認知症と痴呆
昔は認知症を痴呆などと
侮辱的な呼び方をしていました。
痴呆という文字を見て相手を尊重する気持ちが
本当にないなぁって思いました( ;∀;)
あまりにもバカにした感じだなぁって思いますが
これが一般的な呼び方だった時期があるんですね。
認知症は痴呆という漢字から見るイメージとは全く別で
まだ軽度った父の事をお話しさせてもらうと
生活している中でたまに言い合いになって
小一時間話し合ったりすることがあったんですが
その時は普通に話し合ってよくわかったなどと言ってましたが
数十分で忘れていました。
それでも普通に生活できるんです。
おしゃべりも普通です。
認知症というのは初期は
わかりにくい病気だと思います。
本人はなぜ思い出せないのか
今までできていたことがなぜできなくなったのかなど
悩むそうですが自分が認知症だと認めることができない人もいます。
周りが痴呆というイメージで見てしまうと
本人を傷つけます。
本人的にはちょっと忘れただけだと思っています。
認知症じゃないかと疑われると腹を立てる人もいます。
病院に行っても物忘れなんて大したことないと言って
相手にしてくれない先生もいます。
実は認知症なのに病院の先生が大丈夫だと言って
家族も本人も安心してしまって
認知症を悪化させてしまうということもあります。
病院の先生方の考え方や知識がどれだけあるかというのも
問題になってきますね。
物忘れは普通に若い人でもおこることなので
すぐに認知症だと決めつけてしまうのもどうかともいますが
認知症の危険なところは発症してから
10年が寿命だと言われていることです。
認知症だとわかれば症状を遅らせることができる薬があります。
結構強い薬なのできちんと管理が必要です。
薬を飲まずに進行が早まっていくと
もっと苦しい生活になると思うので早期発見
早期治療が大切だと思います。
認知症の問題は加齢なんですよね。
最近多いのは高齢者の孤独死です。
高齢者の一人暮らしというのはリスクがあると思います。
独り暮らしが気楽でいいと思っている人も沢山いるし
施設内での人とのトラブルや虐待などを考えると
一人暮らしというのは誰にも気兼ねする必要がないし
慣れると他の人と一緒に暮らすとか管理される暮らしとか
絶対にありえないと考える人もいると思うし
気持ちもわかります・・・
ただ高齢者が意地になってしまうのは
周りにエイジズムが蔓延しているからではないかと
思います。
読んでくださってありがとうございます(*^-^*)