Colors of Your Entrepreneurship~キャリアストーリーから紐解くそれぞれのアントレプレナーシップ~ #4トライコーン 井上竜志
こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。
セプテーニグループでは「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」をミッションに掲げています。アントレプレナーシップという言葉の解釈は各自に委ねられていますが、社内でもよく語られる解釈の1つに「コントロール可能な資源を超越して機会を追求すること」というものがあります。このような資質と姿勢を持つ人材こそ、ビジョンの冒頭で掲げる「新しい時代をつくる人」であり、セプテーニグループの強みの源泉となっています。
だからこそセプテーニグループにおけるアントレプレナーシップは、限られた経営者やリーダーのみが発揮するものではありません。ひとりひとりがそれぞれのかたちのアントレプレナーシップを見出して日々実践するとともに、その多様性を認め合えている状態。すなわち「アントレプレナーシップの民主化」された姿が私たちの理想です。
このnoteでは、セプテーニグループの各社において、ひとりひとりがどのような思いを持って、どのようなアントレプレナーシップを発揮して働いているのか、社員個人に焦点を当ててご紹介します。
今回は、トライコーン株式会社 井上竜志さんにお話をお伺いしました。
入社2年目で新組織の立ち上げと若手育成に携わり、様々な部署での経験を重ねながら直近の新規案件の創出にも大きく貢献している井上さん。
これまでのターニングポイントや仕事をするうえで意識していること、今後の目標など、井上さんのストーリーをぜひご覧ください!
企業とエンドユーザーの懸け橋として
ー現在の業務内容ややりがいを教えてください。
2019年にトライコーンに新卒で入社し、営業部門、カスタマーサクセス部門を経て現在はソリューション第二グループという、Web制作をする部署に所属しています。
トライコーンではクラウド型CRMプラットフォームの「クライゼル」というサービスを提供しているのですが、私はそのシステムをお客様が希望する仕様に開発したり、WebフォームやWebページを制作したりしています。
営業担当に同行してお客様とお打ち合わせをし、ヒアリングした内容をもとに協力会社さんと仕様の策定をするなど、案件をディレクションしています。時々自分自身でコーディングをすることもあります。
最近は、クライゼルに加え、kintoneという外部のサービスを活用してお客様の社内業務を改善するという案件も増えてきており、そちらについても私がメインで対応しています。
クライゼルでの支援を通じて、企業とエンドユーザーの懸け橋になっていると感じたり、kintoneの導入支援によってお客様から「業務負荷が改善された」、「助かった」、と感謝されたりした時にやりがいを感じますね。
トライコーンは挑戦を応援してくれる
ー学生時代はどのようなことをされていたのでしょうか。
中学生からずっとベースを演奏していたので、大学ではバンドサークルに所属し、オリジナル楽曲を制作していました。
大学がある群馬県でのアマチュアバンド大会で優勝し、ラジオに2回出演させてもらったことをはじめ、自分たちでレコーディングをして制作したCDをライブハウスで販売したり、大学3年時にはサークル長になったりするなど、良い経験ができましたね。
学部については、私は理系で化学と生物を専攻しており、物質を掛け合わせて新しいものを作ったり、シャーレで微生物を数日観察するような研究を行っていました。
お昼に実施した実験結果を、夜バイトが終わった後研究室に行って見て帰る、論文を書くときは夜遅くまでこもって執筆する、などバンド活動と並行しつつ結構忙しく過ごしていましたね。
ー専攻は理系ということで、今のIT領域とは異なることをされてきたようですが、なぜデジタル領域、およびトライコーンへの入社を決めたのでしょうか。
大学時代に理系でたくさん勉強したからこそ、仕事に関しては違うことをしようと思ったんです。
実験の作業をすることよりも人と話したり、実験の計画を立てたりするのが好きだったので、新しい領域で営業職として就職したいと思っていました。
業界については、単純に興味があるかないか、自分が営業活動したときに楽しめそうかという軸で選んでいました。私はもともとWebサービスや、新しいデジタルツールやシステムに触れることが好きだったので、IT関連を志望するようになりました。
とはいえ、就活をしていた3年生の時には正直まだ知識も乏しかったので、気になる企業の選考を色々受けていく中でトライコーンの存在を知り、興味を持ちました。
その後、選考を受けた際に対応してくれた社員の方の印象がとても良かったことや、新しい取り組みをする時には周りがサポートしてくれる社風があるというところが、最終的にトライコーンに入社する決め手となりました。
実際に入社してからも、新しい案件などを自らやりたいと思って挑戦する際には、周りの人たちが応援してくれる雰囲気をすごく感じています。
ターニングポイントは新しい経験での奔走
ートライコーンに入社されてから複数の部署で異なる経験をなさってきた井上さんですが、これまでの中でターニングポイントはありますか。
大きく2つあります。1つ目は、入社2年目に、セールス部門の中で新しく立ち上がったインサイドセールスチームというところに配属されたことです。
新規チームの立ち上げ業務もやりつつ、インサイドセールスチームの新卒2名の育成も担当することになりました。
新卒の育成に関しては、チームの上長などが協力してくださっていたので、自分1人でというわけでありませんでしたが、私自身もまだ2年目だったので、業務においてもわからないことも多く、自分で解決できることは教えつつ、わからないことは上長や他部署の人に新人と一緒に聞きに行ったり、とても大変でした。
今となっては、2年目の段階で組織の立ち上げと新人育成という新しい経験を同時にできたことが、自分にとって成長につながったと感じているのでとても良い経験だったと思っています。
2つ目のターニングポイントは直近で、サイボウズ株式会社のkintoneを活用した業務効率化支援案件をメインで担当するようになったことです。
トライコーンでは数年前から社内用としてkintoneのサービスを利用しており、その整備をインサイドセールスチームの時代から上長と取り組んでいたので、知見がありました。
その頃は外部に対してkintoneの導入支援サービスは提供していなかったのですが、ある時、お客様とのお打合せの際に、先方の要望に対し、当社のサービスとkintoneを連携することで、お客様にとってより良い解決策をご提案できるのではないかと思いついたのです。
そうして実際にシステムを連携し、業務の効率化を実現できたことで、お客様にもご満足いただくことができました。
この案件をきっかけに、自社サービスとkintoneを連携させた案件が増えていったり、社内表彰でMVPをいただいたりしたので、自分自身のキャリアとして会社に大きく貢献できるきっかけになったのではないかと思っています。
これまで複数の領域で得てきた様々な知識と、運の良さが重なってできたことだと思います。
「縁の下の力持ち」を目指し、周囲を支えていける存在に
ーそのような経験を経て、今お仕事をするうえで意識していることはありますか。
社内外問わず、相手の立場を考えることを意識しています。
例えば、ITに関する知識は各企業によって違うと思いますが、「お客様がやりたいことは何なんだろう」、「提案をする中でどうしてこの点が気になっているのだろう」ということを考えてコミュニケーションをとるようにしています。
また社内に関しても、自分が所属するチーム以外の部門のメンバーはそれぞれ別の目標や仕事がある中で協力していると思うので、できる限り相手の立場に立って思いやりを持ちながら業務を進めるようにしています。
これまでの経験でもそうでしたが、自分がやりたいことだけをやろうとすると、うまくいかないことが多々ありました。
自分のやりたいこともありつつ、相手のやりたいことも考えながら、いい塩梅のところをみんなで目指していく方が、結果として目標を達成しやすくなると感じています。
ー今後はどのようなことにチャレンジしたいですか。
現在担当しているkintone関連の案件は、今年に入り導入企業が増加しています。導入いただくことで社内業務を改善できる企業がたくさんいるのではないかと思っているので、事業の推進を図りつつ、社会全体のDX推進に貢献していきたいと思っています。
また、仕事自体は新しい取り組みを日々行っているので、積極的に前に出ていきたいと思っていますが、自分自身のキャラクターとしては「縁の下の力持ち」という言葉が好きなので、仕事でもプライベートでもいろんな人を支えていける存在になっていきたいですね。
ー最後の質問です。あなたにとってアントレプレナーシップとはなんでしょうか。
アントレプレナーシップを、自分にとって仕事をするうえで大事にしていること、と捉えると、「考える力」と「行動力」、この二つが重要だと思っています。
お客様からご要望を聞く中で、社内外で改善点や課題があったときに、既存のものだけではなく、何か新しいものを使えば実は解決できるんじゃないか、ということを考えていくこと。そして、そもそもそれができるのかを確かめるために行動も必要だと思っています。
現在取り組んでいる仕事においても、その考えをもとに行動したことが成功に繋がりました。
それを受け入れてくれるトライコーンの環境にも感謝しながら、この力をさらに高め、発揮していきたいです。
ー井上さん、ありがとうございました!
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