セプテーニグループのアライ、「SEPALLY Friends」をご紹介!
こんにちは!セプテーニグループnote編集部です。
セプテーニグループでは、CSR活動の重点テーマの1つに「ダイバーシティ&インクルージョン」を掲げており、その一環として、グループ横断のLGBT&アライネットワーク「SEPALLY RAINBOW(セパライレインボー)」を組成し活動しています。
今回は、その「SEPALLY RAINBOW」で活動しているメンバーからの寄稿記事です!
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こんにちは!「SEPALLY RAINBOW」です。
これまでSEPALLY RAINBOW では、SEPALLY RAINBOWメンバーの活動、活動にかける思いやLGBT当事者の方々によるお話をお届けしてきました!
「SEPALLY RAINBOW」ってなに? ~活動内容について~
アライとは? ~LGBT当事者インタビュー。ゲイの実生活と私たちができること~
「虹トーーク!!withきのコさん」開催!~LGBT当事者トークイベントレポート
SEPALLY RAINBOW WEEK開催中!
さて、今回は、セプテーニグループのアライ表明の仕組みや、アライ表明者の想いをご紹介いたします。
みなさんは「アライ/ALLY」という言葉をご存知でしょうか。アライとは、英語のアライアンス(同盟、味方)が由来となってできた言葉ですが、一般的にはLGBT当事者に共感し、寄り添いたいと思う人のことを指します。
セプテーニグループとアライ
「LGBTに対する理解を深め、アライを増やすことで、LGBTであるないに関わらず、すべての社員にとって働きがいの高まる職場をつくる。」これがSEPALLY RAINBOWが組成された目的です。
その目的を果たすため、2018年より「アライ認定」をスタートしました。アライになるためには、①LGBT研修の受講、②アライ認定テストの合格、という二点の条件を設けました。研修は全社員受講することができますが、あくまで任意での参加としており、「アライになりたい」と自主的に手を挙げたメンバーのみがアライになれる仕組みにしています(管理職は定期的に行われる研修への参加が必須ですが、認定テストの受講は任意となっています。)。また、アライに認定された社員にはSEPALLY RAINBOWのロゴステッカーを配布しており、パソコン等に貼ることで周囲に向けてアライ表明ができるようにしています。
こちらのロゴは、LGBTのシンボルカラーである6色の短冊が折り合わさって、大きな力になるというコンセプトをもとに、セプテーニグループのクリエイティブ制作会社Septeni Ad Creativeが作成したものです。シンプルなデザインにすることで、LGBTが普遍的な存在であることを示しています。
「アライ認定」から「SEPALLY Friends」にアップデート
そして、この「アライ認定」の取り組みをさらにアップデートするため、2020年4月より「SEPALLY Friends」に名称を変更いたしました。「認定」という上下を連想させる言葉ではなく、よりフラットで思いやりのある関係性を表現にしたいと考えたからです。
あわせてアライになるための方法も見直しました。これまでは「年に一度の研修への参加→テスト合格」というフローでしたが、これからは「SEPALLY RAINBOWで作成したオンラインテキストでの学習→オンラインテスト合格」というフローに変更しました。これにより、アライ希望者自身のタイミングでテストを受講し、アライになれる仕組みにしました。
仕組みを再検討する中で、「LGBT当事者に共感し、寄り添いたい」という気持ちがあれば、アライと定義してもよいのでは?という議論もありました。しかし、研修の受講やテキストでの学習そしてテストの合格というフローを必須条件としたのは、きちんと知識をもったうえで当事者と関わってほしいというSEPALLY RAINBOWの想いがあったからです。
SEPALLY Friendsの想い
先日SEPALLY Friendsを対象にペーパーインタビューを行いました。SEPALLY Friendsの生の声をヒアリングしてみると、改めて、自ら進んでアライになりたいという想いを持ったメンバーのみがSEPALLY Friendsとして集まっているということが感じられました。ここからは、インタビュー内容を少しご紹介いたします。
「SEPALLY Friendsになろうと思ったきっかけはなんですか?」
・無知が故に意図せず誰かを傷つけることがないようにしたいと思った。
・メンバーに当事者がいる可能性を考えると、マネジメントに必要だと思った。
・SEPALLY Friendsになり、アライを表明することにより、少しでもまわりの当事者の心理的負担を減らすことができるのではないかと思った。
「研修に参加してみて何か変化はありましたか?」
・周囲の発言に敏感になり、自らの発言にも改めて注意するようになった。日々何気なく使っていた「彼女/彼氏いるの?」という発言も「恋人はいるの?」という表現に改めるようになった。
・採用面接の際、面接に来られた方がPCのステッカーを見て、カミングアウトしてくれたため、セプテーニグループとしてのスタンスを伝えることができた。
・まだ周囲から相談を受けたことはないが、いつ相談されてもいいと思える自信がついた。
・性別だけでなく、国籍や宗教なども含め、物事をフラットに見るようになった。
・人と接する際に性別という考え方がなくなった。相手を尊重してコミュニケーションを取るうえで性別は関係ないということを改めて実感した。
「今後、SEPALLY RAINBOWの活動はどのようになっていってほしいと思いますか?」
・理解者をもっともっと増やしていくこととナチュラルに情報発信をしていくことを期待している。活動をプロモーションっぽくしてしまうとネガティブなイメージを持つ人が出てくる可能性があるため、バランスを取りながら継続していってほしい。
・海外支社に勤務していて思うことは、LGBTは大したことではなく当たり前であり、ダイバーシティの中ではLGBTよりも人種、宗教の方がより大きい問題となるケースが多いということ。日本ではLGBTが際立っているが、国際化を目指すうえではそういった視点も活動に加えていってほしい。
・今回の新型コロナウイルス対応による在宅勤務を経て、「インクルージョン」の視点ではまだまだということを痛感している。ある人が選択した行動に対し、違う選択をした人がそれを尊重できるよう、「原則と例外とは?」といった視点でももっと情報発信していってほしい。
現在、SEPALLY RAINBOWは10数名で活動していますが、インタビューの回答から多くのSEPALLY Friendsもこの活動について真剣に向き合い、「当事者に共感し、寄り添いたい」という想いを持っていてくれることに、改めて活動の意義やグループのパワーを感じています。すべての社員にとって働きがいの高まる職場づくりを目指し、今後も活動に取り組んでいきたいと思います。
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