
『東京シティーハーフマラソン』に出場した話。エロい女性ランナーさんと出会いたい!
※この記事は、2月12日に書きました。
1月26日、「新宿シティハーフマラソン」という市民マラソンに出場しました。ランニングの趣味が高じ、一念発起したカタチです。
参加のランナー数は約6千人。距離は21キロ。コースは国立競技場から出発し、新宿東口や市ヶ谷や神楽坂などを走り、再び国立競技場に戻ってくるというルートです。
おれの目標タイムは、『2時間切り』でした。
いやー、なかなか手こずりましたわ。マラソン大会に出るのが初めてだったため、走っている最中、メンタルが揺さぶられたり、体のコンディションも崩れたりして。
ただ、そんなふうにアタフタしたからこそ、わかったことがありました。ランニングを趣味にしているエロい女性たちの存在に気づいたんです。
ちょっと語らせてくださいませ。

では、おれが新宿シティハーフマラソンを走っている最中、メンタルが揺さぶられたその場面からお話していきますね。
それはスタート直後、コースの混雑っぷりに面食らったんです。前後左右の他のランナーたちとぶつかりそうな渋滞で、進みも遅いったらない。自分のペースで走れない。
マラソン大会の経験がある方には、「そういうモンだよ」と言われるかもしれません。あとで知ったんですが、市民マラソンでは渋滞はよくあることらしいんで。
でも、おれはそのとき、知見がなかったから焦ったの何の。この渋滞、どこまで続くんだろう? これ、自分が考えてきていた『2時間切り』のペースがいきなり狂ったんだけど、と。
で、そんなふうにソワソワしながら走っていると、3キロ地点あたりで体調のトラブルも。
ションベンに行きたくなったんです。スタート前に気付け薬的に飲んだコーヒーが悪かったのでは。初めてのマラソン大会という緊張も膀胱を刺激したのかもしれません。
さて、この尿意、どうしよう? 事前に見た大会のパンフレットにコース途中のトイレスポットについて書かれていたんですが、設置場所を覚えていません。ひとまず、我慢しつつ走ります。
そうこうしていると、渋滞のほうは次第に緩和されてきたんですが、尿意はいっそう強まってきます。
9キロ地点、膀胱がいよいよ余談を許さない状況となりました。
さすがに走りながらションベンを漏らすことは出来ません。おれは勢い、コースを離脱、そのまま脇道へ。もうヤケクソです。
土地勘のある場所だったんで、200メートルほどぐんぐん進み、辿り着いた町の公衆便所に駆け込みました。
ションベンを終えたとき、『2時間切り』への気持ちは折れかけてました。
<タイムを狙うのはもう厳しい。このままもうマラソンは途中棄権し、家に帰ろうかな>
そう思ったんですが、まだ少し残っていた希望が自分を鼓舞してきます。
<大丈夫! 2時間切り、まだいけるよ! 2時間切りが達成出来たら、何か自分にご褒美をあげるってことにすれば、頑張れるんじゃね?>
しばし逡巡し、おれはこの希望に賭けてみることに。さしあたり、その“ご褒美“は、
『2時間切りが達成出来たら、風俗へ行っていい』
にしました。
で、コースに戻ったあとは、もうガムシャラに走りました。
幸いそこからの後半は、渋滞も、そして再びションベンに行きたくなることも無く、スムースに進んでいく。走りながら考えたのは、“ご褒美“のことと、なぜ自分はこんなにランニングにハマったんだろうってことでした。
公衆便所への立ち寄りから1時間15分後くらいでしょうか。沿道に20キロ到達の看板が見えました。
残り1キロ。地面を思い切り蹴り、腕を大きく振る。ラストスパートです。
国立競技場に戻ってきたときの気分は、達成感と同時に、どこか喪失感もありました。若い人の言葉を使うと、エモい感じというか。
最後の力を振り絞り、ラストのトラック1周を駆け抜ける。ゴールゲートをくぐった瞬間、付けているスマートウォッチを確認しました。
タイムは、1時間59分47秒でした。


さて、読者のみなさんは今、たぶん首を傾げられているでしょう。あれ、”ランニングを趣味にしているエロい女性”、まだ出てこないんだけど? と。
まぁもうしばし語らせて下さいませ。
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