アート思考を用いた新規事業アイディア創造ワークショップ イベントレポート ~セプテーニグループ新規事業プランコンテスト「gen-ten 2021」に向けて~
こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。
セプテーニグループでは、毎年社内新規事業プランコンテスト「gen-ten」を開催しています。
▼「gen-ten」についてはこちらの記事をご覧ください。
今年も「gen-ten」の開催が決定し、それに向けて、新規事業に興味・関心のある有志メンバーが集まるオンラインのクローズドコミュニティ「gen-ten オンラインサロン」も組成されました。
オンラインサロンでは、セプテーニグループの経営陣も交えながら、メンバー同士で新規事業に役立つアイディアのシェアや具体的なプランについての意見交換、また外部講師を招いての勉強会やワークショップが開催されます。
先日、その一環で、株式会社キタイエ 代表の喜多さんをはじめとする外部講師をお招きし、社内向けの新規事業アイディア創造ワークショップをオンラインで実施しました。
今回のnoteでは、その内容をイベントレポートとしてお届けいたします。
みなさんも一緒にワークショップに参加してみてください!
ーーーーーーーーーーーーーー
ファシリテーター:
ワークショップ開始
喜多さん)
それではみなさん、改めて本日のワークショップを通じて持って帰りたいものは何か、考えてみてください。
本日のワークショップの流れは、このように進めていきたいと思います。
また、今日の場のルールです。
まず、ワクワクした気持ちを生むためにも、「青春」や「ロマン」を大切にして下さい。できるできないは関係ありません。
そして話し合いの場では、立場や肩書は考えず、忖度なしでいきましょう。
また、感覚や感情を大切にしましょう。
01 自分の価値観に出会う
伊佐間さん)
このワークでは、以下のプロセスを通じ、自分が持っている「価値観」や「人生を通してやりたいこと」「創り上げたい世界観」を言語化し、明らかにしていきます。
それではまず、キャリアガーデンというサイトを開き、その職業一覧から、直感的に気になる職業を20個~50個ほどピックアップしてみましょう。ここでポイントなのは、全ての職業に目を通したうえで、今持っている知識やスキル等に関わらず、自分の好きに忠実に直感で選ぶ、ということです。
あまり興味がある職業を上げられない時は、もう一回改めて一覧を見直してみると、意外に気になる職業を見つけることができたりします。それではやってみましょう。
***
伊佐間さん)
今のステップでは、雑多なものから気になるものをピックアップしてみる、ということをやりました。
次の15分間では、ピックアップした職業を見て、そこから考えられる軸・共通項を、重複ありで最低8つ以上見つけて番号を振っていきましょう。
伊佐間さん)
あげる軸・共通項はざっくりで大丈夫です。この後、自分が人生を通じてやっていきたいことをブラッシュアップしていくフェーズがあるので、その材料だと思って書き出してみてくださいね。
もしやってみて時間に余裕がありそうだったら、ぜひ軸・共通項に5W1Hを付け加えて具体化してみてくださいね。
例えば「助ける」という言葉だったら、どんな人をどのように助けるのか、というかたちです。
それではみなさん、それぞれ考えてみましょう。
***
伊佐間さん)
今は、先ほど選んだ雑多なものから共通項を出し抽象化していく、ということをやりました。
次のプロセスに行きたいと思います。
今度は、「ソウルセンテンス」を作っていきます。
ソウルセンテンスとは何かというと、「人生をかけてやりたいこと」です。
伊佐間さん)
ソウルセンテンスをつくるときは、何の制約も考えず、妄想しながら自由な発想で作ってみてください。
それでは10分間、考えていきましょう。
***
伊佐間さん)
次のステップです。
ソウルセンテンスに、ターゲットと世界観をトッピングして、イメージを膨らませていきましょう。
伊佐間さん)
今すでに自分がやりたいことをやれている人も、実際に書き出してみると、改めてこういう要素を大事にしていたな、とか、ここが譲れないポイントだな、ということが、センテンスの中に入ってきたりするので、そういった視点でも見てみると面白いと思います。
それではみなさん20分間、始めていきましょう。
***
伊佐間さん)
みなさんできたでしょうか。
これまで、ソウルセンテンス、ターゲット、世界観を考えてもらいましたが、そもそもそれらは自分自身のどのような過去の経験から生み出されていると思いますか?
次のステップでは、それらが生み出されるきっかけになったと思う過去の経験を1~4個ほどだして、ストーリーを描いてみましょう。
どうしてこれをやりたいと思うようになったのか、どうしてこういった人たちの役に立ちたいとか助けてあげたいと思うようになったのか。その背景を振り返って考えてみてください。
伊佐間さん)
10分ほど各自で考えたあと、3~4人のチームになって、出てきたそれぞれのストーリーをシェアしていきます。
喜多さん)
このストーリーと自分のやりたいことを繋げる手段をナラティブアプローチと言います。
語る中で、頭の中が整理されたり、新しい事実が見つかったりするかもしれません。
02 世界観を表現する / 03 プロジェクト化する
伊佐間さん)
いかがだったでしょうか。
ここまでは、新規事業の種の部分や、自分の価値観、理想の世界観をつくって準備してきました。
次は、これを新規事業アイディアとしてかたちにしていきます。
鎌田さん)
ここからは、これまで考えたソウルセンテンスをもとに、「自分が心からワクワクする新規事業のつくり方を体感する」ことを行うワークをしていきたいと思います。
ここで大事なのは、「妄想」と「対話」です。
自分の中で描いた世界観をじっくりと妄想し、それをもとに人に語っていくという、自分自身とも相手とも対話するということをやっていきます。
それでは目をつぶってください。
そして、自分のソウルセンテンスを思い返しながら頭の中でじっくりと以下の内容を想像してみましょう。
鎌田さん)
自分の中で妄想するというのが、少し難しいと感じた人もいたかもしれません。このステップを踏まえて、だからこそ自分自身がこれをやっていきたいんだというところを、この後一緒にブラッシュアップしていきたいと思います。
それでは次はプロジェクト化していきます。今まで描き出してきたソウルセンテンスを踏まえて、どんなことをやっていけると自分としてワクワクするのかを考えます。以下の具体的な質問を通して書き出していきましょう。
これらの質問に回答するにあたっては、先ほどやったように、目を閉じて自分の中で「妄想」して、そこからでてきたものを「語るように」書き出すということを意識してみてください。
自分の中で完璧は求めすぎず、いったんざっくりとでいいので箇条書きで書いていくかたちで大丈夫です。
それでは始めましょう。
04 共創する
鎌田さん)
ここから最後のステップに入っていきたいと思います。
これまで書き出してきた内容をグループに分かれて一人ひとり発表していただきます。
そしてその発表に対し、他の人からアドバイスや感想、フィードバックをもらって、ブラッシュアップしていきたいと思います。
発表にあたっては、これまで書き上げてきた内容を以下のフォーマットでまとめて、他の人に共有しましょう。
鎌田さん)
ここからグループでシェアとフィードバックをしていただきますが、とても重要なポイントがあります。
それは、原稿を読まないで、想いを語る、ということです。
自分の中に溢れる想いをシェアするということを意識して発表してみてください。
聞き手の方も、この想いに応えるようなフィードバックを返してあげてくださいね。
***
喜多さん)
はい、いかがでしたでしょうか。これで本日のワークショップは終わりです。
今日の時間で考え出したものを、ぜひgen-tenに向けて詰めていただければと思います。
また、gen-tenに限らず、それぞれ考えていただいたみなさんのその想いはいつか叶うと信じていますし、色んなタイミングでさらにブラッシュアップしていただけるといいのかなと思います。
ーーーーーーーーーー
今回のワークショップに参加したメンバーからは、
といった感想があげられ、とても実になる時間になったようでした。
ファシリテーターのみなさん、ありがとうございました!
**編集後記**
新規事業の創出というと、とても大がかりなお話に聞こえるので、ワークショップ体験前は、正直私には難しいだろうなと思っていました。
しかし、実際に参加してみると、お題に応じて自分を振り返ったり、さまざまな考えを巡らせたりする中で、最終的にはアイディアの種となる、自分のソウルセンテンスや価値観、世界観を創り上げることができました。
gen-ten出場予定メンバーは、予選・本選への意欲が増したようでした。
みなさんも、ワークを通じて自分のやりたいことを見つけられましたか?
今後も、今回のようなセプテーニグループで実施している新規事業創出への取り組みをご紹介していきたいと思います!
お読みいただきありがとうございました。
#セプテーニグループ #新規事業創出 #gen -ten #ワークショップ #イベントレポート #アート思考