【女湯事件ボ28】もしかして、にらまれている!?
銭湯で、視線を感じることって
よくあるもんだ。
その日もそう。
浴室からおばちゃんが 脱衣場にいる私を
じーーっと見てる、、にらんでいる?
しかも満たされない様子で
ガラス窓まで近づいてきた。
うわー、見られてる!?
私 体綺麗にふきましたし、
マスクも早々とつけましたし、、
なんて
心で早口に言い訳を並べるんだが。
おばちゃんはガラス窓に
手のひらをピタリ。
と、
寅さんみたいに片手をあげた。
ヒョイ。
なんと
脱衣場にいた お友達に
挨拶したかっただけ!
ガラス越しに「あばよ」と。
私なんか見ていなかった!
恥ずかしくなる。
そう、年配の方って視力が低くく、
しかめ面しちゃうケースが多いんだな。
それにしても「あばよ」はかっこ良かった。
しかもそこは葛飾区の銭湯。
寅さん!
勝手にニヤリとしながら、
私は暖簾をくぐった。
やすこ。
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