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Colors of Your Entrepreneurship~キャリアストーリーから紐解くそれぞれのアントレプレナーシップ~#11 Septeni Global 高木 妥利
こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。
セプテーニグループでは「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」をミッションに掲げています。アントレプレナーシップという言葉の解釈は各自に委ねられていますが、社内でもよく語られる解釈の1つに「コントロール可能な資源を超越して機会を追求すること」というものがあります。このような資質と姿勢を持つ人材こそ、ビジョンの冒頭で掲げる「新しい時代をつくる人」であり、セプテーニグループの強みの源泉となっています。
だからこそセプテーニグループにおけるアントレプレナーシップは、限られた経営者やリーダーのみが発揮するものではありません。ひとりひとりがそれぞれのかたちのアントレプレナーシップを見出して日々実践するとともに、その多様性を認め合えている状態。すなわち「アントレプレナーシップの民主化」された姿が私たちの理想です。
このnoteでは、セプテーニグループの各社において、ひとりひとりがどのような思いを持って、どのようなアントレプレナーシップを発揮して働いているのか、社員個人に焦点を当ててご紹介します。
今回は、Septeni Global合同会社 高木 妥利さんにお話をお伺いしました。
Septeni Global合同会社
デジタル領域を中心に、日本と海外においてブランド認知からユーザーグロースまで、フルファネルでのマーケティング支援を手掛けています。
現在は、顧客と英語でやりとりをしながら働かれている高木さんですが、学生時代の留学では言語の壁にぶつかり、悩むことも多かったそうです。バスケットボールとの出会いが転機になったと語り、今もセミプロとして活躍しながら、過去の経験を今の営業としての成長にもつなげようとしている高木さんのストーリーを、ぜひご覧ください!
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Septeni Global合同会社
高木 妥利
2022年に新卒で入社。入社から一貫して欧米顧客向けの営業を担当。
外資ラグジュアリーブランドのデジタルプロモーション戦略や、大型IPアプリゲームの獲得広告領域でプロジェクトマネジメントに従事。2024年には、同IPゲームの配信地域を8カ国まで拡大することに成功。
2024年6月、10月のSepteni Global社月間MVP受賞、第3四半期プロジェクト賞を獲得。
ー現在の業務内容を教えてください。
Septeni Globalの営業部(Account Executive)に所属し、主に海外のアプリ案件の顧客に対して、日本やAPACのマーケットでユーザーを獲得するための広告運用をサポートしています。
ー学生時代はどのようなことをされていたのでしょうか?
高校と大学の8年間は、カナダに留学をしていました。バスケットボールを高校から始め、大学でも体育会系のバスケットボール部に所属して熱中していましたね。
大学では、世界の環境問題や政治情勢などをメインに、副専攻で都市開発といったことについても学びました。
ー高校から留学されていたのですね。何かきっかけがあったのでしょうか。
僕はカナダで生まれて海外で暮らしていたのですが、4歳のときに帰国し、中学卒業までの10年間はずっと日本で過ごしていました。公立の小中学校に通っていたので、英語はまったく使いませんでしたね。
ただ、生まれはカナダなのに日本語しか話せないことに悔しさを感じる場面があり、高校入試のタイミングで留学しようと決意しました。そこが、自分のなかでは一番のターニングポイントですね。
カナダは高校まで義務教育なので、受験はせずに公立高校に入りました。当時は周りに日本人が全然おらず、授業も当然英語で進められるので 、自己紹介や簡単なあいさつができる程度の英語力しかなかった当時の僕にとって最初の数年は結構大変でした。
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学生時代の判断と忍耐があってこそ、現在の自分がある
ー高校生で慣れない言語の国に行くのは本当に勇気がいることだと思います。慣れるまでは葛藤もありましたか。
留学後最初の2年ぐらいは、日本の高校に進学していたらどうだっただろうと、よく考えていました。自分で選んだ道とはいえ、日本の友達が楽しそうに高校生活を過ごしている様子を見ると、判断を間違えたかなと疑うときもありましたね。
ですが高校でバスケットボールを始めたことをきっかけに、周囲に馴染めるようになっていったんです。
小学生の頃からスポーツが好きで、バスケットボールも割とすぐに上達しました。「バスケットボールができるから」「バスケ部に入っているから」といった文脈から徐々に周りから声をかけてもらうことが多くなり、「スポーツに言語は関係ない」ことを実感しましたね。
バスケットボールは今でも仕事と両立して続けていて、年間を通し、セミプロとしていろいろなリーグで試合にも出ています。
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ーセプテーニグループで働くことを決めた理由を教えてください。
理由の1つは、選考を通して働く方々の人柄の良さを感じたからです。
また、Septeni Globalでは海外顧客を主に担当していると聞いて、8年間学んできた英語を活かして仕事ができると思いました。実際、今も社内では日本語を使うことが多いものの、海外のクライアントが多いので社外では英語を使うことが多いです。
加えて、代理店事業は、仕事を通じてさまざまな業界の知識を深められるという期待もありました。特に広告業界においては、消費者とクライアントの架け橋になれるという部分に学生の頃から魅力も感じていました。
「人」で選んでもらえる営業になりたい
ー入社2年目にして大手クライアントも担当されているそうですね。仕事をしているうえで大事にしていること、意識していることは何ですか。
”「人」で選んでもらえる営業”になることが大事だと思っています。社内外問わず、「この人だから仕事を任せたい」と思われるような営業担当者になりたいですね。
そのために、まず、”信用してもらえる営業”になろうと意識しています。お客様から言われた内容をこなすだけでも、常に80点はとれるかもしれませんが、「人」で選んでもらうためには、さらにその1つ上のことができないといけないと思っています。お客様の課題や目標をうまくヒアリングして、こちらからどのように働きかけたらよいかを考えて、実行に移すように心がけています。
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ー今の高木さんのお仕事がどのように社会に役立っていると思いますか。
消費者とお客様の架け橋として、社会の役に立っているのではないかと考えています。
僕たちが携わった広告を通して、お客様の商品やサービスを、それまで知らなかった消費者の方々に届け、アプリのダウンロードなどといった行動変容を引き出し、結果としてそれがお客様の売上向上にもつながる、という形で貢献していると思っています。
ある案件では、もともとお客様が自社で運用していた広告を当社に任せていただき、最初は日本だけだった領域がAPAC、北米、と次第に拡大し、今では世界すべての獲得広告を運用させていただくほどになりました。自分たちを信じて多額の予算を投資いただき、その活用を任せていただいていることが、クライアントへの貢献意識や、「頑張らなければ」という使命感や責任感につながっています。
自信をなくしていた期間が自分を強くしてくれていた
ー仕事をするなかで、悩んだことや失敗したことはありますか。
入社後3か月の研修期間を経てすぐに営業に配属されたのですが、割と早い時期からお客様の前に立って広告の知識を伝えなくてはならず、入社1年目は特に、お客様に迷惑をかけていないか、営業としてちゃんとやっていけるのか、他の同期と比べて自分は全然成果を出せていないのではないか、などと思い悩む時期もありました。ただ、先輩から厳しい指導を受けたり、自信を失ってもがいたりした時期が、自分が思っている以上に学びにつながったんだと今になって感じています。
成長のチャンスは一定の間隔で回ってくると思っていて、何をつかみ取れるかはそのタイミングが来るまでわかりませんが、そのチャンスを逃さずつかみ取るのは、運ではなく実力だと考えています。その「何か」をつかみ取れた瞬間に、今までのつらかった経験や自信をなくしていた期間が、どれほど自分を強くしてくれていたか、ということに気付くのかなと思いますね。
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僕もチャンスをつかみ取るまでは、本当に自分に自信がありませんでした。先輩方の指導や努力で着実に力はついていたんだと思いますが、成果を出せたときに初めて、想像以上に自分が強くなっていたことに気付きました。
今、当時の僕のように自信をなくしている人がいたら、ぜひ自分を信じてほしいです。2年目の僕が言うのもおこがましいかもしれませんが、今のつらい時期を、成長の糧にしてほしいですね。
次世代への教育を通して、自分もより1つ上の営業に成長したい
ー今後はどのようなチャレンジをしたいですか。
後輩の教育を通して、会社に貢献することに挑戦したいと思っています。僕が新卒で営業に配属されたときに、いろいろな方に迷惑をかけながらも丁寧に教えていただき、とてもお世話になったことを今でもずっと感謝しています。
これまで先輩方が時間を割いて教えてくれたことを、次の世代に還元していきたいと思っているところです。教える立場になることで自分ができることも増やせると思っていて、次世代への教育を通して自分も成長したいと思っています。
ー最後に、高木さんにとってのアントレプレナーシップとは何かを教えてください。
「Work Hard, Play Hard」です。
「Work Hard, Play Hard」は、仕事とプライベートをしっかり分けて楽しもうといったニュアンスで理解されてる方が多いと思いますが、僕は「何事も100%やりきること」と解釈しています。
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人生においてつらいときや悩んでいるとき、すべてを通してやりきる「Hard」のマインドが重要だと思っています。仕事でもバスケットボールでも、つらかったりしんどかったりした時期が、自身の成長につながった経験があるからですね。
カナダに留学したての頃や、バスケットボールで先輩から厳しい指導を受けたときに培われた忍耐力が、その後の自分の人生にプラスになっていると実感しています。だからこそ、人生においてどんなにつらいときでも「100%やりきること」が、僕にとってのアントレプレナーシップです。
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ー高木さん、ありがとうございました!
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