数珠の意味に数は関係があるの?その使い方も知ろう!
こんにちは。千と音です。
大切な人を亡くされた時、仏壇に手を合わせる事で繋がれているような気持ちになりませんか?
数珠を持ち手を合わせる事で心が落ち着くことは無いですか?
そんなときに、数珠の持つ意味や数珠の珠の数に対する意味などがあるのだろうか?
その様な事を疑問に抱き数珠に対する文化などをみていきたいと思います。
数珠の玉数は煩悩の数 なの?
数珠の主玉の数は基本的に108個と決まっているようです。
現在は略式の数珠が使われる事が多いです。
珠の数は54個、36個、27個になっていることが多いです。
各宗派で数珠の数に違いはあると思います。
一般的に人間の煩悩を表すといわれているのです。
除夜の鐘と一緒ですね。
これは最も功徳のある数としても知られています。
数珠=別名「念珠」
念仏を唱えながら持つものなのです。
数珠をこすり合わせたり回したりすることにより、功徳を得ようとするわけです。
108という数字によって、その功徳を最大限いただくわけですね。
数珠の意味と数には念仏を唱えるときの数を数えるためのもの
大切な人を亡くされた時、仏壇に手を合わせる事で繋がれているような気持ちになりませんか?
数珠を持ち手を合わせる事で心が落ち着くことは無いですか?
自責の念が湧き起ってしまう時もあります。
もっと○○してあげていたら・・・。
この自責の念や後悔の思いは亡くなられた人にも全く良い思いにならないようです。
自分をそのように責めたり悔やんでばかりでは前には進まないですよね。
またその思いが亡くなられた人には良くないものなのです。
もちろん前に向かない時もあります。
そんなとき、少しずつ仏への思いに手を合わせ感謝出来るように学び知識を綴ってみます。
手を合わせてみるときには、数珠を手にすると思います。
お釈迦さまが誕生するより以前に数珠はインドで生まれています。
数珠の役目とは・・・
最初は木の実をつなぎ合わせたような形で
念仏を何回数えたかをカウントするためのものだったそうです。
数珠をカウンターとして使う方法は、現在もお坊さんや熱心に修行を行う人などが日常的に行っています。
日本で数珠が一般的になったのは時代を経て鎌倉時代から一般の人が数珠を持ちはじめました。
数珠が念仏の数を数えるためのものだけでなく
礼拝に使う道具としての役割も持つようになったことが影響していると考えられます。
観音巡礼を行う時にも数珠を持ちながら巡ります。
数珠にはお守りとしての役割もあるのだとか
「数珠はお守り」とよく言われます。
お守りといわれる所以の一つには・・・
「数珠にお釈迦様が宿っている」という考え方が影響しているようです。
数珠をよく見ると、大きい玉や小さい玉が混じっていることが多いです。
数珠は宗派ごとにそのスタイルが異なるのですが
多くの宗派で108個の玉より大きい玉が2つ、小さい玉が4つあるのが一般的です。
大きな玉は・・・
極楽にいるお釈迦さまと地獄から私たちを救ってくださるお地蔵様が宿っていることのようです。
小さい玉も・・・
不動明王、愛染明王、善財童子、善蜜童子を表しています。
数珠を身近に置いておくことは、お釈迦様が常にそばにいてくださるのではないでしょうか?
そう考えるだけでも心強く安心する気持ちが湧いてきます。
数珠を使うときに注意したいこと!
●数珠はお守りとしての役割もあるため
●葬儀前はポケットやバッグにしまっておくのがマナーです。
●数珠をしまうのは、紛失を防ぐためでもあります。
●葬儀が始まったら数珠を出しましょう。
●焼香のときに慌てて出すのもマナー的に良くないからです。
●葬儀が始まってからも、むやみに数珠を動かしたり
●暇つぶしに数珠で遊んだりするのは避けましょう
数珠の持ち運びには専用座具を使おう
紐房の数珠はまだしも、数珠の房はデリケートです。
カバンやバッグにそのまましまうと房が傷む可能性があります。
できれば葬儀に参列するときは、座具(ざぐ)と呼ばれる数珠専用の袋に入れて持ち運ぶのがベターです。
畳やイスの上に置く際も、じかに置くのではなく座具を座布団がわりにして置くようにしましょう。
人の数珠は借りてもいいの?
数珠はお守りなので、本来一人につき一連を持つものです。
できれば普段から机の中やカバンに用意しておくと安心ですが最悪の場合、葬儀に数珠を忘れても問題はありません。
「ちょっと使うだけだから」と家族で共有することや、忘れたからと人に借りるのはできる限り避けましょう。
数珠の意味に数は関係があるの?その使い方も知ろう!まとめ
いかがでしたでしょう。
数珠は普段なんとなく使っていますが、その意味がわかると
より大切さが分かるのではないでしょうか。
一度、自分の使っている数珠をじっくり眺めてみるのもいいかもしれません。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
千と音