レディガガはやらない

今月中に取らなければいけない休みがあり、世間よりひと足お先に黄金週間に突入するも朝から仕事の依頼通知がどんどん来た。こんなんじゃダメだと切り替えて10時に公開されたゴールデンカムイ最終回を読む。最初から最後まで本当に面白かったのでちゃんと全巻買おうと決めた。昼、六本木ヒルズに『カモン カモン』を観に行く。観ながら自分の人生を振り返ってしまうようなとても良い映画だった。パンフも素敵。

心がすっかり穏やかになったところで、折角外出したしこのまま帰るのも何ねえと彷徨っていたら隣の森美術館で開催中の展覧会がかねてより私がすごく苦手な予感のしている人たちのもので、真偽を確かめるためにも怖いもの見たさとしても気になって入ってみた。一歩足を踏み入れた段階でやはり本当に不愉快だったのでものの数分で出てしまう。卒業旅行で周囲の人々が海外など行く中我々貧乏学生集団は熱海へ向かったのだが、プランニング段階で盛り上がった秘宝館に実際行ってみたらすごく恥ずかしくなって皆下を向いて駆け抜けた、あの日の記憶が蘇るスピード感だった。何がこんなにも苦手なんだろうと考えて出した結論としてはかっこいい言い方をしてしまうが私は彼らとは戦い方が本質的に違うんだろうなと思った。

一瞬でマイクミルズの余韻を台無しにしつつ、帰宅すると同時にうしろシティの解散を知る。毎週楽しく星のギガボディを聴いていた日々を思い出し、悲しくなってしまった。寂しさを紛らわすために夜までまあまあ働く。

明日は友人の結婚パーティーにお呼ばれしていて、とても楽しみだということを頭の中心に持ってきて気分を切り替える。
酔っ払った勢いで、結婚するときは披露宴で私レディガガやるからね！ と謎の約束をしてしまっていた友人からも最近ご結婚報告を受けヤバいと焦っていたら、とても申し訳なさそうに式は親族だけでやることになった、もえちゃんのポーカーフェイス見たかったと言われて本当に助かった。
色々足し引きして結果ゼロ、みたいな1日の積み重ねでできている。