日本の育成の選手がバルサとレアルのコーチに指摘されるポイントが同じだった話
スペインに住んでから早4年。
この期間サッカーキャンプやクリニックなどを通してたくさんのスペイン人コーチ達に出会ってきました。
バルサ、レアルマドリード、レバンテ、ビジャレアル、セルタ。
また彼らを通して自分は通訳としてたくさんの育成年代の選手たちを見て指導してきました。
そこで言われる日本人選手の特徴が、
『ボールを扱う技術はある』
そして、
『戦術的に難がある』
みんなまったく同じことを指摘します。
各クラブ異なるプレーモデルを持っているのにも関わらず。
この戦術的なという言葉を掘り下げると主に『プレーの選択、判断』(Toma de decisión)のことを指します。
要するに日本人の選手はいい武器を持っているのに、その武器の使いところを分かってないということです。
例えば、
日本刀は近接戦闘でスナイパーライフルは長距離戦闘においてその役割を十分に発揮します。
相手が100メートルの距離からライフル銃で狙っているところに日本刀を持って突撃したら全滅です。
いくら切れ味の鋭い日本刀を持っていても使いところを間違えると本来の強さは発揮されません。
いつ、どこで、その武器を使うのか。
ドリブルするべきか、それともパスするべきなのか。
正確にボールを扱う技術はこの判断のスピードと正確性を持って初めて試合で使える技術になるのではないでしょうか。
そして、それを教えるのが指導者の役割です。
おわり。
今日の時事
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