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「いかなる花の咲くやらん」聖地巡り 秦野篇
秦野の聖地は 孫佛山 観音院様だけですが、このお寺には、十郎が幼い時に、白體不動尊に宛てた願文が保管されているので、是非お立ち寄り頂きたい場所です。
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秦野市三廻部
行き方は渋沢駅からバスで5分 堀川バス停下車した後、35分歩きます。距離は2.2kmですが、登り坂です。
初めて行った時は心細くなりました。やっと着いたら、人気がなく、蛇がお出迎えしてくれて、ドッキリしました。
事前にお願いしておくと願文の実物を見せて頂けるかもしれません。
私は1度目は突然でしたが、見せていただけました。2度目は事前に電話でお願いしましたら、ご住職さまがお時間を作って下さって、色々お話しをして下さいました。
もともとはこちらから歩いて1時間ほどの
白體不動尊にありましたが、今はそちらはご住職さまがいらっしゃらないので、孫佛山 観音院様で保管して下さっています。願文の写真は掲載できないので、文章を紹介します。
白體不動尊と曽我兄弟の願文
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ふどうめう王様え申し上げ候。われらけうだいは。ちちにはなれ。母ばかりをたのみ。
おもしろき事もなく。けうだいづれにて。ほかゑまいり候ゑば。むかいやしきの平どのに。
せびらかされ。うばやしたじたまでも。をなじやうに。せびらかし候ぬゑ。うちゑかゑり。
ははさまにつげ候ゑば。いろいろとしかられ。せつかんにあひ申候まま。かなしくそとへも出で申さず。
はこ王とふたり内にいや。ただちちの事ばかりをおもひ。まことのととさまのないゆゑに。
よそのものにも。われわれ申候。はよう。大なをとこになり。かたきくどうすけつねをうち申たく候。
はは様の大じにせいと。おんおしゑ候。まもりほんぞんにて候へば。はようねがひを。すけつねをころし申たく候恐々謹言。
一まんより
をふどうさま
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また、不動院の裏手の「カマの沢」は、曽我兄弟が不動院に参詣した後、清水の湧き出るこの沢で炊事をして弁当を作ったといわれています。
さて、せっかく秦野へいらしたなら、他にも見どころがありますので、是非お立ち寄り下さい。
車でないと、色々回るのは難しいかもしれませんが。
こちらは孫佛山 観音院から車で20分程の戸川公園です。
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山歩き、川遊び、ロッククライミングも出来ます。チューリップ、ひまわり、桜
とにかく綺麗で広い公園です。
また、お寺から30分ほどで、実朝の首塚にも行かれます
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弔ったのはこちらの金剛寺様です。首塚から3分ほど歩いた所です。
首塚のすぐ近くに水車で轢いた蕎麦粉で蕎麦を打ってくれるお蕎麦屋さんがあります。
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秦野の産直もあります。
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ここは、東田原なのですが、西田原には梅のトンネルがあるお寺があります。桜のトンネルはありますが梅のトンネルは珍しいですよね。私が行った時は盛りを少し過ぎていましたが、それでも綺麗で香りが良かったです。来年は盛りに行きたいと思います。
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B香雲寺
C実朝の首塚
あっ、出雲大社分詞も地図にあるので少し紹介します
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豆まきをしてくれます。
以上、秦野篇でした。
十郎の願文は「いかなる花の咲くやらん」第2章第6話にあります。
是非御覧下さい。
「いかなる花の咲くやらん」を最初から読んでみようという方はこちら
宜しくお願いします。