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語学学習の遍歴②大学2年〜大学3年前期

はじめに

続きです。
前回の記事はこちら↓

大学1年の時はとにかくドイツ語を頑張っていました。なんと週5コマ!
大学2年になり、改めて第二外国語を選ぶようになるのですが、このドイツ語の単位が流用できないことがわかり、大学2年にして1年生の第二外国語のクラスに参加することになりました。(間違いなく再履の人だと思われてた)

大学2年

第二外国語

上述の通り、第二外国語が取り直しになってしまった私は、もう一度ドイツ語初級を取るという手もあった中、あえてフランス語を取ることにしました。

文法の授業

使っていた教科書です。

当たり前ですが、週に1コマ(90分)で進むのでものすごいハイペースです。
動詞の活用、発音規則など覚えることは多いですが、フランス語を学ぶのは好きで、あまり苦にはなりませんでした。(今でも活用わからなくなってよく表を見ているのは内緒!)
フランス語共通テストというものがありました。※センター試験(共通テスト)とは関係ありません。
フランス語を第二外国語で履修している全学生を対象にした、4択の文法問題×50問の試験です。
過去問を頑張った結果、ありがたいことに表彰していただきました。(大学生活で目に見える実績がこれだけというのもなんとも…)

会話の授業

与えられた日本語をフランス語に訳して、それを覚えてテストで暗唱するタイプの授業でした。あまり楽しくなかった…。あと、暗唱が苦手な私はいつもクラスの中で最下位に近い点数でした。。。緊張して全部覚えたこと飛んでいっちゃうんですよね。💦

隣の人とロールプレイをする時間が多かったのですが、学年が違うとアウェイ感がすごかったです。。。(余り物になりがち) 悲しい思い出…

第三外国語



もちろん、必ず3つ目を取らないといけないというものではなく、英語でも、二外と同じでも、違う言語でもOKでした。
そこで目をひくのがラテン語、ギリシア語という選択肢…!
後述しますが、この年度は文学部でもギリシアの文法の授業が開講されていましたので、こちらではラテン語の履修をしようと決意します。

先生が厳しいことで有名で、入ってきて第一声が、
やる気ない人は帰ってください。
でした。本気を感じます。

授業の説明は非常に論理的で、分かりやすく噛み砕いてくださいました。
毎週小テストがあったのですが結果が悲惨すぎて、先生が頭を抱えていました。不勉強な学生ですみません…!

文学部開講の外国語授業

文学部は2年生から専門科目が履修できますが、その中に外国語の授業がありました。

イタリア語文法

通年で一通り文法を学び、後期は簡単な読み物にもチャレンジしました。イタリア語は日本人にとって発音が分かりやすいのがメリットかなと思います。ciとchiの違いはなかなか慣れませんが…。

ギリシア語

前述の文学部開講のギリシア語授業です。

言わずと知れたギリシア語文法の教科書を使っていました。

後半は難しすぎて心が折れそうでした。
アオリスト受動相あたりからついていけなくなった人が増えた印象(自分も含めて)
分からないなりに毎週希文和訳の宿題をこなしていたのがその後何かの役に立っていれば良いのですが…

特別外国語

①の記事でも出てきましたが、外国語学部の講師が全くの初心者を対象にして開講する授業です。

トルコ語

(先生が用意したプリントを進めたので教科書はありません)

動詞の活用問題は前に出てホワイトボードに書き、先生がそれをチェックしていたのが印象的でした。
文字の上に点があるかないかで音価が違ったり、接尾辞が前の母音によって変化したりと、これまであげた言語とは全く違う世界を見ることができました。
接尾辞の話はハンガリー語にも近いものがありますね。

アラビア語

(先生が用意したプリントを進めたので以下略)

これまた厳しい先生でした。
ヒンディー語と同じく、文字と発音に慣れるだけでもかなりの時間を要します。先生曰くこれはゴールデンウィーク前までには完璧にしてくださいとのことでしたが、これが時間がかかってしまい、その後の文法や語彙の学習を阻害する原因になってしまいました。
そして、期末試験、一夜漬けで頑張りましたがあえなく不合格。出席点5割、期末試験5割とのことでしたが、一度も休んでいないのに落単ということは出席点は満点ではなく、授業での理解度が低かったので下げられたようです。

英会話教室に通い始める

ここまでは履修言語の話でしたが、文学部は2年生から専門に分かれます。
私は英文科に進みました。英語史を教えている先生がいる、というだけの理由ですが…
そこで英文学や英語学の概説を受けるうち、自然と留学を志すようになりました。
調べた結果、イギリスではIELTSかTOEFLのスコアが英語力の指標として要求されることがわかったので、早速英会話教室に通うことにしました。

ここに通っていました

IELTSプライベートレッスン50分×30回、模試10回、総合英語36時間分、と至れり尽くせりなコースを受講しました。貯金がなくなりましたが気にしない!
日本人学習者の多分に漏れず、リーディング以外は悲惨でした。特にWritingとSpeakingでのIELTSの採点方法、点数を稼ぐためのテクニック(こう書くとあまり印象は良くないかもしれませんが短期戦では大切なことです!) をたっぷりと教えていただき、無事必要スコア(Overall6.5)を2年生の最後には取ることができました。感謝です!

大学3年前期

昨年の第二、第三外国語の続きを履修していました。

より実践的なReading,Speakingの時間が増えました。それはラテン語の授業も例外でなく、もちろん学習者用にリバイスされたものですが、短編集を読んでいました。英語ではあまり考えられないことですが、語順がめちゃくちゃで、格表示と動詞の屈折形で全てを表しているため、読みづらく、時間がかかってしまいます。
これが後の研究テーマに繋がるとは当時は思っていませんでしたが…
文章の中で絶対的奪格が出てきても全く気付かず、解説を受けて、見抜けなかった〜!と毎回反省していました。

仏文、独文演習にも参加しました。
仏文演習は、ラシーヌの戯曲を読みました。アンドロマケーだったかな?ギリシャ悲劇要素があって、自分の興味にドンピシャでした!
独文演習は、ニュース記事(Deutsche Welleの抜粋)を読み進めていました。1年生の頃にやっていたことは全て記憶の彼方…ということで苦労してついていった覚えが。あと先生が毎回授業でお菓子と飲み物を用意してくださっていました(お優しい…)

次回は留学時の語学学習について書いていきます。
今回も最後までお読みくださりありがとうございました!🌺