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一般車用のベルをスポーツ車につける
◆自転車へのベル装着は義務
自転車関連DIYです。(2021年9月にDIY・撮影)
皆さん、自転車にベルつけてますか?
ママチャリなどのシティサイクルに乗ってる、
おじちゃん、おばちゃんが「チリンチリーン!」なんて鳴らしているのは
もはや昭和の話か、地域性か。
基本的に、むやみやたらに鳴らしてはいけないため、
使用する機会はそうそうないと思いますが、
装着は義務であるため、
スポーツサイクルに乗っている人でも、
何かしら装着はしていることでしょう。
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スポーツサイクルに乗る人達は特に、
重さや見た目にこだわりをお持ちな方が多いと思われ、
小型だったり、スタイリッシュなベルを装着していることでしょう。
私もそんな一人よ。
ただ何でも着ければ良いってもんじゃないんだよ。
スポーツサイクル愛好者のはしくれとしては、
特にスタイリッシュさは外せないぜ。
そうだろ?
ブラザー。
そんな私が、
フラットバーロード向けに新調したベルはこれよ。
↓
↓
↓
↓
↓
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別角度から。
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か、
か、
かわいいでしょ・・・?
はい。
スタイリッシュさはどこかへ置いてきました。。。
それにしても、キュートすぎますか。
ええ。
まぁ。
■チョイスしたベル
東京ベル(TOKYO BELL)社のダイヤモンドベル。
姉妹品に、
・フラワーベル
・ジュエリーベル
などがある模様。
【東京ベル製作所】
◆チョイスした理由
普段、自転車のベルを鳴らす機会は少ないとはいえ、
まったくないかと言うと、鳴らしたくなるシーンはあるにはある。
例えば、
・路地から、まったく確認しないで出てきそうな自転車 とか
・歩道からノールックで車道に出てくる自転車 とか
・後方確認をまったくせずに進路変更してくる自転車 とか
普通に
「あぶねーよ!ナメんなよ!」
と言いたくなるような、これは
「危険を防止するためやむを得ない」
と思えるようなシーンで注意を促したくなる。
(すべてが鳴らして良いシーンなのかはわかりませんが)
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はっきりいって、
本当にとっさの時はベルを鳴らすより、
声を出した方が早かったりもするのかも知れないが
あー、なんかあぶないなー
こりゃ、あぶないなー
あっ、やっぱりこれは、、、
みたいなケースはある。
まぁレアではありますけどね。
そんな時や、いざという時、
確実にベル、鳴らせる自信ありますか?
普段、鳴らし慣れていないだけに、
私は過去に鳴らそうとして、いやゆる
「ダフってしまって鳴らすことが出来なかった」
経験がある。
いざ鳴らしたい時に、失敗して鳴らせないようでは本末転倒。
自転車も転倒。
と、なりかねない。
そこへいくと、このダイヤモンドベルのシリーズ。
鳴らすときは、左右どちらかに回すだけで
「チーン!」
ときっちり鳴ってくれるし、
「チン!」や「カン!」と鳴動に失敗することもない。
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◆あくまで一般車向けか
さぁ、
フラットバーロードのハンドルで
なるべく走行時の邪魔になりにくそうな場所に装着しようとして、
困ったことがひとつ。
このベルはターゲットが一般車らしく、
ハンドル径22.2mmしか対応していない模様。
そして、このベル、
ハンドルへのクランプ部分までがポリカーボネート製。
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そして、取り付けたいところはここら辺。
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うーむ。
ものは試し。
ちょっとどのくらい開くか試してみるか。。。
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からの
↓
↓
↓
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「・・・。」
「いやややや!これ、絶対割れるっしょ!」
22.2mm径のハンドルでも、運が悪かったら割れるんとちゃう?
と思ってしまう。。。
全然開いてないやん。
まぁ、少なくとも私のフラットバーロードの
ハンドル中央付近には、取り付けられそうにない。
そのままではね、、、。
◆DIYはアイデア勝負よ
普通にやっても割れてしまう・・・かぁ。
ふーむ。
これはもう、発想の転換よ。
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その昔、
有名な武将がこんな句を詠んだとか。詠まないとか。
割れるなら
割ってしまえよ
ダイヤモンドベル
まぁ
確実に詠んでませんが。
そんなこんなで、
オーバーサイズのパイプ径をクランプするために、
自らゴリゴリやって真ん中で切断。
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ちょっとだけ紙ヤスリでやすってバリ取り(?)。
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とりあえず、挟んでみた。
ネジが短いから、クランプ部分が妙に斜めってしまい不安定。
こりゃダメだなぁ。
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◆別の作戦にトライ
クランプする対象のパイプ径が太くなったので、
一旦、ネジでクランプする方法から離れて、別の方法を試してみる。
①ワイヤーを通して固定する
両サイドに小さな穴を開けて、
ワイヤーで固定できないか試してみる。
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ドリルビットが六角軸ではないので、
電動ドリルドライバーを使用。
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試しにワイヤーを通してみる。
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2mmのワイヤーでこれか。。。
これでどうやって固定しろと。
「わしゃぁ、いったい何がやりたかったんや!?」
全然ダメ。
速攻でボツ。
やる前に気付けってレベルでボツ。
超絶クレイジー没。
バカバカ!
ボクチンのバカ!
イワンのばか。
②塩ビパイプ固定用の金具で固定する
以前、別の自転車DIYで使用した経験があった、
塩ビパイプ固定用の金具を補助具にして固定出来ないかとやってみた。
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なんか滑っちゃうから、
困ったらこれ。
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というわけで、
摩擦力UPと、キズ防止も兼ねて
私がやたらと多用する自己融着テープをハンドルに巻く。
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いや、
巻いてみたんだけどさ。
結局、
「ハンドルの摩擦が上がったところでなんなのさ?」
と
ダウンタウンブギウギバンドばりに
自問自答するハメになりまして。
重ね重ね、
わいは、いったい何がしたいんや?
と。
◆結局はネジかよ
自分でも何してるのかよくわからんくなって、
原点回帰ということで、
ネジ長が足りなくて、クランプ部分が斜めってたんだから、
「長いネジ使えばいけるんじゃね?」
ということで、長いネジ。
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なんか、
普通にこれでクランプ出来ている感じがしたので、
ネジの長すぎる分を切り落として短くすることに。
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ゼットソーのハイスパイマンP1.4を使用。
DIYをやっていると、なんかよくわからないけど、
知らない間に、手持ちの小道具も増えているもので。
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ごりごりやって、
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そんで、
切断面が荒れているので、
金工やすりで、気持ちバリ取り。
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◆取り付け出来たー
結局、
半分に切り離して、
長めのネジでとめて、
自己融着テープ巻いたところにクランプさせたら、
普通に固定出来ちゃったわん。
という感じで、遠回りしたものの
自分的に満足のいく実用地点に、無事着地。
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◆おわりに
自分が気に入った製品が、取り付け規格が合わなくて、
泣く泣く、導入をあきらめることもあるかと思います。
安全に係わるようなパーツでは、
自己責任で済まされない場合もあるので注意が必要かも知れませんが、
こういった小物類の取り付けに関しては、
DIYで設置を試みてみるのも良いのではないのでしょうか。
DIYはとにかくアイデア勝負。
今回のベル取り付けはその一案。
皆様の自転車ライフ、
そしてDIYライフの刺激の一助になれば幸いでござんす。
(注)一応お決まり事のように記載させて頂きます。
DIYする方には釈迦に説法ですが、
今回ご紹介したアイデア、作り方等全てを含め、
DIYは全て自己責任となります。
(もちろん、当方では一切の責任を負いかねます)
その点ご留意の上、参考にして頂ければと思います。
おしまい