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2023年富士ヒル初参加 ボロボロ雑記(25)

富士ヒルの参加レポは、日々の努力・トレーニングが結実した皆様の、
輝かしいレース結果を拝見する機会が多いですが、
本シリーズは「やっちまったよ初参加」タイプのズタボロ参加雑記です

◆2023/06/03(土) 大会前夜

(1)自転車を共用スペースへ


ライトを点灯させ、
受付会場である富士北麓公園から自走でホテルに戻る。
受付に向かった時は登りだったので、

「既にヒルクライムじゃねーかよー

なんつって思っていたが、
帰りはただただ下り。
楽チン。楽チン。
スピードが出過ぎないように、
腰を後ろに引いて重心を後ろにもっていって
ポンピングブレーキをするくらい。

そんなこんなで、
19:20 頃にはホテル前に戻り、
ホテル内の共用スペースに置かせてもらうために
本日2度目の輪行袋詰め


輪行で持ち運ぶわけではなく、
朝までただ置いておくだけなので、
輪行袋になんとなく入っていれさえすればOK
という感じの
パッキングで良いかなと思った。

共用スペースに置かせて頂くことになるので、
アクシデントで、ぶつけられたり
倒れたりする可能性もゼロではないが、
まぁそこは
「ディレイラーさえ
 イカれてなければ大丈夫っしょ!」

と、いやに楽観的だった。

さて。
カプセルホテルのスタッフさんに言って、
共用スペースへ案内して頂いた。
そこには、壁に沿って
既に何台もの輪行袋入りロードバイクが置かれていた。

やはり横型輪行袋以外は
わりと自立安定性は微妙なものなのかもな

と思わざるを得ないくらい、
きれいに、皆、
壁を横にして置かれていた。

「むむむ!
 もう壁際が空いていないやんけ!」

スタートに出遅れたしわ寄せが、
ここへきてあらわれたか?
受付へは自走で行かないで、
おいらも自転車を先に置いて
シャトルバスで行けば良かったんかな?

うーむ。
マンダム。

どうすんべ。
おしゃまんべ。

と、考えているうちに
少しポールのようなものを移動させてもらえるならば
なんとか壁際に置けるスペースがありそうなことに気づき、
お願いしたところ、
そこに置かせていただける事になった。

これは翌朝に撮影

かたじけない。
ありがたや。

またひとつ胸を撫で下ろしーの、
ようやく、自分の割り当てられた
寝室(カプセル)へと向かった。


(2)寝室(カプセル)、なんてこった!

寝室ゾーンに行くには、一度ロッカールームを経由する必要があった。
ガラガラガラ
(実際は、ゴーーーーっというような音)
ロッカールームから、
目についた引き戸をスライドして、
カプセル(寝室)ゾーンへと入る。

カプセルホテルの寝室ゾーンというのは、
いつ見ても妙な感じがする。
整然と並んだカプセル(箱)。
隠れ家か秘密基地にでも迷い込んだような、異空間。
(実際は暖房がきいていて暖かいが)
なんかヒンヤリとした、落ち着いた空気感。

嫌いじゃないぜ。

そんなこんなで、
自分の部屋の番号を探しながら、
カプセルが並ぶ寝室ゾーンを
ソロリソロリと歩く。

カプセルのイメージ

「えーっと、××番、××番っと。」

ん?
なんかおかしい。
行けども、行けども
自分のカプセル番号が見当たらない。

そうして、
しばしカプセルゾーン迷子になり、
ようやく見つけたそれは、
なんと一周回った最後の最後らへん、
別の引き戸の真ん前付近にあった。

「こっちにも出入口あるんやんけ!」

そう。
カプセルゾーンへの出入り口は複数あり、
何気なく目についた所から入ったのだが、
それが大はずれだった、というオチだった。

そしてつまり。
私に当てがわれた寝室(カプセル)は、

皆が利用するロッカールームに直結する
とある出入り口の真ん前付近

だったのだ。
後から思い返せば、これもまた、
約二週間程前から始まった、
私の富士ヒル参加における不運の中の一つであった。

カプセルの中


「ふぅ〜〜〜〜。」

19:45 。
しばしカプセル内に横になって一息つく。
ふぅ、疲れたなあ。


「ゴーーーー」
ペタペタペタ。

夕ご飯はどうしようかなぁ。
せっかくだから、コンビニじゃなくて
どこかお店で食べたいなぁ。

「ゴーーーー」
ペタペタペタのペタリンコ。

・・・・・。

いや、
なんとなくわかっていたけど、
出入りの音メッチャ聞こえるやん!

なんて。
まぁ?
カプセルホテルは、大なり小なりそんなもの
音が気になって眠れないタイプの人は、
そもそもカプセルホテル向きではない。

独身時代、
壁薄アパートで本当にしょっちゅう夜中に繰り広げられる
隣人カップルの痴話喧嘩で鍛えられた私は、
そもそも、
音が気になって眠れないようなタイプの人間ではない。

「結構、出入りあるなぁ。
 まぁ、当たり前か」

程度の感想で、
比較的、音耐性がある私は、

「まぁ、自分には関係ないけどね」

と思っていた。
この時点では。。。


(3)夕食~シャワー

さぁ。
どこで何食べよう。
そういえば4月に試走に来た時に、
ハンバーグ屋さんのBIG BOYがあったのを見たなぁ。
いいねぇ。
ハンバーグ。
行ったことないから一度行ってみたいと思ってたんだよねぇ。

なんつって思ったみたものの、
ホテルから距離にして約1.2km
ロードバイクはもう輪行袋に入れてしまったし、
移動の足が徒歩しかない。

無料の周遊バスがあるらしいが、
本数もそんなに多く無いし
選択肢には出来なさそう。

うーん。
歩くか?
どうしようかなぁー

と、ひとまずホテルから歩き出してみると、
ホテルと同敷地にあるバーミヤンが目についた。

「バーミヤンかぁ。
  ファミレスにおひとり様するのはなぁ。」

そう思いながら
窓越しに店内を見ると、
お客さんの入りは、だいぶまばらであった。

見ると、おひとり様利用のお客さんも既に居たので、
「よし!バーミヤンにしちゃおう」
と、
計画変更して、
20:30頃、しれーっとバーミヤンに入った。

ちなみに、バーミヤン前で
「おひとり様するのはなぁ〜」
なんて一瞬躊躇していた私だが、
後から思えば、
ハンバーグ屋さんのBIG BOY
モロクソ、ファミレスだった。
そうだよ。
アホだよー!

ひとりバーミヤンも悪くないぜ

この先やることを軽くシミュレーションしつつ、
ひとしきり食べ、お腹は満たされた。
その後も店内は混んでこなかったので、
そのままリラックスし、ダラダラと、
スマホアプリで将棋の通信対局なんぞをしていた。

21:30頃バーミヤンを後にし、
その足で、これまた同敷地内にあるコンビニ(ローソン)へ寄る。
翌日の朝食を購入するためだ。

ホテルの宿泊者御用達のためか、
もとから入荷数が少ないのか、
おにぎり、パン類の残りはあまり多くなかった気がする。

もし食べなかったら、
帰りの道中か、帰宅後に食べればいいや


いくつか買い込みコンビニを後にした。
21:45頃ホテルに戻り、
少しだけボケーっとする。

宿泊したホテルには、
浴場は無いが、シャワールームがいくつか用意されていた。

「いかんいかん。
  さっさとシャワーを浴びて、
  明日に備えてもう寝よう!」


22:15頃、シャワーを浴びてサッパリとした。
オッサンの体としては、
湯船につかって、ふぅ〜っ
疲れを取りたいところだが、まぁ仕方がない。

洗面スペースで、
髪を乾かしている人が数人いた。
みんな富士ヒルに参加する同志だろうか?
これから寝なくてはいけないし、
話しかけられる雰囲気でもなかったので、
そのままシャワールームを後にした。


(4)就寝・・のはずが、寝付けない!

寝坊だけは絶対にアカン。


寝る前に、
翌日起床のためのアラームだけセットする。
第五スタートの私。
出走開始時間は07:40〜08:10の間。

そこから逆算して、
余裕をもって出発したいから、
ひとまず04:00くらいに起きときゃ余裕だろう
と、04:00からいくらか時間をずらして
何個かスマホでアラームをセットした。

富士ヒル参加していない宿泊者の方には
ただただ迷惑な早朝アラームなのだが、
そこはそういう事も多々あるカプセルホテル。
どうか堪えてつかあさい。
と、心の中で謝罪しつつ

「おいおい!
  気づきゃ、もう5時間半しかないやんけ!」

と、さっさと寝なくてはいけないことに
ようやく気づいて焦る。
しまった!
バーミヤンでまったりと、
将棋なんてやっている場合ではなかった!

(アホ)

そんなこんなで22:30頃、ようやく床についた。

・・・。

の、はずがまったく寝付けず。
身体も程よく疲れており、
眠たいのになかなか寝付けない。

ブロンズも早々に諦めた。
今年は初めてだし、ただの記念参加なんだ。
緊張する必要もまったくない。


そう気負っていないつもりだったのだが
心とは裏腹に、
身体はなかなか電源OFFになってくれず
眠れないまま、ただただ時間だけが過ぎていく。

眠たいのになー

ゴーーーー、ペタペタペタ。
・・・。
ガラガラーー、ペタペタ。
・・・。

ヤバい!
音まで気になってきて更に寝付けん!

「ヤバいよ、ヤバいよー!」

心の中で一人、
出川の哲っちゃんのモノマネをしてみたところで、
眠れないもんは眠れない。
ってか、焦りからか
既にちょっと思考がおかしい。

「なんでよりによって
  こんな出入り口付近やねん!
  コンチクショー!」

柴田恭兵バリに、
「関係ないね!」
と、数時間前にのたまっていた
同一人物のセリフとは思えまい。
とりあえず地球に謝ろう。
正直スマンかった!

ひとまず寝ようとはし続けてみよう。
目を瞑っていればそのうち入眠できるはずだ。
千里の道も一歩から。
努力は報われる。
明けない夜はない。

いややややや!
このまま明けてもらっては困るけどな!

23:00。
23:30。。
24:00。。。

ぅおーい!
まさか、
このまま徹夜になんてならないだろうな、、、
むむむ。。。


今思えば、
やはりそれなりの緊張と、
それなりの興奮状態にあったのだと思う。

ウトウト。
本当にウトウト。
断続的に2〜3時間。
はたして、これを眠れたと言って良いのか
わからないレベルの睡眠をとった。

03:30。
もう少しだけ寝ようとしてみたものの
もう、どうにもこうにも無理そうであったため、
開き直ってもう眠るのをやめた。
(結果的にアラーム鳴らさずにすんだ 汗)

小腹も空いたし、ひとまず朝食という名で
お腹に何か入れよう。
それでまた眠くなったら、また少し眠ればいい。
そう思い、コンビニで数時間前に買ったものをもち
なるべく音をたてないように、
共用の食事スペースへと向かったのだった。


ーーー続くーーー


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