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2024年富士ヒル DNF雑記(6)
2023年初参加時のボロボロ雑記に引き続き、2024年「まさかのDNF」をしてしまった人の、ダラダラ雑記です。
◆バス停から自走で受付会場へ
(1)高速バス輪行
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バスタ新宿でいくらか待ちぼうけ、
それでも元々の予定よりは早い時間のバスに
予約を変更することが出来ていた。
万が一の時に備えて、
トイレ付きのバスを選んで予約してはいるのだが、
乗車前に、事前に何度かトイレには行っておいた。
そうこうしているうちに、
乗車予定のバスの出発時刻が近づいてきて
一人ソワソワし出す。
試走の時も感じたが
昨年にも増して、
外国人旅行者の方が増えている印象があり、
必然的に、大きな荷物を携行している人も多そう。
トランクスペースに自転車を預けたい身としては、
早めに乗車予定列に並ばないと、
最悪、
「自転車が載せられない」
なんて事もあり得るかも知れないからだ。
そんなこんなで、
昨年に引き続き、先頭に並び、
一番手でトランクスペースに入れさせて頂いた。
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今回、
了承を得た上で写真を撮らせてもらったが、
こんな感じだった。
自転車、ホイールバッグ
およびリュック(2つ)は
自分で置かせてもらった。
(トラブル防止のためにも、荷物は自分で置く事になっている)
わりと自転車は、
他の人の荷物となるべく一緒にならないように
気を遣ってもらえるような気が
なんとなく感じられたが、
念のため、奥の方に置くようにした。
預け終わってから、
「ああ、奥側にもリュックを置いて、
自転車を左右からサンドイッチする形で置けば
衝撃の緩衝材になったかも知れない」
と思ったが、
後の祭りだった。
とはいえそもそも
mont-bellの横型輪行バッグ(コンパクトリンコウバッグ)は、
逆さにして、ドローコードでギューっと
絞り上げるため、
その状態でハンドルもほぼ固定され、
左右に首振られる事もほぼなく、
ハンドル2点とサドルで3点接地しているため、
よほどの事がないと倒れないのではないかと想像するところ。
そんなこんなで無事、高速バス発車。
そして、安定の中央道 渋滞。
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そんで、バス内が冷房で寒い、、、
良くみると、通路側に座る私の方に、
ガンガン冷房が来るように
吹き出し口(?)、ルーバー(?)が向いていた。
半袖、ハーフパンツで
羽織るものを持っていなかった私は、
「このままでは、身体が冷えすぎてしまって、
着くまでに、何回トイレに行く事になるかわからねぇな」
と、思い、
珍しく、(?)
お隣さんが日本の方だったので、
「すみません、、、
そこの、冷房の吹き出し口を
閉じさせて頂いても良いでしょうか?」
と、
お隣の方に一応お声がけしたところ
「Oh。
OK、OK。
ノープロブレム!
シャカリキコロンブス!」
とまさかの返答。
・・・なんてわけはなく、
普通に、
お声がけした事自体に
めっちゃびっくりされてしまい、
なんか気まずくなったという、、、。
むむう。
せちがらいぜ。令和日本。
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一時は渋滞にはまっていたものの、
じきに流れ出し、
ちょい遅れは出たものの、
無事、富士急ハイランドバス停へ到着。
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さてさて、到着したのはいいとして、
やや急ぎで作業をする。
と、いうのも
今日はいよいよ富士ヒルの受付日。
この後、後続のバス輪行組が
続々と到着するかもわからない。
スペースを空けないといけないのだ。
(気持ちよ、気持ち)
そういう意味で、
自分の中ではテキパキと組み立てを進めていった。(つもり)
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何度か輪行を経験しているのと、
普段からホイールを外して室内保管しているので、
組み立てについては慣れたもので、
そんなに時間はかからなかった。
(2)前日調整したサドルの感触
自販機でスポーツドリンクを買い、ボトルへ補充。
ゴミ箱が見当たらず困ったが、
ひとまず、受付会場へ持っていかない荷物と一緒に
バス停前のコインロッカーへ入れておいた。
ケチ根性を出して、ひとまず一番小さい、
300円のサイズのロッカーへ入らないか
ダメ元で試してみたが、余裕で入らなかったため、
400円のサイズのロッカーへ。
ぎゃふん。
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前年も、当日、
コインロッカーに計測タグ(チップ)を忘れて
取りに戻るという大チョンボをやっているだけに、
今年も、コインロッカーを何度使うかわからなかったので
とにかく100円玉をたくさんかき集めて持ってきた。
コインロッカーのカギを閉めるときは、
何故か妙に緊張する。
「このキーを回すと、もう後戻り出来ない」
感をとても感じる。
「ちぇ~い!
そんなこと考えてもしょうがあるめい!」
前日受付だしな。
晴れているし、なんとでもリカバリきくよ、うん。
と自分に言い聞かせて、鍵を回すと、
「ガチャコン」
と無機質にコインが落ちる音がしたのだった。
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ルートはもう慣れたもの。
国道139号線を進む。
土曜日とあって、そこそこ道は混んでいたように思う。
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関係ないけれど、
普段はなかなか縁のない土地で、
レンタサイクルとかじゃなく、
自分の自転車で走ってるって、
毎回、なんか不思議な気持ちになる。
ワープしてきたような。
昭和大学入口交差点を右折し、
いよいよ富士北麓公園へと向かう登り区間に突入。
さぁ!
いよいよ、前日セッティング変更をした
「サドル前下がりーの
サドルちょい前」
の感触を試す時がきた。
さぁどうだ!
「ほう!
ほうっ!
ほうっっ!」
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コレキタね!
ヒルクライム特化のセッティングは
やっぱりあるんだなぁ。
こうして、お尻を前にずらしても、
サドルの先っちょが
お尻をツンツンして来な・・・
来な・・・
「ツンツン来とるやないか!
オイコラ!」
もっと激しくセッティングを変更しないとダメなんか!?
ちぇ。
とはいえ、調整できるタイミングは今しかない。
きっと、林先生も言うはずだ。
(言わねーか)
後方を確認しつつ、ハンドサインを出して停車。
急いで歩道へ移動して、見てみると、、、
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うーん。
なんざんしょ。
おっかしいなぁ。。。
締め付けが悪かったのだろうか。
そこそこきっちり締めた気がするんですがね。。。
逆さにして輪行した影響で、
戻っちゃったんだろうか。
うーむ。
マンダム。
そんなことってある!?
なんか、「自分の詰めの甘さ」が垣間見れる、
もとい、モロクソ見れる出来事であった。
その場で再度、サドルの角度を前下がり、
そして位置を前にズラしてみたら、
結構良かった!
これで行こ!
とあいなりました。
そんな感じで、サドルをいじったあとは、
翌日に影響を出さぬため、
「とにかく踏まないペダリング」
を心掛ける。
ドンキホーテあたりで「本日の主役」的な
「とにかく踏みません」
というパーティーたすきが売っていたら、
買ってしまうかもしれない。
そんな心持ちで(どんな)
一路、富士北麓公園へ向かうのだった。
(3)受付を済ます
脚にダメージを与えないよう、
慎重に3kmちょい登り、程なく到着した富士北麓公園。
12:45頃到着。
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先週までの予報は何だったのか、というくらいの青空。
バイクラックは結構混んでいた。
昨年は来た時間が遅かったからなのか、
「全然居ないなぁ。ガラガラじゃん」
という印象だったが、今年は真逆。
「へぇ~。こんなに自走で来た人多いのか」
と。
まぁ晴れてるもんね。
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手前味噌だが、
Emonda ALR5 2023 のこのカラーのモデルは、
色味が明るいので
青空や緑と結構マッチする、ような気がする。
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他の人のロードバイクも格好良いのが沢山。
みんな、各々、
いろんな思い入れがあるし、
苦楽を共にしてきた愛車なのであろう。
そう。
沢山並んでいる、
この一台一台、そのオーナーさん一人一人に
それぞれの富士ヒル物語があると思うと、
感慨深いものがある。
・・・と、
そうやってふと我にかえると、
いつまでも、
こんな中身のない日記をだらだらと書いている場合ではない(汗)
と思いつつも、
わかっちゃいるけどやーめらーれねぇ。
あった出来事をなんとなく文字おこしするだけ、
それが私の富士ヒル物語2024。
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一応、ある程度の順路は決まっていたように思う。
ひとまず、サイクルEXPOが開催されている
陸上競技場を経由して、受付会場である体育館へと向かう。
前年も来ているし、
試走の時も見かけているので、
体育館の場所はわかっていた。
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体育館へ入ると、一面にブルーシートが敷かれていた。
昨年は、
台風開けで急遽受付会場が体育館へ変更になったからか、
靴を脱いで入ったような記憶があるが、
これは!?
土足のままで良いってことらしい。
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下山荷物、ゼッケンシールの貼る位置が違うとな。
昨年は、あの透明の四角い場所に貼っていたので、
運用上見にくかったのだろう。
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そして地味にヤバそうな情報が。
「明日の五合目気温予想は、日中でも5度。
十分な防寒対策と準備をお願いします。」
とな。
これは、下山荷物を袋に詰めている間も
繰り返し、繰り返し
何度もアナウンスが聞こえてきていた。
明日の五合目は特に寒いよと。
富士ヒル当日、
長袖やレッグウォーマー着用の人が多かったのは
この繰り返しアナウンスの効果かな
と、当日、密かに思っていた。
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昨年は、正確には、
体育館の一部を使用していて、
受付の近くで、下山荷物を詰め込んでいたら、
「ここでは作業しないでください~」
的なことを言われ、
「じゃぁどこでやればいいのよ~?」
的なことを思った気がするので
前年より、参加者側にたった運用変更をしてくれた気がする。
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地味に重要なのが右上の袋で、
ゼッケンと、計測チップが入っている。
前年は、勝手がわからず
キョロキョロとまわりを見回しながら、
作業したものだが、今年は迷わず
「エイシャ!
オラ、エイシャー!」
と作業を進めていく。
と、途中までは良かったのだが、
早速問題が。
「下山荷物を詰めたリュックが、
袋に入らない。。。」
昨年は、リュックごと
まるっと下山預け用のビニール巾着袋に入れて
おしまいだったのだが、
今年は、どうやっても入らん。。。
されとて、
明日は雨予報のだし、今更減らせる荷物はない。
私の中で、全てが身を守る重要な物品なのだ。
ここで結構時間を取られた。
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リュックごとそのまま、
だと
どうしても入らなさそうなので、
リュックから中の荷物を出して、
ひとまず、空のリュックだけ先に入れた。
そのあと、中身を
隙間から滑り込ませる作戦に。
一応、作戦は功を奏し、
入るには入ったが、、、
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今にも弾け飛びそうなパンパン具合。
こんだけ詰めても破れないんだから、
下山BAGおそるべし。
ビニールとはいえ侮れん。
いやはや助かった。
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下山荷物を預けてしまって
早くスッキリしたい。
昨年もまったく同じ気持ちだった。
駐車場へと向かうスロープを降りていき、
五合目に持つ預かりの場所へ。
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「よろしくおたの申します」
昨年同様、
該当するラックに下山用荷物を
願掛けにも似た気持ちでそっと置いた。
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さあ、受付でやらなくてはいけないことは終わった。
後は、サイクルEXPOでも覗いてくるかー!
と、再び陸上競技場へと歩き出す。
気が付けば時刻は13:30頃になっていた。
ーーーつづくーーー