エーリッヒ・フロムの「愛の技術」を読む中 単相1: 与えるということ
相手が誰であるかによって、どのような内容をどの程度話すか、そして相手からどのような利益を引き出せるか、あるいは自分の言った内容やニュアンスのせいでかえって自分が損をすることはないかを考える。 言葉だけでなく、行動をするときにも同様である。 特に行動は、大抵は物理的な移動を伴うことが大半であるため、自分がこれだけの手間をかける価値のある人間なのか、より一層考えるようになる。 つまり、いつの間にか私はかなり利他的な人間になってしまったのだ。
このような考え方により、私は一方的に