Colors of Your Entrepreneurship~キャリアストーリーから紐解くそれぞれのアントレプレナーシップ~#5ミロゴス 田中悠生依
こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。
セプテーニグループでは「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」をミッションに掲げています。アントレプレナーシップという言葉の解釈は各自に委ねられていますが、社内でもよく語られる解釈の1つに「コントロール可能な資源を超越して機会を追求すること」というものがあります。このような資質と姿勢を持つ人材こそ、ビジョンの冒頭で掲げる「新しい時代をつくる人」であり、セプテーニグループの強みの源泉となっています。
だからこそセプテーニグループにおけるアントレプレナーシップは、限られた経営者やリーダーのみが発揮するものではありません。ひとりひとりがそれぞれのかたちのアントレプレナーシップを見出して日々実践するとともに、その多様性を認め合えている状態。すなわち「アントレプレナーシップの民主化」された姿が私たちの理想です。
このnoteでは、セプテーニグループの各社において、ひとりひとりがどのような思いを持って、どのようなアントレプレナーシップを発揮して働いているのか、社員個人に焦点を当ててご紹介します。
今回は、ミロゴス株式会社 田中悠生依さんにお話をお伺いしました。
就職活動時から、企業理念に目を向けられていたという田中さん。
ミロゴスへの入社の決め手や、仕事をするうえで大切にしていること、そして、入社3年目となった今、プレイヤー、また、チームリーダーとして、ミロゴスやセプテーニグループが掲げるミッションをどのように体現されているのかなど、田中さんのストーリーをぜひご覧ください!
自身に重なるビジョンとミッションのおもしろさに惹かれた
ー現在の業務内容を教えてください。
2022年にミロゴスへ入社してから、半年間は営業部隊であるセールスチームで研修を受け、その後現在に至るまでソリューションコンサルティングチームに所属しています。業務としては、主にSI(システムインテグレーション)施策やキャンペーンなど、LINE上で展開されるプロジェクトの管理・進行を担当しています。
また、今年の2月からは、チームリーダーとしての業務も平行して実施しており、自チームの目標設定や採用活動にも携わらせていただいています。
現在は、このようにプレイヤーとチームリーダー両方の立場で業務を遂行しています。
ー学生時代にはどんな経験をされてきましたか。
大学時代は社会学部で、メディアを学問として学んでいました。
高校時代に1年間カナダに留学をしていたのですが、海外に行って英語ができず苦労していたとき、心の支えになったのが日本のテレビでした。これをきっかけに、主にマスメディアに興味を持ち、学問として学んでみたいと思うようになりました。
スポーツ観戦が趣味だったので、大学ではスポーツの放映権について学んだり、当時新型コロナウイルス感染症がちょうど流行った時期だったことから、コロナと余暇を掛け合わせた社会学のような研究に取り組んだりしていました。
ー高校での経験から、メディアに興味を持つようになったのですね。
マスメディアへの関心を経て、ミロゴスで働くことを選んだ理由を教えてください。
就職活動をする中で、やはりメディア関係に就職したいと思い、今後さらに伸びていくだろうと考えて、デジタルメディアを選びました。
デジタルメディアに関わった際には、「送り手にとっても受け取り手にとっても価値のあるメッセージをいつでも多く届けられ、受け取れる」ことができたらいいなと思っていました。自分が実際、高校時代にメディアに助けられた経験があったので、それに近いことをしたいと思っていたんです。
さらに、デジタルメディアの中でも「多くの人に確実に情報が届く」という意味では、日本で9割程使用されているLINEというプラットフォームが面白そうだな、と思いました。
就職活動をする中で、ミロゴスの「あらゆるモノのhubとなり、なめらかなUXを実現する」というビジョンが、自身のやりたいことに近いと感じ、興味を持ちました。また、「豊かさのおすそわけ」というミッションの「まずは自分が豊かになる」という部分に他にはなさそうなおもしろさを感じて、ぜひ選考を受けたいと思ったんです。選考時の面接では、現在の先輩の方々がとても良い雰囲気で接しやすかったことも入社の決め手となりました。
【大事にしている価値観】
■ミッション
〈豊かさのおすそわけ〉
私たちは本質的価値の創造活動を通じて、
まず自身が豊かな生活を送ることで充足し、
幸福の余剰を社会に還元していきます。
■ビジョン
〈あらゆるモノのhubとなり、なめらかなUXを実現する〉
「やるしかない」状況に置かれ、視野が広がった
ー入社前からミッションやビジョンなど企業理念を見ていたのですね。
入社してからこれまでのキャリア(人生)を振り返り、ターニングポイントはどこですか。
ターニングポイントは2度ありました。
1度目は昨年の9月です。それまでは、どちらかというと先輩に指示をいただいてから取り組むことが多かったんですが、私がメインでLINEの施策やキャンペーンを行うことになりました。主体的に動くことが増えたと思います。
「やるしかない」状況の中で自分自身でもできることの幅が増えましたし、やることが増えてキャパも広がり、視野も広がったのではないかと思っています。また、これが、チームリーダーを任せてもらうきっかけにもなったと思います。
ここが一番大きなターニングポイントでしたね。
2度目は今年の2月に、チームリーダーをさせていただくようになったときです。それまではプレイヤーとして案件を担当していたので、視野が広がるようになったと言っても、基本的には自分と、自分の周りのことしか見ることができていませんでした。
後輩もでき、チームリーダーの立場になると、自分のことの先を見る、というよりもチームがミロゴスの目指している方向性に合っているか、というように、より先を見据え、自分以外のことも考えるようになりました。
また、自分がリーダーになると、上層部の方と直接お話する機会が増え、自分がプレイヤーとして感じていた改善点なども容易にお伝えできるようになりました。その意味で、裁量が広がり、やることの幅も広がったと思っています。
コミュニケーションを繋ぐ「hub」となる
ー仕事をするうえで大事にしていること、意識していることは何ですか。
プレイヤーとチームリーダーの2軸でお話しします。
まず、プレイヤーの面では3点あります。
1点目は、立ち回り方です。プロジェクト管理がメインの業務なので、いかにプロジェクトを遅延することなく円滑に進行できるか、というところを一番に考えています。その中で、お客様のニーズをいち早く掴み、一手、二手、三手先を予測して先回りする、というようなコミュニケーションを意識しています。
2点目は、リスク回避です。プロジェクトの状況を見て、いかに早くリスクになりうる点に気づき、洗い出して潰せるかということを意識しています。
3点目は、誠実な対応です。例えば、お客様からいただいた納期の要望をすぐにそのまま請け負うのではなく、現実的に難しい場合は、その理由とともに代替案を提示するなど誠意をもって対応することを意識しています。
チームリーダーの観点では、プレイヤーとしての実体験上、自分で担当した案件の成功が自信に繋がったり、仕事の進め方を掴むきっかけに繋がったことがあったので、そのような成功体験をいかに後輩のメンバーに積んでもらうか、ということを意識しています。
そのため、あえて最初に少し難しい案件に後輩をアサインします。リスクが発生しそうな場面ではもちろんサポートしますが、メンバー自身やチームが解決できるよう試行錯誤したり、失敗も経験しながら最終的にちゃんとできたという成功体験を積んでもらえるように意識していますね。
また、僕ができそうなこともあえて我慢して見守り、メンバーがやったことを、ちゃんと評価してもらえるような見え方にすることも意識しています。
ー今の仕事がどのように社会に役立っていると思いますか。
世の中の課題や問題を解決するというような大それたことではないですが、ミロゴスのビジョンにある「あらゆるモノのhubとなる」という意味で、クライアント企業とエンドユーザーとのコミュニケーションを、LINEというプラットフォームを通じて「hub」として繋いでいると思っています。
LINEは、情報が流れていってしまうことなく、必ず届きます。なので、企業側は伝えたい魅力や情報を伝えられ、エンドユーザー側は必要な情報を受け取れる、言わばWin-Winのような関係を生み出せているのではないかと思っています。その意味で、社会に貢献できているんじゃないかなと思いますね。
正解がないからこそ「自分らしさ」を発揮していきたい
ー今後どのようなことにチャレンジしたいですか。
これも、個人とチームの2軸あります。
まず、個人としては、マルチな能力を身に着けて、プレイヤーとして発揮できるバリューを上げていきたいです。私の性格や今までの経験上、何かが飛び抜けてできるタイプというよりは、そつなく何でもこなすタイプだったので、一分野を深く究めるというよりも、できないことをゼロにする、もしくはできることをさらに平均的にランクアップさせていきたいなと思っています。
一方で、チームに関しては全く逆で、飛び抜けるようなチームにしていきたいと思っています。チームメンバーが将来的に活躍したり、価値を生み出したりできるように、チームを飛び抜けたものにしていきたいです。そして、よりミロゴスの中心として活躍できるようなチームとして、大きくしていきたいですね。
ー最後に、「あなたにとってのアントレプレナーシップ」とはなんですか。
「自分らしさ」を発揮することかなと思っていますね。お仕事をする中では、数学のように1つの答えというものはなくて、いろんな正解があると思っています。逆に言うと、正解が1つじゃないからこそ、自分が見出せるバリューというものを全面的に出していくことが大切なんじゃないかな、と思っています。
ー田中さん、ありがとうございました!
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