「いかなる花の咲くやらん」聖地巡り 箱根2(箱根神社)
箱根神社は五郎が、父親の冥福を祈る僧になるため、4年間修行を重ねた所です。
「いかなる花の咲くやらん」第4章第1話「箱根にお行きなさい」で、母の万劫御前から箱根神社へ行くように言われます。
第4章第5話「月に導かれ」で、山を降りるまで箱根神社での様子が書かれています。
また第9章第7話「微塵、友切り」で兄弟が別当様から刀を頂く経過が書かれています。
二人の大願が成就できたのも、箱根大権現様のご加護があったからだと思うと、なお一層厳粛な気持ちでお参り出来ますね。
箱根神社にも矢立の杉がありますが、兄弟が矢を立てた杉は湯元駅近くにあります。帰りに寄りましょう。
矢立の杉の前の階段を登ると本殿です。
仇討ちの際、傘に火を付けて松明代わりにしたことから、傘焼きの神事が行われます。
兄弟杉とは、五郎が修行の傍ら、剣術の稽古をした杉です。今は切り株だけになっています。幼い五郎が僧になるための厳しい修行をしながら、敵討ちの為に木立ちを相手に1人剣術の稽古をしていたと思うと、胸が詰まります。
本殿横には九頭竜神社があります。辰年の今年にお参りするのも良いですね。
お参りが済みましたら、宝物殿に参りましょう。
宝物殿には、微塵丸と友切丸が展示されています。常設展示ですが、他のイベントがある時は展示されていないことがあるので、確認してから行かれると良いです。
私は3回目でやっと拝願出来ました。
残念ながら写真掲載NGなので、検索して下さいませ。赤柄の短刀もありました。
感動です。
箱根神社は芦ノ湖畔にあり、曽我兄弟にまつわる物以外にも見何処が多いので、私は箱根神社お隣の山のホテルに一泊しました。
次回の聖地巡りは山のホテルから湯元まで下りながら案内しますが、続きはまた次回
「いかなる花の咲くやらん」を最初から読んで下さる方、第1話はこちらです。宜しくお願いします。
一気に読みたい方はこちらに長編があります。