【女湯事件ボ15】町のアウフギーサー！？常連さんの華麗なるタオルさばき

大田区のとある銭湯。

浴槽で 湯の流れをじっと眺めていたら、、、
バサっ
バっサっ
と音がした。

ギクッとして 反射的に目をやると
濡れタオルをバサッと広げ、
とカラン上のパイプに打ちつけるご婦人。

ダイナミックなアクションと、
音が、
バイブラの音にも負けじと聞こえた。
何度か打ち付けるうちに、
ちと、水しぶきが気になっている気がしたが、
少し離れた 隣のお客さんも
特段 気にするわけではない。

無心にタオルを打ち付ける姿は
アウフギーサーの様な熱心さと
独特の世界観を感じさせた。

銭湯でこの様な「独特の動き」に出会うことは、そう珍しくはない。
女湯では見た事ないが、
男湯では体を　パチパチとお相撲さんの様に
たたくおじちゃんもいたりするらしい。
（音だけ聞こえた事はあった笑）

いや、でも、当の本人は
それを「独特の動き」と思っていないのかもしれない。
日常的に、家でもやっている習慣的な動きで、
場がたまたま銭湯になっただけ、、、？だったりして。

捉える人よっては　マナー違反になる「独特の動き」。
そのなんとも絶妙な はざかいだけど、
その日の私は　アウフギーサーご婦人に
なぜか景気づけられた様な心地で　帰宅した。

やすこ。