の転職を経験しています。
その最初のきっかけは、初めての職場で出会ったある出来事でした。
当時、実印を持っていなかった私に、ハンコの営業の方が「無料で姓名判断をしてあげますよ」と勧めてきたのです。先輩の女性社員は「私はいいわ、変なこと言われたら気になるから」と断りましたが、私は断りきれずに見てもらうことに。

営業の方に見てもらうと、「あなたはこれから何度も仕事を変わりますよ。でも、大器晩成なので年を重ねてから成功します」と言われました。

当時、この言葉に非常に不快感を抱き、その営業の方をすぐに追い返しましたが、その時の感情が潜在意識に残り、以後の私の行動に影響を与えたのかもしれません。

今振り返ると、その「大器晩成」の予言も結果的に当たっていると感じますが、これは単なる姓名判断の的中ではなく、自分の潜在意識がその言葉を強く意識し、行動に影響を与え続けてきた結果かもしれません。


他人の言葉から自由になるために


こうして振り返ってみると、私たちの行動や考えは自分のものと感じていますが、実は他人の影響を大きく受けていることに気づかされます。
他人の言葉が潜在意識に入り込んでしまうことで、私たちは本来の自分を見失い、他人の意見に支配されているのかもしれません。

ですが、私たちはこれに気づき、潜在意識に根付いた思い込みを少しずつ見直すことで、本来の自分を取り戻すことができるのです。
他人の言葉に左右されず、自分らしく生きるために、まずは潜在意識にどんな「無意識のシナリオ」が根付いているかを見つめ直してみませんか?

この記事を通じて、あなたが「自分らしい人生」を見つけるためのきっかけになれたら幸いです。


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