夢はでっかく、行動はちっさく
私には夢がある。それは日本で美味しいご飯を死ぬまで食べ続けられること。
小さい時から食い意地が強くて、特に米が大好きでした。
なんか食べさせておけば落ち着いてるような子どもだったようで、あまり手は掛からなかったそうな。
小中高と、朝ご飯をしっかり食べるタイプで、朝は絶対に米というこだわりがあり、私以外の全員がパンでも、おばあちゃんやお母さんが私のためだけに毎朝ご飯を炊いていたと記憶しています。
大変わがままな女。
大学のときは、アメリカンフットボール部のマネージャーをしており、週に3回くらいは練習後にご飯を食べに行ってました。その時はラーメン率が高かった。(笑)
奨学金を借りていましたが、一人暮らしでそんなに余裕もなく、かと言ってほぼ毎日練習だったので、部活が朝練だけの日には飲み屋で働いていました。
沖縄で酒を置いてあるお店はだいたい朝までやってます。終電の概念がないので、皆いつまでも飲み続けるのです。5時までお酒を作って、6時から朝練だった日もたくさんありました。そして寝坊&遅刻もたくさんした。
それから時が経ち、現在。夜ご飯には米3合が秒でなくなるような我が家です。私も娘も米めっちゃ食べる。
友だちの結婚式では誰よりも先に皿の上がきれいになるし、パンは絶対おかわりする(笑)
外食に行けば大盛りを頼みます。と、言いたいところが最近普通盛りで満足するようになってきた。年かな。
そんなわけで、学歴やこれまで経験してきたことに一切関係なく、食べるのが好きということと、一生食べるものに困りたくないということから、農業をしようと思いました。家庭菜園程度だったら楽しかった作業も、面積が大きくなると、同じことを延々としているのが耐えられなくて、途中でポイっと投げ出してしまう日も。
でも目標は変わらず、美味しいものをずっと食べてたい。ある人には仕事まともにしてお金稼いでたら食うものに困らないよ!大丈夫だよ!と言われるんですけど、私はそう思っていません。
汗水流し、泥だらけになりながら生産する人がいるから美味しいご飯を食べられる。え、金があっても作る人いなかったらご飯食べれんくね?
残すのは嫌いだし、ご飯粒さらえないタイプの人いると心の中で爆裂ツッコミします(笑)
そんな人がSDGsが〜とか、フードロスが〜とか、のたまってると蹴っ飛ばしてやろうかと思います。まず目の前にあるご飯全部食べなさいよ
金があれば飯が食えると思ってる人は、まあ、それでいいです。でも、海外から入ってくる(今は安い)食材にきっと十分なお金を払えなくなる日がいつか来る。
だからちゃんと、生産する人間と消費する人間が手を取り合って、同じ方向向いて、未来を紡いでいくべきだと思う。
だから、出会う人には消費者、生産者、その間にいる人、それぞれの立場に対してお伝えしている。
「できることからやりましょう」
残さず食べる、売り場で生産過程を想起する、食べる人のこと考える、協力してほしいと言ってみる
など。体感として、伝えることができない人が多すぎるから、私が代弁している。そんな感じです。
急にエシカルスーパーに切り替えて買い物しろ
とか、全量対面売りしろとか言ってない。できることから、小さいことから始めればいい。