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グループのひとりひとりとグループの未来を描くワークショップ

こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。

当社グループでは、個人の理念や指針などの大切にする想いとグループの理念との関連性が高まることで、ひとりひとりの自分らしいアントレプレナーシップの発揮につながり、その結果グループが持続的に成長することを目指しています。

社員ひとりひとりが当社グループに所属している意義を再認識し、その人らしいアントレプレナーシップを発揮してより高いパフォーマンスの発揮につなげてほしい。
このような想いから、個人の理念とグループの理念とのつながりを認識する場としてワークショップを開催しています。

▼過去にはこのようなワークショップを実施しました。

グループのひとりひとりとグループの未来を描くワークショップとは

今回のワークショップは、個人での思考やチームでの対話を通じて、ひとりひとりとグループ理念の「つながりを明らかに」しながら、その先にある「未来を描く」ことをテーマとしました。

セプテーニ・ホールディングス コーポレートデザイン室長 兼 サインコサイン代表の加来さんと、富士通株式会社のタムラカイさんのファシリテーションのもと、この先何が起こるかわからない不確かな「未来」を「描く」うえで、“いつも”とは違った方法での思考や対話を通じ、お互いの「つながり」を探っていくワークショップが進められました。

加来幸樹

2006年セプテーニ新卒入社。2018年にグループ会社としてサインコサインを設立。「自分の言葉で語るとき、人はいい声で話す」を信念に掲げ、企業理念・個人理念などの共創事業を手掛ける。セプテーニグループ全体のコーポレートブランディングを推進するコーポレートデザイン室、グループ新規事業創出を支援するセプテーニ・インキュベート取締役も兼務。


タムラカイ

デザイナー / ラクガキライフコーチ

2003年富士通に入社、UI/UXデザイナーとしてキャリアをスタート。
2014年から個人活動として創造性を高めるラクガキ講座「ハッピーラクガキライフ」の開催、グラフィックを用いた場作りと新しい組織の実践チーム「グラフィックカタリスト・ビオトープ」の立ち上げなど活動の幅を広げる。
2020年、富士通の全社変革プロジェクト「フジトラ」に参画。個人のパーパスを言語化する対話のワークショップ「Purpose Carving」を開発、全社施策としてグローバル7万人以上が実施、この活動でHRアワード2022を受賞。
マイパーパスは「世界の創造性のレベルを1つあげる」
著書に「ラクガキノート術」「アイデアがどんどん生まれる ラクガキノート術 実践編」(枻出版社)

ワークショップスタート!

まずは「場とつながりづくり」。

「名前・所属と合わせて、個人理念と、最近個人理念を意識したエピソードについて、紹介し合ってみてください」

所属も年次も異なる参加者でしたが、いつもと違った自己紹介からはじまり、お互いの理念について語り合うことで、緊張も徐々にほぐれていきました。

参加者たちの理念は「複雑さを、言葉とストーリーの力で整理する」
「毎年1つ何か新しいことにチャレンジする」「がんばらないをがんばる」など、多種多様です。

▼セプテーニグループでは、8割以上のメンバーが自分自身の理念や指針を持っています。

セプテーニグループ統合報告書2023(p30)より


次に、お互いの仕事内容の紹介を通じて「つながりを明らかに」していきます。

「自分なりのアントレプレナーシップや、自身の持ち味が活きていると感じる時にとっている行動を表す『動詞』を1つ選び、それを使って自分の仕事内容を伝え合ってみましょう」

「つなぐ」「言いかえる」「信じる」「くすぐる」「立ち向かう」など、個性豊かな動詞が挙がり、仕事に対する想いや自分なりの解釈を加えつつ、選んだ動詞と紐づけながら業務内容を紹介し合いました。

普段よりも人と仕事のつながりが見える化され、
「動詞と仕事(所属)のイメージがぱっと見て結びつかなかったけど、説明を聞いてハラ落ちしました」
「お人柄がすごく表れているように感じます」
といった声が聞かれました。

続いて、感情を起点に思考を深めるにあたり、感情を絵で表現する技法「Emography®(エモグラフィ)※」のレクチャーを受けました。

このメソッドでは、口、目、眉のパーツを組み合わせることで、誰でも簡単に100通りの表情が描くことができます。
※emotion(感情) + -graphy(記法)

▼Emography®についてはタムラカイさんのこちらのnoteをご覧ください。

参加者の中には「自分には絵心がない」と申告する方も多くいましたが、楽しみながら取り組んでいました。


そしてこのメソッドを使って「2030年 セプテーニグループで働く私」を考えていきます。

エモーションマップ®とは、「人の本能に作用する表情を描いて発想することで、
まだ言葉になっていない想い(インサイト)を発見するための手法」です。
それぞれの表情を自分の感情として向き合うことで自分との対話(内省)が可能となり、
複数人で行う場合には、描いたエモーションマップを回し読みすることで、
それぞれの想いを多面的に把握しながらより深い対話が可能になります。

「2030年にセプテーニグループで働く私」を想像し、様々な表情に合わせて「こんなことを言っているかもな」「こんなことを言っていたいな」というセリフを埋めていきました。記入後、チームのメンバー間で回し読みをし、共感したセリフや気になった点に線を引いて可視化しました。

想像した「2030年の自分」をお互いに共有し対話する中で、「わかる!」「セプテーニグループの特徴ですね!」と盛り上がりました。


最後は、集まったメンバーと「ともに未来を描く」ことにチャレンジ。

個人理念や選んだ動詞、対話から見えたそれぞれの個性やお互いのつながりを活かしながら、ビジョンの先の未来を見据えて「このチームだからこそできる」新規事業を考案しました。

各チームで活発に意見を出し合い、「言葉だけでなく、文化や背景なども含めて多様性を認め合える翻訳サービス」や「自分を永久的に世に残すことができる自己キャラクター化ツール」など、ユニークな事業が考案されました。

ワークショップは、加来さんからのメッセージで締めくくられました。

「自分らしくアントレプレナーシップを発揮している様を動詞であらわす、という試みの中で、1つとして動詞が被らなかったことからも、ひとりひとりに違いがあるということを改めて実感しながら、自分自身とグループミッションにもつながりや関連性があるということも感じていただけたのはないでしょうか。
そして、このワークショップの中でもひとりひとりの参加者ならびにそれぞれの所属する企業や従事する仕事内容とのつながりがある新規事業のアイデアが生まれました。みなさんが自分らしくアントレプレナーシップを発揮しながら、それぞれの仕事に取り組んでいくことが、結果的にみんなでグループのミッションやビジョンを実現することに繋がっていくんだということを、少しでも感じられる時間になっていたら良いなと思います。」


ワークショップ参加者の声

ワークショップの参加者からは以下のような声が寄せられました。

初めてお話しした方もいましたが、ワークショップを通じて、同じグループの方の熱量と誠実さを改めて感じました!そういうグループの中で働けていることを再認識できました。機会があれば、実際の仕事でもコラボできることがないか話せたら良いなと思いました。
普段考えないようなことを考えられて楽しかったです!

自分自身を見つめ直し、自分やセプテーニグループの将来を考えるという内容の濃い時間を過ごせました。また、他のメンバーの考え方や行動理念が多様だったこともあり、良い刺激を受けましたし、ビジョンがあることの重要性も実感しました。

普段業務で関わることは少ないグループ内の方とコミュニケーションが取れたことは大変有益だと感じました。また、改めて思考を言語化することで見えていなかった自身の特徴等にも気づくことができ、とてもためになりました。

セプテーニグループでは今後も、継続的に個人とグループとの理念のつながりを感じる取り組みを実施し、社員ひとりひとりのグループ理念の自分ゴト化、自分らしいアントレプレナーシップの発揮につなげてまいります。