Colors of Your Entrepreneurship~キャリアストーリーから紐解くそれぞれのアントレプレナーシップ~ #1Septeni Japan 小嶋 悠介
こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。
セプテーニグループでは「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」をミッションに掲げています。アントレプレナーシップという言葉の解釈は各自に委ねられていますが、社内でもよく語られる解釈の1つに「コントロール可能な資源を超越して機会を追求すること」というものがあります。このような資質と姿勢を持つ人材こそ、ビジョンの冒頭で掲げる「新しい時代をつくる人」であり、セプテーニグループの強みの源泉となっています。
だからこそセプテーニグループにおけるアントレプレナーシップは、限られた経営者やリーダーのみが発揮するものではありません。ひとりひとりがそれぞれのかたちのアントレプレナーシップを見出して日々実践するとともに、その多様性を認め合えている状態。すなわち「アントレプレナーシップの民主化」された姿が私たちの理想です。
このnoteでは、セプテーニグループの各社において、ひとりひとりがどのような思いを持って、どのようなアントレプレナーシップを発揮して働いているのか、社員個人に焦点を当ててご紹介します。
今回は、Septeni Japan株式会社 小嶋 悠介さんにお話をお伺いしました。
学生時代は何事も要領よくこなしていたという小嶋さんですが、入社してとある先輩に出会い、その思考・行動全てに衝撃を受けたことをきっかけに、仕事への意識ががらっと変わったといいます。
そこから努力を重ね、入社4年目には社内アワードを受賞するほど活躍をしている小嶋さんのストーリー、ぜひご覧ください!
ー現在の業務を簡単に教えてください。
クライアント企業のビジネス成長を支援するために、デジタルマーケティングを中心にセプテーニの強みを用いてベストな戦略の立案や実行を手掛けています。
業務は大きく2つあります。
一つは担当しているクライアント企業の支援やコンサルティング、プロジェクト全体の管理です。もう一つは、マネージャーとしてチームビルディングやチームメンバーのマネジメント・サポートを行なっています。
ー様々な企業がある中で、なぜセプテーニグループに入社したのでしょうか。
もともと体育教員になりたくて大学に進学したのですが、大学での様々な経験を通じて、教える立場より学び続けて色々挑戦する方が楽しそうだなと思うようになりました。
また、好奇心が旺盛だったので、より広い領域で自分の価値や存在を発揮して、周囲に認められたり貢献できる仕事をすることがやりがいに繋がると思い、一般の企業に就職することに決めたんです。
広告業界を選んだのは、いろいろな業界の方々とお仕事ができるところや、自分が関わったことが世の中に大きなインパクトを与えられるところに魅力を感じたためです。そして広告業界の中でも特に変化の激しいデジタル領域に注目していました。
デジタル広告の企業を様々見ていく中で、セプテーニグループではAI採用を開始していて、独自性のある採用方法で面白いなと思っていました。
就活を通じ人事の方たちと接する中でも、自分が働きやすそうな環境だなと感じたため、最終的にセプテーニグループに入社しました。
「この人には勝てない」 先輩との出会いが仕事への意識を変えた
2019年に入社し、当初営業職希望だったのですが、コンサルタント部門に配属になりました。
最初は希望の職種では無かったので、これからどういうどういうキャリアを築いていけばいいんだろうという不安もありつつも、何とかなるだろう、できる範囲で仕事を要領よくこなしていこう、という考えで仕事をしていました。
でもある時クライアント企業へのアポイントで1つ上の先輩と一緒になったのですが、その時に直感的に「この人には、何事においても勝てない」「この人のようになりたい」という憧れが芽生えて、そこから意識ががらっと変わりました。
ー具体的にどのようなところに衝撃を受けたのでしょうか。
その先輩は当時まだ入社2年目だったのですが、立ち振る舞いや言動、周囲への配慮、周りからの信頼感、頭の回転の良さ、顧客とのコミュニケーション・・・など総合的に絶対敵わないと感じました。でもそれと同時に、この人のように仕事ができたら、もっと楽しいんじゃないかとも思ったんです。
でもこの人のようになるには、今までのようにそつなくこなしているだけでは駄目で、努力しないと追いつけない領域にいるなと感じ、変わりたいと思うようになりました。
そこでその先輩のもとで働きたいという希望を出して、10月から営業として一緒に働かせていただくことになったんです。
ーその先輩のもとで働くことになって、いかがでしたか。
結構地獄の日々でしたね(笑)。
これまではそんなに苦戦せずに、なんとかなるだろう、の精神で何事もこなせていたのですが、そこからは多くの挫折を味わいました。
毎日たくさんのフィードバックや指摘をもらいながら、仕事のスピードがものすごく早いので追いつくのに必死でした。
また、先輩は特に営業の型があるわけではなくクライアント企業ごとに柔軟にカスタマイズした提案・サービスを提供するスタイルだったので、自分としては何が正解かわからず、進め方やまとめ方がわからなくて戸惑ったりもしました。
加えて、先輩に対するクライアント企業からの信頼が厚すぎて、なかなか私自身への信頼が得られない・・・など結構苦しいなと思う機会が多かったですね。
先輩を目指すことから、自身の強みを生かしたスタイル確立へ
ー初めての挫折を経験したのですね。
ただ、挫折を味わいながらも、本で知識をたくさんインプットしたり、先輩と一緒にいるときは先輩がどのような振る舞いや思考をしているのかよく観察したりして、学ぶようにしていました。
そうする中で、何とか先輩のスピードに食らいついていけるようになって、自分では先輩と同等にクライアント企業に向き合えるようになったと思っていました。
そんな矢先、クライアント企業の担当の方から「提案に小嶋さんの意思が感じられない」と言われてしまったのです。とてもショックでした。
でも振り返れば、先輩のやり方を踏襲する方法で提案していたり、クライアント企業の要望のままに対応したり、よりよいサービスを提供するためのアクションができていなかったことが、クライアント企業にも伝わったのだと思います。
デジタルマーケティング業界は市場の変化がとても早いので、先輩が少し前にやっていたやり方をマネしているだけでは求められているレベルを超えられないということに気づきました。自分の強みを生かした独自のスタイルを確立しないと、クライアント企業のビジネス成長に貢献できず、自分を認知も評価もしてもらえないことから、市場の変化に対応できる力や先輩のスタイルに加えて、自分なりのスタイルを作り上げることに注力するようになったのです。
ー目標設定が先輩に追いつくことから、自分の強みを生かしたスタイルの確立に・・・さらなる成長の機会となったのですね。どのようなところを強みとして伸ばそうと思ったのでしょうか。
私は理解できたことに対しては結構要領よく進めることができていたので、さらにスピードを上げることを意識しました。またクライアント企業のことを考えることが好きなので、普段の報告だけではなくクライアント企業にとって付加価値となる情報も加えて提供するようにしました。
あとは、他部署の知識もインプットするようにし、クライアント企業から質問された際に、専門の部署に確認しなくても回答できる範囲を少しでも広げるようにすることで、よりスムーズに対応できるようにしました。
ー目標設定を変えたことで視野が広がり、できることの幅をどんどん広げていかれたんですね。
小嶋さんは現在マネージャーとしてメンバーを育成する立場になって、メンバーの方にもその学びを伝えているのでしょうか。
そうですね。いわゆる一人前と言われるレベルはみんな普通にやっていればできるようになると思うのですが、自分が経験したことも踏まえ、普通レベルではなくもう一歩先を考え、プラスアルファの付加価値を提供して、クライアント企業の信頼を継続的に得られるようにしよう、ということは話しています。
より経営目線でチャレンジ、自分独自の価値提供を目指して
ー一歩先を見据えて付加価値を提供するというのは、大事ですね。
このようにご自身の経験を踏まえた気づきをもとに、現在も営業として活躍していますが、今後さらにチャレンジしたいことはありますか?
チャレンジしたいことは3つあります。
一つ目は、これまでプレーヤーとして頑張ってきて、自身ももちろんまだまだの部分もありますが、今後は強いフロント組織、チーム作りに注力したいと思っています。
2つ目は、より上位の経営的な視点を持った意思決定やアクションをしていきたいです。
そして3つ目は、クライアント企業に対して、今はデジタルマーケティングの領域内でご支援することが多いのですが、もう少し全体的な事業レベルの目線でご支援できるようになっていきたいと思っています。
ーより上位の目線でチャレンジしたいと思うようになっているのですね。 ありがとうございます。
最後の質問です。「あなたにとってのアントレプレナーシップとは」?
移り変わりが激しい世間の変化に合わせて、自分独自の介在価値をクライアント企業や社会にいかに発揮できるかを考えることだと思っています。
昨今、AIや汎用システムの発展が進む中、自分にしか出せない価値・差別化要素がとても重要になってくると思いますし、それが発揮できたら楽しいのではないかなと思います。
ー小嶋さん、ありがとうございました!
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